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夢現

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テスト期間が終わり夏休み直前。次々と配られる課題の山に嘆く友と一緒にやる気を上げるために一度帰宅した後に着替えて、ファミレスで再集合し駄べりながらポテトを山分けして食べ、小腹を満たすと片付けやすそうなものから手を付け始めた。

三つ編みと大きな目が特徴の真奈美は、バスケ部の春斗に数学を教えている。その向かい側で紗英理はよく一緒に下校する愛莉に古典を教わる。

18時にセットしたアラームを合図に切り上げて会計を済ませ「また明日」と解散する。

まだ太陽が高いので半袖でも暑いなと感じながら流れる汗をそのままに歩いているとサングラスをした男子生徒とパーカーを被った男子生徒と同じクラスのトラファルガーが目に入る。

3人がコンビニに入っていくのをボーッとした頭で釣られてコンビニへとついて言った。

中に入ると冷えた空気が体を通り抜けて涼しさを感じた。

残りの帰り道で食べ歩くためのアイスを物色する。ふと気づくと隣りにトラファルガーが居たが気にする事は無いと判断し、あずきバーに手を伸ばす。

会計してさっさと帰ろうと離れようとした時、トラファルガーと一緒にいたサングラスの人がなんの拍子かぶつかって来てその流れでトラファルガーにぶつかった。

「い"っっって……」

「わあぁぁあ!!!ごめん!」

「っ痛ェなシャチ。何してんだ」

白くまアイスバーを手にしたトラファルガーに大丈夫か聞かれ、大丈夫です…と答えてトラファルガーも大丈夫か聞くと大丈夫だと返ってきた。

どうやらサングラスの人はパーカーの人とちょっと小突き合いのおふざけをしていたようで、戯れに巻き込まれたようだった。

「ごめんよ〜!そのアイス買うの?お詫びに俺が払うよ〜」

「なら次いでにこれもお前持ちな」

そう言うと断る間もなくトラファルガーは紗英理が手にしていたあずきバーと自身が持っていた白くまアイスバーを籠に入れサングラスの人に押し付けた。

パーカーの人もポテチにじゃがりこにクーリッシュ等を籠に追加してサングラスの人の背中を押して会計に向かって行った。

サングラスの人とパーカーの人で割り勘をして会計を済ませたようで、店から出ると謝罪の言葉と共にあずきバーを渡された。ありがとうございます、と言うとアレ?もしかして同じ学校と話しかけられる。

「彼と同じクラスです」

「えーそうなんだ〜!こいつずっと独りでしょ?」

「えぇ、、まぁ…」

「やっぱりな〜!俺らが居ないと駄弁る奴いねーのどうにかした方が良いぜ〜??」

「うるせーな…」

舌打ちをしてサングラスの人を睨むトラファルガーにそうやってすぐ睨む〜!と茶化されてるのを見ると随分仲良しなんだなぁと感想を持ちつつあずきバーを口に運んで歯で削れないか試みるもまだ硬すぎて削れなかった。

あ!俺シャチ!とサングラスの人が言い、俺はペンギン!とパーカーの人が言う。あだ名で呼ばれるのが良いらしくそう名乗ってるらしい。変な人達だ…。

名乗り合うと、じゃあ学校でもよろしくな〜、と挨拶して別れた。
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