君の温もりに包まれて
君の温もりに包まれて
二度目の旅が終わった。
「あなたは日本国に行ったほうがいいとおれは思う。」
小狼は最初の旅、二度目の旅を共にするたび、ファイと黒鋼の姿を見てきたからそう言った。
「小狼くんまで…まったくわかったよ。」
サクラやモコナも小狼と同じ意見だった。
みんなの助言もあり、ファイは日本国へ黒鋼と行くことにした。
けれど、本当によかったのかとふと不安になる。
オレなんかが行って良かったのかと。
「知世がお前の着物の仕立てなども楽しみにしてるようだぞ。」
「そうなんだ。。」
ファイは、とにかく不安に駆られていた。
「本当にオレが君の故郷にお世話になっていいわけ?」
不安そうなファイを見つめて。
「お前が来なくてどうする?みんな楽しみにしているぞ。俺だって誇らしい。」
「え?なんて…?」
黒鋼から出た誇らしいという言葉に驚いた。
「オレ日本国のご飯食べれないかもしれないよ?君に恥をかけるかもしれない。オレなんか一緒にいても。。」
ファイはしどろもどろになる。
「お前は何が不安なんだ?言ってみろ。なんでも聞くぞ。」
黒鋼はそこに座れと、あぐらをかく。
ファイは心に閉ざしていた気持ちを吐露した。
「オレは君のなんなんだろう。君の故郷にお世話になるほどの人間なの?そこまでしてもらっていいの?」
まさかこの後に及んでこんな不安を抱えていたとは。黒鋼は頭を抱えた。
「みなまで言わすな。」
ファイのふわふわの髪の毛に大きな手のひらを乗せて、ゆっくりとわしゃわしゃと撫でた。
「お前はもう失えない存在なんだ。お前だけどこかに行かせるつもりなんかないからな、わかったらいくぞ!」
少し早口で捲し立てて移動しようとする黒鋼の裾を掴んだ。
「君、オレのこと、誇らしいって…。」
振り向いて次はかき抱いた。
「お前は日本国初の魔術師だ。それに誰よりも美味い飯を作ってくれる。一緒に酒を飲める。これからずっとそうしてればいいんだ。」
黒鋼のまさかの言葉に、びっくりした。
ファイは、黒鋼の大きな体躯に細くて長い腕を回した。
「オレでいいの?」
次は黒鋼がファイを抱きしめ返した。
「お前じゃなきゃ意味ねえだろ。」
少し照れながらでもはっきりと聞こえた。
ファイはくすっと微笑んだ。
「そうなんだ。よくわかったよ。なら行ってあげる。」
「ならってなんだよ、ならって!」
2人はじゃれ合いながら、モコナの次元移動の光の中に溶けていった。
二度目の旅が終わった。
「あなたは日本国に行ったほうがいいとおれは思う。」
小狼は最初の旅、二度目の旅を共にするたび、ファイと黒鋼の姿を見てきたからそう言った。
「小狼くんまで…まったくわかったよ。」
サクラやモコナも小狼と同じ意見だった。
みんなの助言もあり、ファイは日本国へ黒鋼と行くことにした。
けれど、本当によかったのかとふと不安になる。
オレなんかが行って良かったのかと。
「知世がお前の着物の仕立てなども楽しみにしてるようだぞ。」
「そうなんだ。。」
ファイは、とにかく不安に駆られていた。
「本当にオレが君の故郷にお世話になっていいわけ?」
不安そうなファイを見つめて。
「お前が来なくてどうする?みんな楽しみにしているぞ。俺だって誇らしい。」
「え?なんて…?」
黒鋼から出た誇らしいという言葉に驚いた。
「オレ日本国のご飯食べれないかもしれないよ?君に恥をかけるかもしれない。オレなんか一緒にいても。。」
ファイはしどろもどろになる。
「お前は何が不安なんだ?言ってみろ。なんでも聞くぞ。」
黒鋼はそこに座れと、あぐらをかく。
ファイは心に閉ざしていた気持ちを吐露した。
「オレは君のなんなんだろう。君の故郷にお世話になるほどの人間なの?そこまでしてもらっていいの?」
まさかこの後に及んでこんな不安を抱えていたとは。黒鋼は頭を抱えた。
「みなまで言わすな。」
ファイのふわふわの髪の毛に大きな手のひらを乗せて、ゆっくりとわしゃわしゃと撫でた。
「お前はもう失えない存在なんだ。お前だけどこかに行かせるつもりなんかないからな、わかったらいくぞ!」
少し早口で捲し立てて移動しようとする黒鋼の裾を掴んだ。
「君、オレのこと、誇らしいって…。」
振り向いて次はかき抱いた。
「お前は日本国初の魔術師だ。それに誰よりも美味い飯を作ってくれる。一緒に酒を飲める。これからずっとそうしてればいいんだ。」
黒鋼のまさかの言葉に、びっくりした。
ファイは、黒鋼の大きな体躯に細くて長い腕を回した。
「オレでいいの?」
次は黒鋼がファイを抱きしめ返した。
「お前じゃなきゃ意味ねえだろ。」
少し照れながらでもはっきりと聞こえた。
ファイはくすっと微笑んだ。
「そうなんだ。よくわかったよ。なら行ってあげる。」
「ならってなんだよ、ならって!」
2人はじゃれ合いながら、モコナの次元移動の光の中に溶けていった。
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