出会い
政はポケットからカギを出し、
オートロックの自動ドアの前にあるインターホンに
自分の部屋の番号をうち、横のパネルに手をのせた。
するとパネルが光り、カギ穴が出てきた。
政はカギをカギ穴に入れて回すと、自動ドアが開き、
入ると勝手にしまった。
「おかえりなさい(笑)新入生の方ですね?」
中に入ってすぐにある窓口から
1人の黒い短髪の清純そうな女性が顔を出して来た。
手元には茶色の猫ちゃんがいる。
「はい。
お世話になります。」
「いいえぇ~♪」
「ニャー・・・。」
「可愛い猫ちゃんですね。」
「でしょ!?ココアって言うの(笑)」
「へぇ~・・・。」
「いつでも遊んであげて(笑)」
「はい。失礼します。」
政は前に進んで行って、エレベーターで12階まで行った。
12階。
このフロアーには2つだけ部屋があり、
エレベーターホールを出て左右にある。
政は右に行き、突き当りを曲がりカギを出すとドアを開けて中へ。