学校の先生
「俺も。」
「俺が言った事は言わないでよ!!」
「さぁ、どうだろうな。」
「俺は言っちまうかもしんねぇなぁ~。
俺、口軽いから♪」
「松ヤン~!!」
「あはははは、冗談だ♪」
キーンコーンカーンコーン
「おっ、チャイム鳴ったか。
ほら、席に着いた着いた。」
「へぃへ~ぃ。」
「うぃ~。」
2人はそれぞれ自分の席に行った。
政の席の班には香奈に稔、
そして深くニット帽を被ったおかっぱ頭の女子がいた。
「・・・誰、この女?」
「私の1つ前の席の影宮 涙(カゲミヤ ルイ)ちゃんだよ(笑)」
「俺の2つ前か・・・。」
「・・・。」
「この子、対人恐怖症だからね。」
「対人恐怖症?
よく学校に来れんな・・・。」
「・・・。」
「たまに休んだりしてんだけど、今日はなんとか来れたみたい♪」
「へぇ~。
俺のことはわかるかぁ~?
っていうか、見えてるのか?」