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エロあるよ笑
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「…………」
「すまないが、あまり見ないで貰えると……」
「ノーシスさん、これは……」
見るなと言われても、こればかりはどうしようもない。ノーシスさんのアレが明らかに屹立していたからだ。
「……わざわざ私の口で語れと?」
彼が珍しく取り乱しているのが分かる。さっきまでわたしは彼と他愛のないお話をしていたはずだった。お互い今日一日の仕事を終え、休憩時間に部屋で落ち合った……まではよかった。研究室での仕事はとても忙しいけどやりがいがあるらしく、彼がどのようにして仕事に取り組んでいるのか、熱意の籠もった話を聞くのは好きだ。ベッドに横並びになってお互いの話――最近読んだ本や、ロドスで見かけた面白い出来事。彼はわたしの話を真剣に聞いてくれていた。聞いてくれて、いたけれど……。
「お疲れ様のアレ、でしょうか……」
「……」
なるべく差し障りのない語彙で問いかけたつもりだが、ノーシスさんはうつむいたまま返事をしてくれることはなかった。
別に彼が勃起してしまっていることに対して嫌悪感はない。えっちする時は絶対に見る物だし、別に初めてというわけじゃないから。
……さっきまで全然そんな雰囲気じゃなかったけど。ノーシスさんも、男の人、だから。部屋で二人きりで、ベッドの上というのはまずかった、のかも。
――ドキドキしてるの、わたしだけじゃなかった。
楚々として冷静な感じのノーシスさんが、こんなところでおちんちんをイライラさせてしまっている。
――これは、わたしがどうにかしなきゃいけない案件かも、しれない。というか、わたしがやるしかない! むしろわたし以外に頼まれたら困ることだ。
「びっくりしたけど、その、男の人ならたまにあるんですよね?」
「君は! 私に恥の上塗りをさせたいのか?」
「い、いえっ! その……えっと、わたしでよければ、その……解決して差し上げますよ」
「えっ」
分かりやすく彼の身体が硬直する。ドン引きされてたらどうしよう……。もう言っちゃったから、後戻りできないよ。
「わたしもちょうど、えっちしたいなって思ってたんです」
近づいて顔を覗き込むと、白い肌に透けるような赤みが差している。今のところ、ノーシスさんだけが恥ずかしい思いをしているだろうから、こっちも頑張らなきゃ……♡
「えっと、こっちも証拠、あります……♡」
「なっ……」
ノーシスさんの手を掴んで、そっとスカートの中に誘導する。彼のしなやかな指が下着に触れた。思わず口から「んっ……」と声が漏れる。ぐちゃぐちゃとまではいかないまでも、わたしの下は少し湿っていた。驚いて逃げようとする手を更に掴む。
「キスも何もしてないのに、ノーシスさんの大きくなったおちんちん見て、わたしもムラムラしちゃいました……♡ おそろい、ですね……♡」
「……っ♡ 君は……本当に……っ!」
そのままベッドになだれ込むようにして押し倒されて、ぐるりと視界が変わった。ちょうど後ろに枕が置いてあってよかった。普段は性急なことはしないのに、ちゃんとお風呂に入って、準備してからえっちするようなノーシスさんが、欲に突き動かされてわたしを押し倒しているという事実が嬉しかった。
「す、好きにしていいです……♡」
「ああ……。わかっているが、君に無理はさせられないからな」
彼はそう言いながらスカートの裾を上にまくり上げて、ゆっくりと伸びてきた手は太ももに伸びた。手つきだけはいつもと同じで優しいけれど、それがかえってくすぐったい。……ぞわぞわと鳥肌が立つような感じがして、普段から見せている場所とはいえ愛撫するように触られると、本当にこれからえっちするんだと分からされている気分になる。ノーシスさんがそこまで考えているかは……、わからないけど。
「そんなに股を閉じていたら、まるで私が無理矢理しているみたいだな」
「ぇ、あっ、はい! すみません……」
遠回しに伝えてくるところもいつも通りだ。
「……これでいい」
ノーシスさんの手が下着にかかったかと思うと、無遠慮に下ろされた。わたしの性器が外気に晒されて、それを観察するような目つきで見下ろすノーシスさんの視線が突き刺さる。
「明るいところで見るのは……、初めてか」
「ぁ……、そうでした」
いつもは電気を消してベッドサイドの明かりだけだから、蛍光灯の下でまじまじと見られるのは初めてだった。こうやって言われるまであまり意識していなかったけれど、口に出されると恥ずかしい。
「本当に……、君も興奮しているんだな」
口調こそ淡々としていたけれど、少し声が上ずっていた。
「……二人きりになると、いけないんだ。あまり考えないようにしていたんだが、存外君も好きなんだな」
「……ノーシスさん、結構ムッツリだったんですね」
「性欲など非効率的で無駄の極みだ。……しかし、君を思って劣情を催すのは生物として至極当然の反応ではないか? ああ、断じて不健全なものではない。愛しいと思う人に触れたい、情愛を交わしたいと感じることは倫理的に問題があると思うか? それに……現に君も発情しているだろう」
「は、発情って……」
「君の身体に負担を掛けまいと自粛していたが……。どうやら、もうその必要はもうないらしい」
「ぅ……♡」
湿り気のある音が下から響いた。膣の入り口を撫でるようにノーシスさんの指が縁をなぞる。
「もうドロドロじゃないか」
「……っ♡」
「悪いことではないよ」
彼の指が入り口をひっかけるように入っていく。ちょっとした愛撫だけで奥から止めどなく愛液が零れていくのがわかる。
ノーシスさんが普段寝ている清潔なシーツがわたしの汁で汚れていく。あんまり汚したくないけれど、使う本人が全く意に介さずにいるので、わたしから辞めてくださいと言うことはできない。
「……ぅ、ぁ……っ♡」
「……君がそこがいいのか?」
いつまでも決定打に欠けるような愛撫にしびれを切らせて、わたしが口を割るのを待っているつもりなのだろうか。元々はそっちが困っていたはずなのに、いつの間にかノーシスさんがイニシアチブを握ってしまっている。
「っ~~♡♡ ひっ……♡♡」
「ああ、君はここがいい具合か」
彼の指がわたしの陰核に触れて、思わず腰が浮いてしまった。
「そっ、そこはぁ……っ♡ ぉ゛あ゛っ……♡」
「……なるほど」
触れられると思っていなかったので油断していた。ノーシスさんの指先が焦らすようにそわ、と先端に触れる。そのたびに喉の奥から絞り出したような喘ぎ声が出て、部屋に響いた。ノーシスさんはわたしの様子を見て面白くなってきたらしい。穴からはしたなく漏れる愛液を指に纏わせて、ぐちゃぐちゃと根元を掘り出すようにクリトリスに触れる。こころなしか、いつもより彼の瞳孔が開いているように見えて、なんだかこちらが実験対象として弄くり回されている気分になる。
「お゛っ~…………♡♡ ぅ、っ……♡♡ も、そこ、むりっ……♡」
「無理? そんなことはないだろう」
ノーシスさんの指は、意外と分厚い皮膚をしている。普段は男らしくて素敵だなと思うだけなのに、今はそれが凶器じみてわたしに襲いかかってきた。
「あ゛っ、あ゛~♡♡♡ ぃ、ぁ♡♡」
触れられるたびに下半身に力が入って、芯に感じる体温にじわじわと快感が追い立てられる。あ、頭が重い……。脳みそが沸騰しそう。まともに考えられなくなる……っ♡
「君の陰核、このまま行けば小さな子供の陰茎のようになるんじゃないか?」
「やっ、やだぁっ……♡」
「嫌がっている人間の物言いとは思えないな」
いつの間にか奥まで入っていた中指が、クリトリスの裏側に当たって上から下からと同時に責められる。
「う゛あ゛っ…………♡♡ お゛っ…………♡♡ っっ~~♡♡ いっ…………♡♡」
「……なるほど、覚えたぞ♡」
中がきゅんとなって、ノーシスさんの指を思い切り締め付けてしまっている。そのせいで余計に反応してしまって、お腹の奥からずしりと重くなるような感覚がした。指の関節の一つ一つがおまんこでわかって、それだけで気持ちいい……♡ 好きすぎてあたま馬鹿になる……♡
「ん……♡」
イって頭がぼーっとしているわたしに、ノーシスさんがキスしてくる。そのまま何も考えずにされるがままになって、何度も触れるだけのキスをした。ノーシスさんも、顔熱い……。リーベリの人って、本当に鳥みたいにキスするのが好きなのかな……。それとも、ノーシスさんが特別なのかな。
「何か言いたいことがあるのか?」
「ノーシスさんのこと、考えてました……♡」
「……ならいい」
指がわたしの中から引き抜かれた。
「ぅ……♡」
そのまま両手で太ももを開かれる。イったばかりで身体に力が入らないから本当にされるがままだ。だらしなく足を開いていると自分の愛液で濡れた股が冷たくて居心地が悪い。
「ノーシスさんも、脱いでください……」
「今やっている」
ガサガサ音がしたと思うと、彼は下着と一緒にズボンを下ろしてしまった。
「う、わ……♡」
バキバキに勃起したおちんちんが、鋭利に研ぎ澄まされたように美しい容姿とは裏腹にグロテスクなそれが、天井に向かってそそり立っていた。
いつ見てもこれが自分の中に収まっているなんて嘘みたいだ。そして、ノーシスさんがわたしに無理をさせたくないと遠慮していたのも納得できる。
――わたしで興奮してるんだ♡
悩ましげな表情を浮かべながら、ノーシスさんは再びわたしに覆い被さってくる。大きな身体で周りが見えなくなった。
「自分から誘ってきたんだからな。分かっているだろう」
「は、はい……っ♡」
下半身にノーシスさんの気配を感じた……と思うとすぐに入り口とおちんちんがふれあった。先走りと愛液が混じって、ずちゅと卑猥な音を立てる。
「……挿入れるぞ」
「……ァ、っ♡♡ う゛ぁっ……♡」
襲ってきた衝撃に、思わずシーツを硬く握りしめた。ミチミチと、狭い道を無理矢理こじ開けるような動きでノーシスさんは腰を突き上げてくる。
「……っ、ふ……♡ はぁっ……♡ 君の中は、相変わらずだな……♡」
ノーシスさんがわたしのお尻を軽く持ち上げているので、まるで重力に従うようにずるずるとおちんちんが奥まで侵入してくる。宙にぶらんと浮いた足が生き場所をなくして動いてしまうが、彼はそれすら意に介していないようだった。普段デスクワークばかりやっている人とは到底信じられない。
「あ゛っ♡ そ、そこは、っ……♡ ぁ、んっ♡♡ う゛っ……♡ っ~……♡」
「ん……。成る程これは……、持って行かれそうだ」
いきなり強い快感に襲われて、頭をガツンと殴られたみたいにジンジンとしびれた。体勢も相まって頭に血がのぼっていってぼーっとする……。ノーシスさんのがわたしの中を行き来するたびにグズグズに溶かされて、一番気持ちいいところを押されると口からだらしのない声が上がった。
ノーシスさんが奥へ奥へと進もうとするたび全身を串刺しにされているかのような錯覚に襲われる。お腹が破れるんじゃないかな。絶対そんなことないのに……♡
「こら、ちゃんと私に集中しろ」
「う゛ぅっ……♡ あ゛っ、う゛う゛っ……♡ すみませ、んぁぁあっ♡♡」
「……っ、あまり絞めすぎるな……♡」
「わたしばっかり、きもちよくて……♡ ぁ、ぎゃっ♡ ん゛、ぉっ……♡」
「馬鹿なことを考えるな。君を抱いていて興奮しないわけがっ、ないだろう……っ!♡」
どちゅん! と一際大きな音がおなかから響いたかと思うと、一番奥――子宮口の位置までおちんちんが届いて、わたしのおまんこの入り口から最奥までがノーシスさんので一杯になった……♡
「あ、ぇ、あっ……♡ す、すごぉ……っ♡」
「やっとちゃんと入ったな♡」
「は、はいっ……♡」
いいこだと褒めるようにおちんちんの形に浮き上がったお腹を撫でられた。薄い腹一枚隔てて感じる手の感触に、それだけで背筋がぞわぞわして、お腹の奥がぐっと重くなるような感覚がした。
「う、あ゛ぁ……っ♡ それずるい♡」
余計にぎゅっと締め付けてしまって、ノーシスさんの形が全部おまんこで感じられて、浮き出た血管やおちんちんそのものの質量も全部そのまま直に伝わってくる……♡
「動くぞ」
再び最奥に亀頭の先が触れて、子宮口がムチと潰されたかと思うと、更に体重を掛けられてベッドに深く身体が沈む。
「あ゛あ゛っ♡ お゛っ、ぉ゛お゛おっ……♡」
身体ごと持ち上げるような動きのせいで、息が苦しい。ノーシスさんの息づかいとわたしを掴む手の力が段々と荒っぽくなってきた。
「っ、ぁ゛~…………♡ 締め付けがすごいな、そんなに気持ちいいか?♡」
「お゛、ぅあ゛っっ♡ ぁ♡ すき♡ ノーシスさん、すきっ♡ う゛ぅっ♡ い゛っ、ぁ~~♡♡」
子宮口がキスしたまま食らいつくようにノーシスさんに吸い付いていて、自分の身体がとんでもなく淫らになってしまっているのがわかる。おまんこ全体でノーシスさんのおちんちんをぎゅって抱きしめてあげて、全身で大好きですって伝えてるみたい……♡
「私も君と同じ気持ちだよ……♡ ナマエ、君を愛している♡ ずっと一緒にいよう♡」
「ふ、ん゛っ……♡ ん゛ぅ……♡」
キスされて頭が真っ白になる。普段あまり分かりやすい言葉で表現してくれない彼が、真っ直ぐに気持ちを伝えてくれて、それだけでもう死んでもいいと思えてしまう。
「ノーシス♡ ん゛、ぅあ゛、……♡ はっ♡ おくすき♡ もっと一緒になりたいです♡」
ノーシスさんのために全部使われてるみたい……むしろそうなって欲しい♡ 全部、わたしの全てを彼にあげたい♡
身体がぶつかり合う度にちょっと痛いしすごい音が出る。はじめてした時に彼がどれだけわたしに加減してくれていたか、今この時をもって思い知らされた。普段の理知的な瞳が余裕を失ってわたし一点だけを真っ直ぐに見つめている。わたしもじっと見てみたいけれど、そのまま丸ごと呑み込まれそうで、怖い。
「……ナマエ、そろそろいいか」
眉間に皺を寄せながら、珍しく切羽詰まった表情で囁かれる。
「ん゛っ、ぁ、はい……♡ わ、わたしもイきそ……ですっ♡」
わたしが必死になって頷くと、一旦引き抜くようにおちんちんが出て行った――そして、再び奥まで一気に貫かれる。
「お゛ぉっ~……♡♡♡ ぇ、あ゛……♡」
ばちゅん! と凄まじい音が鳴った。
思い切り貫かれた衝撃で、頭がヘッドボードにぶつかる。枕が立ててあったので痛くないけど、ノーシスさんはそれにすら気づいていないようで、必死になってわたしの奥、一番深いところで射精しようと必死になっていた。
心臓がバクバクして、脳みそが焼けてしまいそう。さっきよりも硬さを増した凶暴なおちんちんが、これ以上奥なんてないのに更に深く入ってきそうなくらいガツガツと押し当てられる。ヤバい♡ 子宮が駄目になる♡ こんなところ気持ちよくなるための場所じゃないのに、ノーシスさんのせいでおかしくなる♡
どちゅどちゅ突かれるたびに子宮の奥が痛いくらいにしびれてイ゛っ……♡
「ぉ゛……~~♡」
「ッ、……ぁ……♡」
一瞬意識が飛んで、戻ってきた時にはわたしの中にびゅるびゅるとザーメンが出されている最中だった。
「ッ、ン゛、あ゛……♡ あっつい♡」
気持ちいい♡ すごいドロドロで濃厚なのがわたしのおまんこの中でじわじわ広がって、硬い子宮口をこじ開けて赤ちゃんの部屋にまで入ってこようとしている。敏感になった襞やおまんこ全部で受け止めて、まだビクビクしているノーシスさんのおちんちんもよしよしして、まだ搾り取ろうと貪欲に動いているのがわかった。
「……はぁっ」
「ノーシスさん、すごい♡ いっぱい溜まってたんですか?♡」
「……そうかもしれないな。ここのところ研究続きで、ろくに君ともふれあう時間がなかったことだし」
「わたし、ちゃんとお手伝いできましたか」
「……あんまり煽らないでくれ。病身の君にあまり無理はさせたくはない」
そう言いながらノーシスさんはわたしの頭を撫でてくれた。それでも出したものを馴染ませるようにゆるく腰を動かしているので、わたしの口からは再び喘ぎ声が漏れてしまう。
「……明日お休みだし、もう一回ならいいですよ?♡」
「……はぁ。君には毎度驚かせられるな」
ゆっくりと抱き起こされて、今度はノーシスさんの胸に上半身が納まった。彼の心臓の鼓動が早まっている。
「……ちゃんと収まるまで、ちゃんと付き合ってくれ」
「……はい♡」
またずしりと重くなった下半身に、わたしは再び期待で胸が疼くのだった。
「すまないが、あまり見ないで貰えると……」
「ノーシスさん、これは……」
見るなと言われても、こればかりはどうしようもない。ノーシスさんのアレが明らかに屹立していたからだ。
「……わざわざ私の口で語れと?」
彼が珍しく取り乱しているのが分かる。さっきまでわたしは彼と他愛のないお話をしていたはずだった。お互い今日一日の仕事を終え、休憩時間に部屋で落ち合った……まではよかった。研究室での仕事はとても忙しいけどやりがいがあるらしく、彼がどのようにして仕事に取り組んでいるのか、熱意の籠もった話を聞くのは好きだ。ベッドに横並びになってお互いの話――最近読んだ本や、ロドスで見かけた面白い出来事。彼はわたしの話を真剣に聞いてくれていた。聞いてくれて、いたけれど……。
「お疲れ様のアレ、でしょうか……」
「……」
なるべく差し障りのない語彙で問いかけたつもりだが、ノーシスさんはうつむいたまま返事をしてくれることはなかった。
別に彼が勃起してしまっていることに対して嫌悪感はない。えっちする時は絶対に見る物だし、別に初めてというわけじゃないから。
……さっきまで全然そんな雰囲気じゃなかったけど。ノーシスさんも、男の人、だから。部屋で二人きりで、ベッドの上というのはまずかった、のかも。
――ドキドキしてるの、わたしだけじゃなかった。
楚々として冷静な感じのノーシスさんが、こんなところでおちんちんをイライラさせてしまっている。
――これは、わたしがどうにかしなきゃいけない案件かも、しれない。というか、わたしがやるしかない! むしろわたし以外に頼まれたら困ることだ。
「びっくりしたけど、その、男の人ならたまにあるんですよね?」
「君は! 私に恥の上塗りをさせたいのか?」
「い、いえっ! その……えっと、わたしでよければ、その……解決して差し上げますよ」
「えっ」
分かりやすく彼の身体が硬直する。ドン引きされてたらどうしよう……。もう言っちゃったから、後戻りできないよ。
「わたしもちょうど、えっちしたいなって思ってたんです」
近づいて顔を覗き込むと、白い肌に透けるような赤みが差している。今のところ、ノーシスさんだけが恥ずかしい思いをしているだろうから、こっちも頑張らなきゃ……♡
「えっと、こっちも証拠、あります……♡」
「なっ……」
ノーシスさんの手を掴んで、そっとスカートの中に誘導する。彼のしなやかな指が下着に触れた。思わず口から「んっ……」と声が漏れる。ぐちゃぐちゃとまではいかないまでも、わたしの下は少し湿っていた。驚いて逃げようとする手を更に掴む。
「キスも何もしてないのに、ノーシスさんの大きくなったおちんちん見て、わたしもムラムラしちゃいました……♡ おそろい、ですね……♡」
「……っ♡ 君は……本当に……っ!」
そのままベッドになだれ込むようにして押し倒されて、ぐるりと視界が変わった。ちょうど後ろに枕が置いてあってよかった。普段は性急なことはしないのに、ちゃんとお風呂に入って、準備してからえっちするようなノーシスさんが、欲に突き動かされてわたしを押し倒しているという事実が嬉しかった。
「す、好きにしていいです……♡」
「ああ……。わかっているが、君に無理はさせられないからな」
彼はそう言いながらスカートの裾を上にまくり上げて、ゆっくりと伸びてきた手は太ももに伸びた。手つきだけはいつもと同じで優しいけれど、それがかえってくすぐったい。……ぞわぞわと鳥肌が立つような感じがして、普段から見せている場所とはいえ愛撫するように触られると、本当にこれからえっちするんだと分からされている気分になる。ノーシスさんがそこまで考えているかは……、わからないけど。
「そんなに股を閉じていたら、まるで私が無理矢理しているみたいだな」
「ぇ、あっ、はい! すみません……」
遠回しに伝えてくるところもいつも通りだ。
「……これでいい」
ノーシスさんの手が下着にかかったかと思うと、無遠慮に下ろされた。わたしの性器が外気に晒されて、それを観察するような目つきで見下ろすノーシスさんの視線が突き刺さる。
「明るいところで見るのは……、初めてか」
「ぁ……、そうでした」
いつもは電気を消してベッドサイドの明かりだけだから、蛍光灯の下でまじまじと見られるのは初めてだった。こうやって言われるまであまり意識していなかったけれど、口に出されると恥ずかしい。
「本当に……、君も興奮しているんだな」
口調こそ淡々としていたけれど、少し声が上ずっていた。
「……二人きりになると、いけないんだ。あまり考えないようにしていたんだが、存外君も好きなんだな」
「……ノーシスさん、結構ムッツリだったんですね」
「性欲など非効率的で無駄の極みだ。……しかし、君を思って劣情を催すのは生物として至極当然の反応ではないか? ああ、断じて不健全なものではない。愛しいと思う人に触れたい、情愛を交わしたいと感じることは倫理的に問題があると思うか? それに……現に君も発情しているだろう」
「は、発情って……」
「君の身体に負担を掛けまいと自粛していたが……。どうやら、もうその必要はもうないらしい」
「ぅ……♡」
湿り気のある音が下から響いた。膣の入り口を撫でるようにノーシスさんの指が縁をなぞる。
「もうドロドロじゃないか」
「……っ♡」
「悪いことではないよ」
彼の指が入り口をひっかけるように入っていく。ちょっとした愛撫だけで奥から止めどなく愛液が零れていくのがわかる。
ノーシスさんが普段寝ている清潔なシーツがわたしの汁で汚れていく。あんまり汚したくないけれど、使う本人が全く意に介さずにいるので、わたしから辞めてくださいと言うことはできない。
「……ぅ、ぁ……っ♡」
「……君がそこがいいのか?」
いつまでも決定打に欠けるような愛撫にしびれを切らせて、わたしが口を割るのを待っているつもりなのだろうか。元々はそっちが困っていたはずなのに、いつの間にかノーシスさんがイニシアチブを握ってしまっている。
「っ~~♡♡ ひっ……♡♡」
「ああ、君はここがいい具合か」
彼の指がわたしの陰核に触れて、思わず腰が浮いてしまった。
「そっ、そこはぁ……っ♡ ぉ゛あ゛っ……♡」
「……なるほど」
触れられると思っていなかったので油断していた。ノーシスさんの指先が焦らすようにそわ、と先端に触れる。そのたびに喉の奥から絞り出したような喘ぎ声が出て、部屋に響いた。ノーシスさんはわたしの様子を見て面白くなってきたらしい。穴からはしたなく漏れる愛液を指に纏わせて、ぐちゃぐちゃと根元を掘り出すようにクリトリスに触れる。こころなしか、いつもより彼の瞳孔が開いているように見えて、なんだかこちらが実験対象として弄くり回されている気分になる。
「お゛っ~…………♡♡ ぅ、っ……♡♡ も、そこ、むりっ……♡」
「無理? そんなことはないだろう」
ノーシスさんの指は、意外と分厚い皮膚をしている。普段は男らしくて素敵だなと思うだけなのに、今はそれが凶器じみてわたしに襲いかかってきた。
「あ゛っ、あ゛~♡♡♡ ぃ、ぁ♡♡」
触れられるたびに下半身に力が入って、芯に感じる体温にじわじわと快感が追い立てられる。あ、頭が重い……。脳みそが沸騰しそう。まともに考えられなくなる……っ♡
「君の陰核、このまま行けば小さな子供の陰茎のようになるんじゃないか?」
「やっ、やだぁっ……♡」
「嫌がっている人間の物言いとは思えないな」
いつの間にか奥まで入っていた中指が、クリトリスの裏側に当たって上から下からと同時に責められる。
「う゛あ゛っ…………♡♡ お゛っ…………♡♡ っっ~~♡♡ いっ…………♡♡」
「……なるほど、覚えたぞ♡」
中がきゅんとなって、ノーシスさんの指を思い切り締め付けてしまっている。そのせいで余計に反応してしまって、お腹の奥からずしりと重くなるような感覚がした。指の関節の一つ一つがおまんこでわかって、それだけで気持ちいい……♡ 好きすぎてあたま馬鹿になる……♡
「ん……♡」
イって頭がぼーっとしているわたしに、ノーシスさんがキスしてくる。そのまま何も考えずにされるがままになって、何度も触れるだけのキスをした。ノーシスさんも、顔熱い……。リーベリの人って、本当に鳥みたいにキスするのが好きなのかな……。それとも、ノーシスさんが特別なのかな。
「何か言いたいことがあるのか?」
「ノーシスさんのこと、考えてました……♡」
「……ならいい」
指がわたしの中から引き抜かれた。
「ぅ……♡」
そのまま両手で太ももを開かれる。イったばかりで身体に力が入らないから本当にされるがままだ。だらしなく足を開いていると自分の愛液で濡れた股が冷たくて居心地が悪い。
「ノーシスさんも、脱いでください……」
「今やっている」
ガサガサ音がしたと思うと、彼は下着と一緒にズボンを下ろしてしまった。
「う、わ……♡」
バキバキに勃起したおちんちんが、鋭利に研ぎ澄まされたように美しい容姿とは裏腹にグロテスクなそれが、天井に向かってそそり立っていた。
いつ見てもこれが自分の中に収まっているなんて嘘みたいだ。そして、ノーシスさんがわたしに無理をさせたくないと遠慮していたのも納得できる。
――わたしで興奮してるんだ♡
悩ましげな表情を浮かべながら、ノーシスさんは再びわたしに覆い被さってくる。大きな身体で周りが見えなくなった。
「自分から誘ってきたんだからな。分かっているだろう」
「は、はい……っ♡」
下半身にノーシスさんの気配を感じた……と思うとすぐに入り口とおちんちんがふれあった。先走りと愛液が混じって、ずちゅと卑猥な音を立てる。
「……挿入れるぞ」
「……ァ、っ♡♡ う゛ぁっ……♡」
襲ってきた衝撃に、思わずシーツを硬く握りしめた。ミチミチと、狭い道を無理矢理こじ開けるような動きでノーシスさんは腰を突き上げてくる。
「……っ、ふ……♡ はぁっ……♡ 君の中は、相変わらずだな……♡」
ノーシスさんがわたしのお尻を軽く持ち上げているので、まるで重力に従うようにずるずるとおちんちんが奥まで侵入してくる。宙にぶらんと浮いた足が生き場所をなくして動いてしまうが、彼はそれすら意に介していないようだった。普段デスクワークばかりやっている人とは到底信じられない。
「あ゛っ♡ そ、そこは、っ……♡ ぁ、んっ♡♡ う゛っ……♡ っ~……♡」
「ん……。成る程これは……、持って行かれそうだ」
いきなり強い快感に襲われて、頭をガツンと殴られたみたいにジンジンとしびれた。体勢も相まって頭に血がのぼっていってぼーっとする……。ノーシスさんのがわたしの中を行き来するたびにグズグズに溶かされて、一番気持ちいいところを押されると口からだらしのない声が上がった。
ノーシスさんが奥へ奥へと進もうとするたび全身を串刺しにされているかのような錯覚に襲われる。お腹が破れるんじゃないかな。絶対そんなことないのに……♡
「こら、ちゃんと私に集中しろ」
「う゛ぅっ……♡ あ゛っ、う゛う゛っ……♡ すみませ、んぁぁあっ♡♡」
「……っ、あまり絞めすぎるな……♡」
「わたしばっかり、きもちよくて……♡ ぁ、ぎゃっ♡ ん゛、ぉっ……♡」
「馬鹿なことを考えるな。君を抱いていて興奮しないわけがっ、ないだろう……っ!♡」
どちゅん! と一際大きな音がおなかから響いたかと思うと、一番奥――子宮口の位置までおちんちんが届いて、わたしのおまんこの入り口から最奥までがノーシスさんので一杯になった……♡
「あ、ぇ、あっ……♡ す、すごぉ……っ♡」
「やっとちゃんと入ったな♡」
「は、はいっ……♡」
いいこだと褒めるようにおちんちんの形に浮き上がったお腹を撫でられた。薄い腹一枚隔てて感じる手の感触に、それだけで背筋がぞわぞわして、お腹の奥がぐっと重くなるような感覚がした。
「う、あ゛ぁ……っ♡ それずるい♡」
余計にぎゅっと締め付けてしまって、ノーシスさんの形が全部おまんこで感じられて、浮き出た血管やおちんちんそのものの質量も全部そのまま直に伝わってくる……♡
「動くぞ」
再び最奥に亀頭の先が触れて、子宮口がムチと潰されたかと思うと、更に体重を掛けられてベッドに深く身体が沈む。
「あ゛あ゛っ♡ お゛っ、ぉ゛お゛おっ……♡」
身体ごと持ち上げるような動きのせいで、息が苦しい。ノーシスさんの息づかいとわたしを掴む手の力が段々と荒っぽくなってきた。
「っ、ぁ゛~…………♡ 締め付けがすごいな、そんなに気持ちいいか?♡」
「お゛、ぅあ゛っっ♡ ぁ♡ すき♡ ノーシスさん、すきっ♡ う゛ぅっ♡ い゛っ、ぁ~~♡♡」
子宮口がキスしたまま食らいつくようにノーシスさんに吸い付いていて、自分の身体がとんでもなく淫らになってしまっているのがわかる。おまんこ全体でノーシスさんのおちんちんをぎゅって抱きしめてあげて、全身で大好きですって伝えてるみたい……♡
「私も君と同じ気持ちだよ……♡ ナマエ、君を愛している♡ ずっと一緒にいよう♡」
「ふ、ん゛っ……♡ ん゛ぅ……♡」
キスされて頭が真っ白になる。普段あまり分かりやすい言葉で表現してくれない彼が、真っ直ぐに気持ちを伝えてくれて、それだけでもう死んでもいいと思えてしまう。
「ノーシス♡ ん゛、ぅあ゛、……♡ はっ♡ おくすき♡ もっと一緒になりたいです♡」
ノーシスさんのために全部使われてるみたい……むしろそうなって欲しい♡ 全部、わたしの全てを彼にあげたい♡
身体がぶつかり合う度にちょっと痛いしすごい音が出る。はじめてした時に彼がどれだけわたしに加減してくれていたか、今この時をもって思い知らされた。普段の理知的な瞳が余裕を失ってわたし一点だけを真っ直ぐに見つめている。わたしもじっと見てみたいけれど、そのまま丸ごと呑み込まれそうで、怖い。
「……ナマエ、そろそろいいか」
眉間に皺を寄せながら、珍しく切羽詰まった表情で囁かれる。
「ん゛っ、ぁ、はい……♡ わ、わたしもイきそ……ですっ♡」
わたしが必死になって頷くと、一旦引き抜くようにおちんちんが出て行った――そして、再び奥まで一気に貫かれる。
「お゛ぉっ~……♡♡♡ ぇ、あ゛……♡」
ばちゅん! と凄まじい音が鳴った。
思い切り貫かれた衝撃で、頭がヘッドボードにぶつかる。枕が立ててあったので痛くないけど、ノーシスさんはそれにすら気づいていないようで、必死になってわたしの奥、一番深いところで射精しようと必死になっていた。
心臓がバクバクして、脳みそが焼けてしまいそう。さっきよりも硬さを増した凶暴なおちんちんが、これ以上奥なんてないのに更に深く入ってきそうなくらいガツガツと押し当てられる。ヤバい♡ 子宮が駄目になる♡ こんなところ気持ちよくなるための場所じゃないのに、ノーシスさんのせいでおかしくなる♡
どちゅどちゅ突かれるたびに子宮の奥が痛いくらいにしびれてイ゛っ……♡
「ぉ゛……~~♡」
「ッ、……ぁ……♡」
一瞬意識が飛んで、戻ってきた時にはわたしの中にびゅるびゅるとザーメンが出されている最中だった。
「ッ、ン゛、あ゛……♡ あっつい♡」
気持ちいい♡ すごいドロドロで濃厚なのがわたしのおまんこの中でじわじわ広がって、硬い子宮口をこじ開けて赤ちゃんの部屋にまで入ってこようとしている。敏感になった襞やおまんこ全部で受け止めて、まだビクビクしているノーシスさんのおちんちんもよしよしして、まだ搾り取ろうと貪欲に動いているのがわかった。
「……はぁっ」
「ノーシスさん、すごい♡ いっぱい溜まってたんですか?♡」
「……そうかもしれないな。ここのところ研究続きで、ろくに君ともふれあう時間がなかったことだし」
「わたし、ちゃんとお手伝いできましたか」
「……あんまり煽らないでくれ。病身の君にあまり無理はさせたくはない」
そう言いながらノーシスさんはわたしの頭を撫でてくれた。それでも出したものを馴染ませるようにゆるく腰を動かしているので、わたしの口からは再び喘ぎ声が漏れてしまう。
「……明日お休みだし、もう一回ならいいですよ?♡」
「……はぁ。君には毎度驚かせられるな」
ゆっくりと抱き起こされて、今度はノーシスさんの胸に上半身が納まった。彼の心臓の鼓動が早まっている。
「……ちゃんと収まるまで、ちゃんと付き合ってくれ」
「……はい♡」
またずしりと重くなった下半身に、わたしは再び期待で胸が疼くのだった。