このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

2人の生活


「いやぁ、いいお湯だった。」

「なっ!!
お、お前、服着ろ!!」

「えっ?」


七緒は上半身裸で、パンツ一丁である。

首にはタオルがかかっている。


「あぁ~、髪から雫垂れてるし!!

まったく、だらしない・・・。」


政は七緒に近づいて、
首にかかっているタオルで髪を拭いてあげた。


「ありがとう、政・・・。」

「お、おぉ。」

「お腹空いた・・・。」

「はいはい。

服着たらご飯にするから。」

「うぃ~。」


七緒はテレビ横の二段になっているタンスの上の段から、
スウェットを取り出し、着た。


「んじゃ、いただきまぁす。」

「・・・いただきます。」

「うっ、うっまぁい!!

政の料理、美味しくていいよ(笑)」

「どうも。」

「黒磯のより全然美味い(笑)」

「誰、黒磯って。」

「執事。」

「・・・はぁ?」

「執事の黒磯。」

2/6ページ
スキ