残業の罠
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名前ちゃんがタークスに配属されてから早3ヶ月。
遂に明日初めてのウータイ出張を命じられ、今日は早めに帰って寝て明日に備えるんだ!と今日は朝から息巻いていた。
のだが…
「あーーーーーーーっ!終わんない!!」
薄暗くなったオフィスに響く名前ちゃんの大きな独り言。
名前ちゃん以外の面々はそれぞれ外回りや出張で留守にしている。
「まだこんなにある…だから月末は嫌なんだよぉぉ〜…」
キーボードの隣に乱雑に積まれた書類を恨めしそうに横目にしながら手際よく入力をこなしていく。
要人警護・ソルジャー候補生のスカウトに留まらず、汚れ仕事も多いタークスは、その特殊性から少数精鋭が基本となっているため、神羅カンパニー内で最も多忙な部署だった。
【重要ではないがPC入力の必要な書類】は配属直後で内勤ばかりの新人に任される事が多かった。
「おー名前ちゃん、お疲れ!書類の入力終わりそう?」
オフィスに戻るなり書類をばさばさと机に広げながらレノが名前ちゃんに声を掛ける。
「いや…たった今、更に増えた所ですけど」
「…………」
恨めしそうに睨む名前ちゃんにレノはバツが悪そうに視線を逸らす。
「私明日から初めてのウータイ出張なんですよ!」
仕事増やさないでください!とパソコンに向かい不機嫌そうにキーボードを叩き続ける名前ちゃん。
そんな彼女を困ったように見つめるレノがおもむろに口を開く。
「そういやお前、明日からの出張…宿取ったか?」
その一言で名前ちゃんの表情がみるみる青ざめる。
「わ、忘れてたー!!!!やばい、やばい!どうしよう先輩!ウータイなのに日帰りは無理ぃぃ〜〜!!!」
書類なんてやってる場合じゃない、と焦ってウータイ周辺の宿泊施設を検索するが、案の定全て部屋は埋まっていた。
がっくりと肩を落とす名前ちゃんにレノが声を掛ける。
「どーせ俺も名前ちゃんに同行だし、俺が会員のトコで部屋取っといてやるぞ、と」
名前ちゃんの肩をぽんぽん叩き、
「それにその書類も明日内勤のヤツに引き継げば良いから今日は早く帰れよ、と」
と名前ちゃんにひらひら手を振りレノは帰って行った。
(神様仏様レノ先輩様ぁぁぁ!!)
これ幸いとばかりに名前ちゃんは明日に備えて帰宅した。
遂に明日初めてのウータイ出張を命じられ、今日は早めに帰って寝て明日に備えるんだ!と今日は朝から息巻いていた。
のだが…
「あーーーーーーーっ!終わんない!!」
薄暗くなったオフィスに響く名前ちゃんの大きな独り言。
名前ちゃん以外の面々はそれぞれ外回りや出張で留守にしている。
「まだこんなにある…だから月末は嫌なんだよぉぉ〜…」
キーボードの隣に乱雑に積まれた書類を恨めしそうに横目にしながら手際よく入力をこなしていく。
要人警護・ソルジャー候補生のスカウトに留まらず、汚れ仕事も多いタークスは、その特殊性から少数精鋭が基本となっているため、神羅カンパニー内で最も多忙な部署だった。
【重要ではないがPC入力の必要な書類】は配属直後で内勤ばかりの新人に任される事が多かった。
「おー名前ちゃん、お疲れ!書類の入力終わりそう?」
オフィスに戻るなり書類をばさばさと机に広げながらレノが名前ちゃんに声を掛ける。
「いや…たった今、更に増えた所ですけど」
「…………」
恨めしそうに睨む名前ちゃんにレノはバツが悪そうに視線を逸らす。
「私明日から初めてのウータイ出張なんですよ!」
仕事増やさないでください!とパソコンに向かい不機嫌そうにキーボードを叩き続ける名前ちゃん。
そんな彼女を困ったように見つめるレノがおもむろに口を開く。
「そういやお前、明日からの出張…宿取ったか?」
その一言で名前ちゃんの表情がみるみる青ざめる。
「わ、忘れてたー!!!!やばい、やばい!どうしよう先輩!ウータイなのに日帰りは無理ぃぃ〜〜!!!」
書類なんてやってる場合じゃない、と焦ってウータイ周辺の宿泊施設を検索するが、案の定全て部屋は埋まっていた。
がっくりと肩を落とす名前ちゃんにレノが声を掛ける。
「どーせ俺も名前ちゃんに同行だし、俺が会員のトコで部屋取っといてやるぞ、と」
名前ちゃんの肩をぽんぽん叩き、
「それにその書類も明日内勤のヤツに引き継げば良いから今日は早く帰れよ、と」
と名前ちゃんにひらひら手を振りレノは帰って行った。
(神様仏様レノ先輩様ぁぁぁ!!)
これ幸いとばかりに名前ちゃんは明日に備えて帰宅した。
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