出会い
中はとてもきれいで、廊下が続く。
靴を脱いで、廊下を歩きながらドアを開けて行って中を確認していく。
右手前が靴箱とクローゼット、左手前が洗面所とお風呂場。
右奥がトイレである。
そして、廊下の突き当りのドアを開けると
右奥にあるテレビがついていて、
テレビの正面にある白いソファに誰か座ってテレビを見ている。
「あっ。」
「あっ・・・。」
政が言うとその人物は政の方に向き、同じ言葉を発した。
その人物は、七緒だった。
「えっ、あんたこの部屋?」
「うん。」
「・・・ラブコメか!?」
「えっ?」
「いや、独り言だ。」
「ベット、どっちがいい?」
「えっ・・・?」
七緒は後ろを指さした。
政は指差した左を見ると、二段ベットと自分の隣には机がある。
「俺、上がいい。」
「あっ、あぁ。いいぞ。」
「机は選んでいいよ。」
「んじゃこっちでいい。」
「うん。
これからよろしくね。」
「お、おぉ・・・。」
ここから2人の生活が始まる。