夢現
夢主の名前
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
最近山賊が降りてくる頻度が高くなった。村全体が心配や警戒で心が休まらない日々が続く。
酒屋でも常連客が毎度護身術の知恵を教えてくれる程だ。夜だけでなく昼まで降りてくるようになると村の存続の危機である。何せ田舎の村を守ってくれるような心強い味方なぞ居ないからだ。自分らの身は自分らで守らないといけない。
湿度が低くなり風も涼しい季節。肌寒くなってきたからか、昼から酒を飲む客が増えた。少しだけ飲んで体を温めようという考えなのだろう。お酒よりご飯をしっかり食べる方が良いと思うが居酒屋なのでしっかり酒を運ぶ。
昼一の盛り上がりが落ち着き、休憩含めて窓際でひたなぼっこをして一息つく。
「ほい、芋ダレお待ち!」
「わぁ〜お芋だ〜!ありがとう」
店長から賄いをもらい、芋を爪楊枝で一つ刺し口に運ぶ。飴のように甘くトロッと舌に巻き付くようなタレと、もさっとした食感が疲れを癒してくれる。芋ダレと言っていたが分かりやすく言うと大学芋だなと食べながら思うのだった。
芋を食べ終わると軽快な音でドアベルが鳴る。入ってきた客は珍しく村の者ではなかった。
「いらっしゃいませ〜」
お好きな席へ〜と言うまでもなく4人組の客は端のテーブル席に着いた。何となく見覚えがある気がすると思ったら前に窓からチラッと見た白熊と帽子の人達だ。白熊の印象が強すぎる。
ご注文決まりましたら呼んでくださいと伝え、カウンター越しに店長と新作メニューについて話し合い、呼びかけられるのを待つ。4人以外に客が居ないので暇だから店長に話しかけてるのも致し方ないと許して欲しい。誰に許しを乞うというのかは置いといて。
暫くすると、すいませんと掛け声がかかったので動き、注文をとる。
店長にご飯やおつまみの注文を伝え、紗英理はジョッキグラスとゾンビグラスそれぞれ2個ずつに酒やお茶を注ぎお盆で運ぶ。
「お客さん、何処からいらしたんですか?」
ビールとお茶を置きながら聞くと、サングラスを掛けた男が答えた。
「南の方からちょいとね。聞きたいことがあるんだが…、ここら辺で海賊を見たりしなかったか?」
「海賊ですか?さぁ…今まで村の人以外が来たのなんて無いからな…。村の外から来た人はお客さん方が初めてですよ」
海賊ではないけれど最近は山賊が降りてきて物騒だとボヤくも、サングラスの男には気をつけなと言われるだけで終わった。
その後、ハンバーグや豆に唐揚げ等を運び、黙々と食べる4人。カウンター席に座り白熊をチラ見してると店長に失礼だからやめなさいと怒られた。
酒屋でも常連客が毎度護身術の知恵を教えてくれる程だ。夜だけでなく昼まで降りてくるようになると村の存続の危機である。何せ田舎の村を守ってくれるような心強い味方なぞ居ないからだ。自分らの身は自分らで守らないといけない。
湿度が低くなり風も涼しい季節。肌寒くなってきたからか、昼から酒を飲む客が増えた。少しだけ飲んで体を温めようという考えなのだろう。お酒よりご飯をしっかり食べる方が良いと思うが居酒屋なのでしっかり酒を運ぶ。
昼一の盛り上がりが落ち着き、休憩含めて窓際でひたなぼっこをして一息つく。
「ほい、芋ダレお待ち!」
「わぁ〜お芋だ〜!ありがとう」
店長から賄いをもらい、芋を爪楊枝で一つ刺し口に運ぶ。飴のように甘くトロッと舌に巻き付くようなタレと、もさっとした食感が疲れを癒してくれる。芋ダレと言っていたが分かりやすく言うと大学芋だなと食べながら思うのだった。
芋を食べ終わると軽快な音でドアベルが鳴る。入ってきた客は珍しく村の者ではなかった。
「いらっしゃいませ〜」
お好きな席へ〜と言うまでもなく4人組の客は端のテーブル席に着いた。何となく見覚えがある気がすると思ったら前に窓からチラッと見た白熊と帽子の人達だ。白熊の印象が強すぎる。
ご注文決まりましたら呼んでくださいと伝え、カウンター越しに店長と新作メニューについて話し合い、呼びかけられるのを待つ。4人以外に客が居ないので暇だから店長に話しかけてるのも致し方ないと許して欲しい。誰に許しを乞うというのかは置いといて。
暫くすると、すいませんと掛け声がかかったので動き、注文をとる。
店長にご飯やおつまみの注文を伝え、紗英理はジョッキグラスとゾンビグラスそれぞれ2個ずつに酒やお茶を注ぎお盆で運ぶ。
「お客さん、何処からいらしたんですか?」
ビールとお茶を置きながら聞くと、サングラスを掛けた男が答えた。
「南の方からちょいとね。聞きたいことがあるんだが…、ここら辺で海賊を見たりしなかったか?」
「海賊ですか?さぁ…今まで村の人以外が来たのなんて無いからな…。村の外から来た人はお客さん方が初めてですよ」
海賊ではないけれど最近は山賊が降りてきて物騒だとボヤくも、サングラスの男には気をつけなと言われるだけで終わった。
その後、ハンバーグや豆に唐揚げ等を運び、黙々と食べる4人。カウンター席に座り白熊をチラ見してると店長に失礼だからやめなさいと怒られた。