pkmn
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寝て起きたら知らない所にいた。
狭くて暗い。土の中にいるようだ。
上を見上げると微かに光が差し込んでいた。短い手足で必死に登り明るい所へと出る。
巣穴から顔を出すと砂が目に入った。痛みで涙が出る。ポロポロ零しながら降り立ち緑が生い茂っている方へと歩く。遠い。歩く。
何故か人の姿じゃない事に恐怖を覚えながら歩いていると近くに水辺が目に入った。これは自分の今の姿を確認するチャンス!と思いそちらへ向かい水面に映る姿を確認すると丸々とした姿に衝撃を受けた。
「マッ…マッ…マチューーーーー!!!」
絶叫。しかも知らない鳴き声で。
なんなんだ!この体と声は!!
化け物ではないか。
恐怖に震えるがふと自分の前の姿を思い出せない事に気づいた。巣穴で目を覚ます前の記憶がない。寝ていた事しかわからない。別の意味で再び恐怖で倍震えた。
あまりのショックに気がついたらバイブのように震えながら転がっていた。
「ん?なんだこのトゲデマルは。震えながら転がってきたぞ…」
龍の顔の下で構えている謎の男に怪訝な顔で見られた。恥ずかしい。変な奴だと思われた。
「マチュッ!マチュッ!(怪しい者ではございません!!)」
必死に足元から手を振り尻尾を振り声を出すがサングラスの奥の目は細くなり口も頬が上がった所でまたショックを受けた。通じない…!!
微笑まれた。悪いことではない。しかし話が通じないという辛さ。前の姿がどんなだったか思い出せないが人間であった事は確かである。今とてつもなくショックを受けているからだ。
「マチュ…」
しくしくと涙しながら階段を登ると「え、ナックルシティ行くの?」という呟きが聞こえた気がしたが止められなかったのでそのまましくしくしながら登った。
階段を登りきるとなんとも厳かな音楽と建物が目やら耳やらに入る。ぼけ〜と街並みを眺めながらちまちまマチュマチュと歩くと強烈な打撃を食らった。
「マ"チュ"!!!??」
痛い!!これは痛い!!!!激痛!!
体は吹っ飛び木の葉の中に入って幹にぶつかると何かの実と一緒に落下して地面に叩き付けられコロコロ転がって止まった。
全身打撲で目を回して何が起きたのかと考えることも出来ず痛みに泣き叫んでいると上から声を掛けられた。
「悪い!!気付かず蹴ってしまった。凄い勢いだったな…漫画みたいでちょっと笑っ…。いや本当にごめんな。痛かったよな」
死んでしまうような激痛を与えてきやがった野郎の顔はどんなだ!!と涙目で睨みながら顔を確かめるとうわっイケメ…………
「ん?急に泣き止んだな。どうしたんだ?わからないが一先ずポケモンセンターに連れていかないとな」
大きな手に体を持ち上げられ、近くのポケモンセンターに連れ込まれると今度はジョーイさんの手の中に収まる。
混乱している間にキズぐすりで手当を受け、痛みが引いてジョーイさんに撫でられて気持ちが良く溶けていると気が付いたら褐色の大きな手の中に戻っていた。
「痛みなくなったか?蹴飛ばして悪かったな。さっきの場所に戻るな」
「マチュ?!!」
外に出て地面が近くなるがトゲデマルは絶対に離れないという意志を固く持ちキバナの服にしがみついた。
「あー…どうしたもんかな」
「マチュ!!!(イケメン!!!)」
「俺さまドラゴン使いだから〜ごめんね〜?」
「マチュチュ!!!(イケメンン!!!)」
「…聞いてないな。仕方ない、俺の子になるか?」
「ま???」
秒で俺の子になりました。
おわり
狭くて暗い。土の中にいるようだ。
上を見上げると微かに光が差し込んでいた。短い手足で必死に登り明るい所へと出る。
巣穴から顔を出すと砂が目に入った。痛みで涙が出る。ポロポロ零しながら降り立ち緑が生い茂っている方へと歩く。遠い。歩く。
何故か人の姿じゃない事に恐怖を覚えながら歩いていると近くに水辺が目に入った。これは自分の今の姿を確認するチャンス!と思いそちらへ向かい水面に映る姿を確認すると丸々とした姿に衝撃を受けた。
「マッ…マッ…マチューーーーー!!!」
絶叫。しかも知らない鳴き声で。
なんなんだ!この体と声は!!
化け物ではないか。
恐怖に震えるがふと自分の前の姿を思い出せない事に気づいた。巣穴で目を覚ます前の記憶がない。寝ていた事しかわからない。別の意味で再び恐怖で倍震えた。
あまりのショックに気がついたらバイブのように震えながら転がっていた。
「ん?なんだこのトゲデマルは。震えながら転がってきたぞ…」
龍の顔の下で構えている謎の男に怪訝な顔で見られた。恥ずかしい。変な奴だと思われた。
「マチュッ!マチュッ!(怪しい者ではございません!!)」
必死に足元から手を振り尻尾を振り声を出すがサングラスの奥の目は細くなり口も頬が上がった所でまたショックを受けた。通じない…!!
微笑まれた。悪いことではない。しかし話が通じないという辛さ。前の姿がどんなだったか思い出せないが人間であった事は確かである。今とてつもなくショックを受けているからだ。
「マチュ…」
しくしくと涙しながら階段を登ると「え、ナックルシティ行くの?」という呟きが聞こえた気がしたが止められなかったのでそのまましくしくしながら登った。
階段を登りきるとなんとも厳かな音楽と建物が目やら耳やらに入る。ぼけ〜と街並みを眺めながらちまちまマチュマチュと歩くと強烈な打撃を食らった。
「マ"チュ"!!!??」
痛い!!これは痛い!!!!激痛!!
体は吹っ飛び木の葉の中に入って幹にぶつかると何かの実と一緒に落下して地面に叩き付けられコロコロ転がって止まった。
全身打撲で目を回して何が起きたのかと考えることも出来ず痛みに泣き叫んでいると上から声を掛けられた。
「悪い!!気付かず蹴ってしまった。凄い勢いだったな…漫画みたいでちょっと笑っ…。いや本当にごめんな。痛かったよな」
死んでしまうような激痛を与えてきやがった野郎の顔はどんなだ!!と涙目で睨みながら顔を確かめるとうわっイケメ…………
「ん?急に泣き止んだな。どうしたんだ?わからないが一先ずポケモンセンターに連れていかないとな」
大きな手に体を持ち上げられ、近くのポケモンセンターに連れ込まれると今度はジョーイさんの手の中に収まる。
混乱している間にキズぐすりで手当を受け、痛みが引いてジョーイさんに撫でられて気持ちが良く溶けていると気が付いたら褐色の大きな手の中に戻っていた。
「痛みなくなったか?蹴飛ばして悪かったな。さっきの場所に戻るな」
「マチュ?!!」
外に出て地面が近くなるがトゲデマルは絶対に離れないという意志を固く持ちキバナの服にしがみついた。
「あー…どうしたもんかな」
「マチュ!!!(イケメン!!!)」
「俺さまドラゴン使いだから〜ごめんね〜?」
「マチュチュ!!!(イケメンン!!!)」
「…聞いてないな。仕方ない、俺の子になるか?」
「ま???」
秒で俺の子になりました。
おわり