真夏のティーパーティー!その2
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【ほわほわ】
グレイがいつになく忙しそうだ。
ナイトメアが仕事をためこんでいるくせに風邪で倒れたことや、会合が近いことが主な理由だと思うけれど、あんなにバタバタしている彼を見たことは今までない。
いつでも落ち着いている大人だとばかり思っていたので、彼の新しい一面を見た!という感じがする。
出来る限りのことは手伝うようにしてきた。
そして、今日も色々と手伝いをして休憩になんとか入ったところだった。
「……うあ~、もうだめだ。眠い。寝たい」
私は休憩所の机にバタンとうつぶせた。
かれこれ2時間帯はぶっ通しで働いた。
食事すらままならず、今やっと珈琲を口にしたのだ。
「でも、グレイなんてもっと大変そうだもんね」
私が文句を言う訳にはいかない。彼の方が働いているのだ。
そう考えていたら、ちょうどグレイが休憩所に入ってきた。
「あぁ、名無しさん。お疲れ様」
「グレイ! お疲れ様です」
彼はつかつかと入ってくると、私の前の席にすっと座った。
どんなに疲れていても「どさっ」と座らないスマートな感じがグレイだなぁ、と感心する。
「珈琲飲む?」
「あぁ、ありがとう。実はこれを買ってきた」
彼はそう言って缶コーヒーを机に乗せた。
「珍しいね、缶コーヒーを買ってくるなんて」
「淹れる気力も起こらなくてね」
煙草を取り出し火をつけるグレイに話しかけた。
「大丈夫?ちゃんと眠れてるの?」
「いや、ここ5時間帯くらいは寝てないな」
「え!?」
驚く私にグレイはふぅーっとたばこの煙を吐き出しながら笑った。
「おかげで頭が上手く働かなくてね、なんだかちょっと楽しくなってきてるよ」
「……それ、そうとうきてるよね」
あぁ、グレイがちょっと壊れてきている。よっぽどだぞ、これは。
「一回寝て来たら?」
「あぁ、今やっている所が片付いたら寝るよ。たぶん2時間帯くらい先になりそうだが」
「うわ、それだめだよ、過労死の予感だよ、今すぐ寝た方がいいよ!」
「過労死の予感か……確かにな」
「笑う所じゃないからね!?」
頷きながら私を楽しそうに見るグレイに、心の底からツッコミを入れた。
いつもよりもちょっとほわほわした雰囲気があるけれど、それはたぶん疲れのせいだ。(ちょっと可愛いなんて思ったらダメだよ私!)
「とりあえずこの休憩を少し長めにとろうと思って来たんだ。名無しさんに会えてよかったよ」
グレイはそう言って微笑んだ。
思わずドキリとする私に気づく様子もなく煙草の火を消すと、ほわほわした彼はぱちんと缶コーヒーを開けた。
「グレイほんとに疲れてるよね、今襲われたらひとたまりもないね」
エースが来たら私が追い払うしかないだろうなぁと思いつつ言うと、彼は「そうだな。今は困る」と笑った。
「名無しさんになら襲われてもいいが……いや、やっぱり今は困るな」
「私は襲わないから」
まさかの発言に素でツッコんでしまった私。
これは本当に相当来てる。
「グレイ、ほんとに寝た方が良さそうだね」
襲ってでも寝かしつけた方がいいかもしれない。
グレイがいつになく忙しそうだ。
ナイトメアが仕事をためこんでいるくせに風邪で倒れたことや、会合が近いことが主な理由だと思うけれど、あんなにバタバタしている彼を見たことは今までない。
いつでも落ち着いている大人だとばかり思っていたので、彼の新しい一面を見た!という感じがする。
出来る限りのことは手伝うようにしてきた。
そして、今日も色々と手伝いをして休憩になんとか入ったところだった。
「……うあ~、もうだめだ。眠い。寝たい」
私は休憩所の机にバタンとうつぶせた。
かれこれ2時間帯はぶっ通しで働いた。
食事すらままならず、今やっと珈琲を口にしたのだ。
「でも、グレイなんてもっと大変そうだもんね」
私が文句を言う訳にはいかない。彼の方が働いているのだ。
そう考えていたら、ちょうどグレイが休憩所に入ってきた。
「あぁ、名無しさん。お疲れ様」
「グレイ! お疲れ様です」
彼はつかつかと入ってくると、私の前の席にすっと座った。
どんなに疲れていても「どさっ」と座らないスマートな感じがグレイだなぁ、と感心する。
「珈琲飲む?」
「あぁ、ありがとう。実はこれを買ってきた」
彼はそう言って缶コーヒーを机に乗せた。
「珍しいね、缶コーヒーを買ってくるなんて」
「淹れる気力も起こらなくてね」
煙草を取り出し火をつけるグレイに話しかけた。
「大丈夫?ちゃんと眠れてるの?」
「いや、ここ5時間帯くらいは寝てないな」
「え!?」
驚く私にグレイはふぅーっとたばこの煙を吐き出しながら笑った。
「おかげで頭が上手く働かなくてね、なんだかちょっと楽しくなってきてるよ」
「……それ、そうとうきてるよね」
あぁ、グレイがちょっと壊れてきている。よっぽどだぞ、これは。
「一回寝て来たら?」
「あぁ、今やっている所が片付いたら寝るよ。たぶん2時間帯くらい先になりそうだが」
「うわ、それだめだよ、過労死の予感だよ、今すぐ寝た方がいいよ!」
「過労死の予感か……確かにな」
「笑う所じゃないからね!?」
頷きながら私を楽しそうに見るグレイに、心の底からツッコミを入れた。
いつもよりもちょっとほわほわした雰囲気があるけれど、それはたぶん疲れのせいだ。(ちょっと可愛いなんて思ったらダメだよ私!)
「とりあえずこの休憩を少し長めにとろうと思って来たんだ。名無しさんに会えてよかったよ」
グレイはそう言って微笑んだ。
思わずドキリとする私に気づく様子もなく煙草の火を消すと、ほわほわした彼はぱちんと缶コーヒーを開けた。
「グレイほんとに疲れてるよね、今襲われたらひとたまりもないね」
エースが来たら私が追い払うしかないだろうなぁと思いつつ言うと、彼は「そうだな。今は困る」と笑った。
「名無しさんになら襲われてもいいが……いや、やっぱり今は困るな」
「私は襲わないから」
まさかの発言に素でツッコんでしまった私。
これは本当に相当来てる。
「グレイ、ほんとに寝た方が良さそうだね」
襲ってでも寝かしつけた方がいいかもしれない。