体育祭
それから、2人だけでバトン練習をやり続けた。
香奈は障害物競走にもでなくてはいけないため、
放課後だけだったが、毎日欠かさずに練習はやった。
そして体育祭当日。
この日は快晴。
雲ひとつなく、とても暑い。
「あちぃ~・・・。」
「政、だらしないよ。」
「うるせぇ~。
何だよ、この盛り上がりよう。
マジうぜぇ~・・・・。」
「女の子がそんな汚い言葉使わないの♪」
「はいはい・・・。」
「七緒ぉ~、次だぞぉ~!!」
「うん、いくぅ~!!
んじゃ、走ってくるね♪」
「クラス対抗リレーの男子か・・・。
最初の方にやるとは珍しいな。」
「そうだね♪
俺、頑張ってくるから応援よろしく!!」
七緒は手を振って去っていった。