体育祭
「何で俺が助けるんだよ。」
「だって、政強いじゃん。
政が2つやれば?」
「はぁ?俺体育祭参加しないし。」
「えっ、出ないの?」
「だってめんどいじゃん。」
「だけど、体育の単位12もらえるんだよぉ~。
もし参加しないと、
体育の単位が足んなくて終わるよぉ~。」
「・・・それは困るな。」
「でしょ?」
「だけど、2つもやんねぇぞ。
っていうか、参加しねぇし。」
「だぁかぁらぁ~
「体育祭には行くけど、絶対に競技に出ないって事で。」
「政、いっけないんだぁ~。」
「言ってろ、ガキ。」
「あ、あの!!」
前から声がしたため、向いた。
そこには後ろを向いている、前の席の香奈がいた。
「・・・何?」
「きょ、競技、何に出るの・・・?」
香奈は怯えながらも、政に聞いた。