リクエスト作品
お名前変換はこちらから
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
【秘密の本音】
目の前の彼女は、今かなり動揺しているらしい。
私の一挙手一投足におもしろいくらい反応する。
本棚へと追い詰めると、明らかに戸惑った表情を見せた名無しさん。
私から逃れる術を探しているらしい彼女は、必死に言葉を紡ぎだした。
「ブラッド、紅茶飲むんだよね?」
まぁ、これは名無しさんの常套手段なので、とりあえず今回も乗っておくことにする。
「あぁ。この後ゆっくりとね」
「……。あのさ、えーと、ほらこの服嫌なんでしょ!? もしそんなに嫌なら今すぐ着替えてくるけど」
「この距離なら服など目に入らないよ、名無しさん」
話しながら逃げようとする彼女。
こういう可愛らしい抵抗は、余計に私を煽っているということに気づかないらしい。
とりあえず腕を掴んで名無しさんを見つめると、彼女はきっぱりとこういった。
「メイドに手を出すってどうかと思うけど!」
……そういう訴え方をするとはね。
愉快な子だ。
「ふむ……君がメイドなら手を出すのも悪くない」
別にメイドが嫌いなのではなく、顔なしに興味がないだけだ。
名無しさんがメイドなら、雇い主としてむしろ色々な要求をさせてもらってもいいくらいだ。
すると、名無しさんは墓穴を掘ってしまったことに気づいたらしい。
言葉がぱったりと止まった。
その様子に思わず顔が緩む。
「そろそろ打ち止めかな?」
彼女の頬から耳へと手を滑らせていくと、名無しさんはびくりとしたまま固まってしまった。
戸惑いを浮かべた表情で私を見ている。
恐怖や怯えといった様子ではない時点で、私に分があるように思える。
そろそろ堂々と触れてもいい関係にしたい。
「名無しさん、私もそろそろ我慢の限界なんだ。手段を選ぶより前に手が出てしまいそうだよ」
ぼんやりとする名無しさんに話しかけるが、今の彼女に私の言葉がきちんと理解できているのかはかなり怪しい。
不思議そうに私を見ている名無しさんに顔を寄せると、彼女はそこでふっと息をつめた。
「そろそろ私のものになってくれ。名無しさん」
そう言って彼女の唇にキスを落とす。
2,3秒してからやっと反応を見せる彼女。
唇を離して名無しさんを見ると、私の視線に気づいたらしい名無しさんは思い切りこちらを睨みつけてきた。
思わず笑う私に、名無しさんはふくれっ面のまま抱きついてきた。
この流れでそうくるか。
素直なのか、意地っ張りなのかわかりかねる所が名無しさんらしい。
「君は本当に面白い子だ」
そう言って彼女を抱きしめると、名無しさんはそのまま私の胸におさまった。
耳まで赤くしながら大人しくする名無しさんが愛しくて、彼女の髪にキスをした。
目の前の彼女は、今かなり動揺しているらしい。
私の一挙手一投足におもしろいくらい反応する。
本棚へと追い詰めると、明らかに戸惑った表情を見せた名無しさん。
私から逃れる術を探しているらしい彼女は、必死に言葉を紡ぎだした。
「ブラッド、紅茶飲むんだよね?」
まぁ、これは名無しさんの常套手段なので、とりあえず今回も乗っておくことにする。
「あぁ。この後ゆっくりとね」
「……。あのさ、えーと、ほらこの服嫌なんでしょ!? もしそんなに嫌なら今すぐ着替えてくるけど」
「この距離なら服など目に入らないよ、名無しさん」
話しながら逃げようとする彼女。
こういう可愛らしい抵抗は、余計に私を煽っているということに気づかないらしい。
とりあえず腕を掴んで名無しさんを見つめると、彼女はきっぱりとこういった。
「メイドに手を出すってどうかと思うけど!」
……そういう訴え方をするとはね。
愉快な子だ。
「ふむ……君がメイドなら手を出すのも悪くない」
別にメイドが嫌いなのではなく、顔なしに興味がないだけだ。
名無しさんがメイドなら、雇い主としてむしろ色々な要求をさせてもらってもいいくらいだ。
すると、名無しさんは墓穴を掘ってしまったことに気づいたらしい。
言葉がぱったりと止まった。
その様子に思わず顔が緩む。
「そろそろ打ち止めかな?」
彼女の頬から耳へと手を滑らせていくと、名無しさんはびくりとしたまま固まってしまった。
戸惑いを浮かべた表情で私を見ている。
恐怖や怯えといった様子ではない時点で、私に分があるように思える。
そろそろ堂々と触れてもいい関係にしたい。
「名無しさん、私もそろそろ我慢の限界なんだ。手段を選ぶより前に手が出てしまいそうだよ」
ぼんやりとする名無しさんに話しかけるが、今の彼女に私の言葉がきちんと理解できているのかはかなり怪しい。
不思議そうに私を見ている名無しさんに顔を寄せると、彼女はそこでふっと息をつめた。
「そろそろ私のものになってくれ。名無しさん」
そう言って彼女の唇にキスを落とす。
2,3秒してからやっと反応を見せる彼女。
唇を離して名無しさんを見ると、私の視線に気づいたらしい名無しさんは思い切りこちらを睨みつけてきた。
思わず笑う私に、名無しさんはふくれっ面のまま抱きついてきた。
この流れでそうくるか。
素直なのか、意地っ張りなのかわかりかねる所が名無しさんらしい。
「君は本当に面白い子だ」
そう言って彼女を抱きしめると、名無しさんはそのまま私の胸におさまった。
耳まで赤くしながら大人しくする名無しさんが愛しくて、彼女の髪にキスをした。