突然私の目の前に現れたりっちゃんは…

私にこう言った。


「僕の世界の紗奈は…死んだ。

ここの世界の紗奈…君も危ないんだ。

だから僕はラビに頼んでこの世界へやってきた」


私、星崎紗奈。１７歳。

ちょっと前にパラレルワールドに住む

もう一人の自分に会うという不思議な体験をした。

そんなこんなでそれは解決。


これからはそうそうこんな不思議な体験はないだろうと思っていた矢先。

再び”不思議”は始まった。



ここは私のマンション。

私が部屋でのんびりくつろいでいると、突然ドサッと何かの物音。

正体不明の謎の音にビクビクしながらも扉を開けてみると、

そこにはりっちゃんが倒れていた。


どうやら目の前にいるりっちゃんは、
パラレルワールドからきたようで、
私とは…いや、パラレルワールドの紗奈とは、恋人同士だったようだ。


話をよくよく聞いてみると、
この前会った紗奈とはまた別世界の住人らしい…。



ふぅ…あの世界とは違う、また別の世界があったとは…。

いよいよ頭がこんがらがってきましたよ…？