学校の先生
教室の後ろの方のドアを開けて、1人の赤髪の男が言った。
「誰、あいつ?」
「音楽の谷 幸太(タニ コウタ)先生だよ。」
「へぇ~・・・。」
「七緒~、小池ってどいつぅ~?」
「この子ぉ~。」
「コラッ!!」
「・・・お前が小池かぁ~・・・。
女だったんだな。」
「悪いかよ?」
「いや、名前的に男かと・・・。
俺は音楽の谷 幸太だ。」
「今聞いた。」
「なら話は早い・・・
何故音楽の授業に出ない!!?」
「いや、校長にはちゃんと話通してあるし、
それを承諾してくれたぜ。」
「そ、そうだが!!」
「俺は音楽には出ない。
テストで満点取ってるしよ。」
「そ、そうだけど、その理由は!!?
何で音楽に出ないのさ!!?」
「・・・俺は校長にちゃんと伝えた。
俺はあんたやほかの人に対して理由を言うつもりは無い。
もし気になるなら校長に聞いてくれ。」