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第二章

ピンポーンとチャイムを鳴らす。

「はーい」


「あの、フラワーマンションのものですが…」

「はーいちょっと待っておくれよ」





大家のおばさんが玄関に出てくる…が。

開口一番、

「…あんた誰だい」


「あの203号室の…」


「なんだって?

フラワーマンションの
203号室は、ずっとまえから空き家だよ!」


「え、そんな…」

「ひやかしなら帰っとくれ」

バタン


無情に閉められる扉。



…その後203号室の鍵が空いてるのが見つかり、

私の部屋であるはずの
フラワーマンションの203号室には鍵をかけられてしまった…。



なんとかかけあおうとするも、
大家さんは帰っとくれの一点張り…。


(ど、どうなっているのよ~…)


家に鍵をかけられ、大家さんに
追い出されてしまった以上、

このまま警察に行っても
うまく説明できる自信がない。


(…どうしよう…

どういうことなの…?

一体どうしたら…)

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