夢現
夢主の名前
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穏やかな朝で鳥がよく鳴くなぁと思っていた2時間後、バケツをひっくり返したような土砂降りの雨。嵐の前の静けさだったようだ。
豪雨の中お客さんも来るとは思えないので、掃除の他に店長と駄弁るしかやることが無い。
「最近は雨多いですね」
「しかも激しい雨が多いからねぇ。客が来なくて寂しいもんよ」
「お客なんて村の人くらいですもんね。村の人が来ないと本当に誰も来ない辺り干されそう」
「……店長を前によくそんな事言えるねキミ。悲し過ぎて僕、涙も鼻水も出てきちゃったよ」
「へへ、すいません」
ティッシュを渡して鼻をかむ店長。事実だしなぁと心の中で思うもこんなふざけながら言える関係になれたのは嬉しい事だ。
最初は事務的な堅苦しい事しかできなかったが、それを受け入れて砕けた話題を沢山振ってくれた店長の努力のおかげで、少しずつ冗談を言えるような関係になれたのだった。
「そういえば最近、新聞にこんなチラシが挟まっていたよ」
カウンターを拭いてる手を止め、店長からビラを受け取る。
「最新の電伝虫でゆったりしたひと時を。……めっちゃ画質高い。綺麗ですね」
「だろ?今の電伝虫も悪かないが…新しいのって欲しくなっちまうもんで…」
「!まさか…」
「デデーーーーン!!これがその最新の電伝虫よ!」
奮発しちゃった♡と楽しそうに新しい電伝虫を古いのと交換しながら設置する店長に古いのはどうするのか聞くと、姪っ子にあげるらしい。
早速新しい電伝虫をつけてみると厳かな雰囲気を感じる海軍の基地が映った。前の電伝虫よりサイズも一回り大きくなったようだ。これを宣伝文句にしても良さそうだと考えていると、店長に声を掛けられ新作の飯研究の付き添いの為にキッチンの方へ向かった。
豪雨の中お客さんも来るとは思えないので、掃除の他に店長と駄弁るしかやることが無い。
「最近は雨多いですね」
「しかも激しい雨が多いからねぇ。客が来なくて寂しいもんよ」
「お客なんて村の人くらいですもんね。村の人が来ないと本当に誰も来ない辺り干されそう」
「……店長を前によくそんな事言えるねキミ。悲し過ぎて僕、涙も鼻水も出てきちゃったよ」
「へへ、すいません」
ティッシュを渡して鼻をかむ店長。事実だしなぁと心の中で思うもこんなふざけながら言える関係になれたのは嬉しい事だ。
最初は事務的な堅苦しい事しかできなかったが、それを受け入れて砕けた話題を沢山振ってくれた店長の努力のおかげで、少しずつ冗談を言えるような関係になれたのだった。
「そういえば最近、新聞にこんなチラシが挟まっていたよ」
カウンターを拭いてる手を止め、店長からビラを受け取る。
「最新の電伝虫でゆったりしたひと時を。……めっちゃ画質高い。綺麗ですね」
「だろ?今の電伝虫も悪かないが…新しいのって欲しくなっちまうもんで…」
「!まさか…」
「デデーーーーン!!これがその最新の電伝虫よ!」
奮発しちゃった♡と楽しそうに新しい電伝虫を古いのと交換しながら設置する店長に古いのはどうするのか聞くと、姪っ子にあげるらしい。
早速新しい電伝虫をつけてみると厳かな雰囲気を感じる海軍の基地が映った。前の電伝虫よりサイズも一回り大きくなったようだ。これを宣伝文句にしても良さそうだと考えていると、店長に声を掛けられ新作の飯研究の付き添いの為にキッチンの方へ向かった。