体育祭
「ま、待て!!
もちろんあるよ!!
リレー、絶対ぇ1位になるよ!!
これで1位になれば、学食はうちらのもんだからな♪」
「何だそんな事か。
俺には関係ねぇ事だな。
でも、勝負事で負けるのは好きじゃねぇ。
もちろん、
やるからには1位を取る。
ただそれだけだ。」
政はそれだけ言うとその場を去っていった。
そして、リレーが始まった。
第一走者は火孤で、4位で第二走者の樹夜に渡した。
その樹夜は2位まで順位を上げ、香奈にバトンを渡した。
だが、香奈はどんどんと抜かされていって、
あっという間に最下位の5位になってしまった。
政にバトンが渡る時には1位との差は半周ぐらいあった。
そして香奈から政へバトンを渡す瞬間だった。
「あっ!!」