高校二年生
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─小学校を卒業して中学に上がる年の春
俺たちの家には双子の姉妹がやってきた
「今日からあなた達の妹になるのよ」
母は微笑みながらそう言った
『姉の、しのです』
『妹のさやです』
なんの感情もなく母の横で微笑むふたりは、俺らの一個下とは思えないほど大人びていて
母に急かされ俺達も自己紹介をした
「俺は、長男のおそ松」
「次男のカラ松だ」
「ぼ、僕は三男のチョロ松です」
「・・・一松。です」
「やっほーい!!僕十四松!」
「トド松だよ〜よろしくね!」
その2人は母の知人の子供で、
その知人・・・2人の親は両方不幸な事故で亡くしたという、漫画みたいなホントの話だ
そして、2人の引き取り手の話になり、うちの母が名乗りを上げうちに来たのだ
『皆様のご迷惑にならないよう早くここを出ていきます』
にこりと微笑む彼女
「いいのよ。気にしなくて、いつまでもここにいて頂戴。あなた達は今日から松野家の住人よ」
母はそう言って微笑んだ
よく見るとずっと双子の姉の方は妹の手を握りしめていて、その手は震えていた
『よろしくお願いします、』
妹と共にもう一度頭を下げる
俺たちは、彼女達に笑っていった
「今日からよろしくな!」
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