オトシモノ
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「あっ…」
もうすぐ高校の最寄り駅に着くから携帯電話をポケットにしまい、やることもないので床に目を落とすとオフホワイトの定期券入れが落ちていた。
「どしたの?」
隣のFBがウォークマンのイヤホンを外して聞いてきた。
「これ…定期入れ」
拾い上げると、先ほど止まった駅から、俺と同じ最寄駅までの区間の定期券が入っていた。
「B高は男子校だからA高かC高の生徒かな…」
電車から降り、改札へ向かうまでの道中でフラップ式になっている定期券入れを開くと、中には数枚のプリクラが貼られていた。
「この中に持ち主いるんじゃないの?」
「久美子…」
定期券の名前と同じ名前を見つける。C高の生徒らしい。
別に特別美人なわけでもないし、特別派手でもない。でもなぜか惹かれてしまった俺は、1駅戻ってみることにした。
「悪いFB、俺今日学校行かねぇかも」
「あっ、ちょっ!あろま!明日はサボんなよ!!」
くるっと踵を返して走り出した俺を呼び止めようとするが、もともとサボり癖のある俺のことなので、すぐに納得してくれたようだ。
俺はそのまま反対のホームへ行き、電車へ飛び乗った
もうすぐ高校の最寄り駅に着くから携帯電話をポケットにしまい、やることもないので床に目を落とすとオフホワイトの定期券入れが落ちていた。
「どしたの?」
隣のFBがウォークマンのイヤホンを外して聞いてきた。
「これ…定期入れ」
拾い上げると、先ほど止まった駅から、俺と同じ最寄駅までの区間の定期券が入っていた。
「B高は男子校だからA高かC高の生徒かな…」
電車から降り、改札へ向かうまでの道中でフラップ式になっている定期券入れを開くと、中には数枚のプリクラが貼られていた。
「この中に持ち主いるんじゃないの?」
「久美子…」
定期券の名前と同じ名前を見つける。C高の生徒らしい。
別に特別美人なわけでもないし、特別派手でもない。でもなぜか惹かれてしまった俺は、1駅戻ってみることにした。
「悪いFB、俺今日学校行かねぇかも」
「あっ、ちょっ!あろま!明日はサボんなよ!!」
くるっと踵を返して走り出した俺を呼び止めようとするが、もともとサボり癖のある俺のことなので、すぐに納得してくれたようだ。
俺はそのまま反対のホームへ行き、電車へ飛び乗った