JOJO
毎朝の日課、登校中に空条承太郎の背中と周りの女の子達のやり取りを遠目に好きな音楽を聞いて歩く。
今日も女の子達は可愛い制服に身を包み、承太郎に鳥のように話しかけている。承太郎はまだキレずに歩いているが、段々話が盛り上がり喧嘩を始める女の子達の様子からするともうそろそろか。
3、2、1。
ほら、周りの女の子に威嚇した。
女の子達はあんな怖い睨みを見ても怯むことなくまた懲りずに話しかけてるから凄いものだ。メンタルが強いとはこのことだな。
教室に着き一日の面倒な時間が始まり、昼になり、帰る時間へと時間が経過する。
アイポッド片手に帰りの道中にあるコンビニと公園に寄り道をした。完全に高さの合わないブランコを足を伸ばして揺らしながらスーパー袋の中からアメリカンドッグを取り出し、ケチャップとマスタードを掛けて一口。安くて美味しい、そして好きな曲を聞きながら天気の良いこのタイミングが最高の気分にさせてくれる。
アメリカンドッグを食べ終わり、次に食べる物を出そうとしてるところに見知った顔が目に入る。今朝見た彼だ。向こうもこちらに気づいたので、何となく手を振ると呼んだ訳では無いのにこちらに向かって歩き始めた。
「やぁ、どうも。別に呼んだ訳では無いんだけど…」
「知ってる。丁度いい所に出くわしたもんでな。これ、受け取れ」
渡された物はアメリカンチェリー味のチュッパチャプス。不思議に思いながらおずおず受け取ると彼は貰い物だが好きじゃあないんだ、と言って去ろうとした。
貰いっぱなしはなんだか申し訳ないので思わず引き止めて、スーパー袋からおにぎりを差し出すもお袋の飯があるからいらないと断られ、それならと缶コーヒーを差し出す。また断られそうな気がしたので有無を言わさず手に握らせると苦笑してごちそうさんと言葉を貰い今度こそ立ち去った。
ふと、中学の頃も同じことがあったなと思い出す。懐かしさに浸りながらまたブランコに腰を落とし、イヤホンをし直して曲を掛け、おにぎりを口にしゆらゆらしながら見上げる。
5時頃になっても明るい空。大きな木々の緑に癒される。
おにぎりを食べ終わり、そのままぼーっと曲を聞き続け、空が赤みがかって来た頃、飴を舐めながら帰ることにした。
夕暮れとそよ風に押されながら舐める飴の味は彼の気まぐれを彷彿とさせた。
fin.
───────
あとがき
承太郎との小説書きたいなと思って流れるままに書いたら終わり方に無理がある&謎表現になりました。そんな味はありません。アメリカンチェリー味の飴買ってきます…。承太郎のキャラ掴めてないのもご愛嬌ということでお許しくださいまし^^;
最後まで読んで下さりありがとうございました!
今日も女の子達は可愛い制服に身を包み、承太郎に鳥のように話しかけている。承太郎はまだキレずに歩いているが、段々話が盛り上がり喧嘩を始める女の子達の様子からするともうそろそろか。
3、2、1。
ほら、周りの女の子に威嚇した。
女の子達はあんな怖い睨みを見ても怯むことなくまた懲りずに話しかけてるから凄いものだ。メンタルが強いとはこのことだな。
教室に着き一日の面倒な時間が始まり、昼になり、帰る時間へと時間が経過する。
アイポッド片手に帰りの道中にあるコンビニと公園に寄り道をした。完全に高さの合わないブランコを足を伸ばして揺らしながらスーパー袋の中からアメリカンドッグを取り出し、ケチャップとマスタードを掛けて一口。安くて美味しい、そして好きな曲を聞きながら天気の良いこのタイミングが最高の気分にさせてくれる。
アメリカンドッグを食べ終わり、次に食べる物を出そうとしてるところに見知った顔が目に入る。今朝見た彼だ。向こうもこちらに気づいたので、何となく手を振ると呼んだ訳では無いのにこちらに向かって歩き始めた。
「やぁ、どうも。別に呼んだ訳では無いんだけど…」
「知ってる。丁度いい所に出くわしたもんでな。これ、受け取れ」
渡された物はアメリカンチェリー味のチュッパチャプス。不思議に思いながらおずおず受け取ると彼は貰い物だが好きじゃあないんだ、と言って去ろうとした。
貰いっぱなしはなんだか申し訳ないので思わず引き止めて、スーパー袋からおにぎりを差し出すもお袋の飯があるからいらないと断られ、それならと缶コーヒーを差し出す。また断られそうな気がしたので有無を言わさず手に握らせると苦笑してごちそうさんと言葉を貰い今度こそ立ち去った。
ふと、中学の頃も同じことがあったなと思い出す。懐かしさに浸りながらまたブランコに腰を落とし、イヤホンをし直して曲を掛け、おにぎりを口にしゆらゆらしながら見上げる。
5時頃になっても明るい空。大きな木々の緑に癒される。
おにぎりを食べ終わり、そのままぼーっと曲を聞き続け、空が赤みがかって来た頃、飴を舐めながら帰ることにした。
夕暮れとそよ風に押されながら舐める飴の味は彼の気まぐれを彷彿とさせた。
fin.
───────
あとがき
承太郎との小説書きたいなと思って流れるままに書いたら終わり方に無理がある&謎表現になりました。そんな味はありません。アメリカンチェリー味の飴買ってきます…。承太郎のキャラ掴めてないのもご愛嬌ということでお許しくださいまし^^;
最後まで読んで下さりありがとうございました!