ツナガリ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「たーまやー!!」
とめどなく上がり続ける花火にお決まりの言葉を呼びかける。
でも、今どき玉屋とか鍵屋みたいな言葉を投げかける人、いない。今日も確実に私だけだった。
「久美子」
これからついにフィナーレというところで、あろま君が私を呼んだ
「ん?」
「あのさ…気づいてると思うんだけど、俺定期券入れで久美子のプリクラ見たときからさ…」
いつもはポーカーフェイスで飄々としているあろま君なのに、声はいつもより小さめだし、花火の色味のせいか、耳だけじゃなく顔まで赤くなっているように見えた。
「俺、一目惚れとか無理ーって思ってたわけよ。だって顔に惚れたってすぐ飽きちゃうじゃん?でも…」
「でも、久美子は話せば話すほど、もっと惹かれてく自分が居てさ、自分でもびっくりしてる…」
あろま君は大きく深呼吸をすると、ぱっと顔をこちらへ向けてきた。
「ふわふわしたカフェ飯とか、UFOキャッチャーできゃーきゃー言うのとか苦手だけどさ、久美子とならいいやって思えるってか…あー俺何が言いたいんだろ…」
「好きだよ」
思わず4文字が口を割って出てきた。
もともと大きな目を皿に大きく見開いてこちらを見てくるあろま君
「この前のデートも、私が普段行かない、知らない事たくさん教えてもらったし、今日のデートも口汚したり青のり歯につけたり、綺麗な花火をあろま君の隣で見られてすっごく楽しかった。だから来年も再来年も、また手をつないで花火見に来たいな」
にこっ、と笑うとあろま君の手がわたしの頬に触れた。
と思ったら急に視界が暗くなって…
温かい、柔らかい感触が唇に触れた
「俺も、大好き。」
とめどなく上がり続ける花火にお決まりの言葉を呼びかける。
でも、今どき玉屋とか鍵屋みたいな言葉を投げかける人、いない。今日も確実に私だけだった。
「久美子」
これからついにフィナーレというところで、あろま君が私を呼んだ
「ん?」
「あのさ…気づいてると思うんだけど、俺定期券入れで久美子のプリクラ見たときからさ…」
いつもはポーカーフェイスで飄々としているあろま君なのに、声はいつもより小さめだし、花火の色味のせいか、耳だけじゃなく顔まで赤くなっているように見えた。
「俺、一目惚れとか無理ーって思ってたわけよ。だって顔に惚れたってすぐ飽きちゃうじゃん?でも…」
「でも、久美子は話せば話すほど、もっと惹かれてく自分が居てさ、自分でもびっくりしてる…」
あろま君は大きく深呼吸をすると、ぱっと顔をこちらへ向けてきた。
「ふわふわしたカフェ飯とか、UFOキャッチャーできゃーきゃー言うのとか苦手だけどさ、久美子とならいいやって思えるってか…あー俺何が言いたいんだろ…」
「好きだよ」
思わず4文字が口を割って出てきた。
もともと大きな目を皿に大きく見開いてこちらを見てくるあろま君
「この前のデートも、私が普段行かない、知らない事たくさん教えてもらったし、今日のデートも口汚したり青のり歯につけたり、綺麗な花火をあろま君の隣で見られてすっごく楽しかった。だから来年も再来年も、また手をつないで花火見に来たいな」
にこっ、と笑うとあろま君の手がわたしの頬に触れた。
と思ったら急に視界が暗くなって…
温かい、柔らかい感触が唇に触れた
「俺も、大好き。」