体育祭
「いや、勝手にリレーの順番決めちゃったから・・・。」
「あぁ~、そんな事どうだっていいよ。
寧ろ決めてくれて感謝してるし。」
「そ、そうですか・・・。」
「あんた・・・
俺が不良だからって怖がってるだろ?」
「ビクッ!!」
「やっぱりな。
大丈夫だぞ。
別にあんたを殴ったりなんかしないから。」
「えっ・・・。」
「俺は売られた喧嘩はかうが、
それ以外なら別に何の理由もなく人を殴ったりなんかしねぇよ。」
「ほんとですか?」
「おぅよ。
別に弱い奴殴って楽しむような趣味もねぇしな。
だからそんな怯えないでくれ。
そんなんじゃオチオチ練習も出来ねぇ。」
「は、はい!!」
「あっ、後敬語。
無理して使わなくっても結構だ。」
「うん!!わかった。」
「よし、さっさと練習終えて、帰ろうぜ。」
「うん!!」
2人はバトンを渡す練習をずっとやっていた。