短編2
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【気まぐれなキス】
キスの後に突然エースはこう言った。
「……たまには名無しさんからキスしてくれると嬉しいんだけどな」
あまりに爽やかに言われたので、一瞬意味がまったくわからなかった。
彼の言葉を理解した瞬間、一気に恥ずかしくなる。
なにとんでもなく恥ずかしいことを爽やかに要求してくるんだ、この人!
私は思わず逃げ腰になる。
しかし、いつのまにか腕をがしりと掴まれていることに気づいた。
「!」
エースを見ると、彼はにこにこと笑って私を見ていた。
……どうやら本気らしい。
私からいかないと、解放してくれそうもない。
別にいいんだけど、こう改まって「キスしますよ」っていうのはかなり恥ずかしい。
「……えぇと、じゃあ失礼して」
そんな前置きをしてしまった私に、エースは楽しそうに笑いながら「いつでもどうぞ」と言う。(なんか変じゃない?)
まるで何かの罰ゲームみたいだ。
ドキドキしつつ、エースに近づいた。
でも、なんだかやっぱり恥ずかしくて私はぴたりと止まる。
おとなしく目を瞑って待っていたエースは不思議そうに首を傾げた。(こんなときばっかり可愛いなこの迷子!!)
……ちゅっとして離れればいいよね、うん。
そう思って再び顔を近づけた時だった。
「ずるいぜ、名無しさん。あんまり焦らさないでほしいんだけどな」
ぱっと目を開いたエースの顔がぐんと近づいてきたかと思うと、そのままキスされる。
話が違う!
そう思ったけれど、深くなるキスにどうでもよくなってしまった。
キスの後に突然エースはこう言った。
「……たまには名無しさんからキスしてくれると嬉しいんだけどな」
あまりに爽やかに言われたので、一瞬意味がまったくわからなかった。
彼の言葉を理解した瞬間、一気に恥ずかしくなる。
なにとんでもなく恥ずかしいことを爽やかに要求してくるんだ、この人!
私は思わず逃げ腰になる。
しかし、いつのまにか腕をがしりと掴まれていることに気づいた。
「!」
エースを見ると、彼はにこにこと笑って私を見ていた。
……どうやら本気らしい。
私からいかないと、解放してくれそうもない。
別にいいんだけど、こう改まって「キスしますよ」っていうのはかなり恥ずかしい。
「……えぇと、じゃあ失礼して」
そんな前置きをしてしまった私に、エースは楽しそうに笑いながら「いつでもどうぞ」と言う。(なんか変じゃない?)
まるで何かの罰ゲームみたいだ。
ドキドキしつつ、エースに近づいた。
でも、なんだかやっぱり恥ずかしくて私はぴたりと止まる。
おとなしく目を瞑って待っていたエースは不思議そうに首を傾げた。(こんなときばっかり可愛いなこの迷子!!)
……ちゅっとして離れればいいよね、うん。
そう思って再び顔を近づけた時だった。
「ずるいぜ、名無しさん。あんまり焦らさないでほしいんだけどな」
ぱっと目を開いたエースの顔がぐんと近づいてきたかと思うと、そのままキスされる。
話が違う!
そう思ったけれど、深くなるキスにどうでもよくなってしまった。