登場人物
夢小説設定
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主人公①→天然、かわいい系
主人公②→ドS、綺麗系
主人公③→ヲタク、元気一杯
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海波「えっと、はじめまして! 冬城海波です!」
璃架「あら、海波、誰に挨拶してるのかしら?」
海波「あ、璃架! あのね、この物語を読んでくれる読者様に向けて挨拶してるんだよ!」
璃架「あぁ、そういう事ね。 それにしてもこの物語、最初は十年前に始まって、何度かリメイク試みて挫折して……私たちは何時になったら進級出来るのかしら」
萌絵「進級どころか春を超えてないからね」
海波「わ!萌絵!どこ行ってたの?」
萌絵「マンガ読んでた!うへへへへ甲斐くううううん! そうだよ! 甲斐くん! 甲斐くんがもっとも輝く夏がまだ一度も来たこと無いんだよこの話!」
海波「えっと、萌絵の言う甲斐くんっていうのは、水泳の王子様って言うマンガの、萌絵の一押しキャラらしいです……!」
璃架「その設定も如何なものかよね。 当時はその水泳の王子様の元になったテニスの王○様が流行ってたからまだいいけども……」
海波「ちょっと璃架……!」
萌絵「そうなんだよね。 ぶっちゃけ今の時代ユーリオンア○スとかなんなら男水○とかいう水泳アニメもあるっぽいし」
海波「萌絵まで……! それに最後の男○!全然隠れてないよ……!」
璃架「本編では絶対ツッコミ役になんか回らない海波がここまでフォローに徹するなんて、時代の流れは恐ろしいわ……」
海波「もうー! そういう話はおしまい! もっとこう、豊富とか……!」
萌絵「アタシはぶっちゃけ恋愛とかそういうなんか明らかアタシだけ蔑ろにされそうな物語に身を投じるなら、部屋で静かにマンガだけ読んでたいやー」
海波「蔑ろになんかしないよ!」
萌絵「海波……!」
璃架「まぁ根っからのヲタクな萌絵が恋愛パートに行くのには大分時間が掛かるわよね。 見た目もあなた、下手な男子よりも男子っぽいというか女子っぽい所がまるで無いわけだし、何より重度のヲタクだし……」
萌絵「そこまで言うかぁ!」
璃架「でも、昔は作者も読者も割とあなたを気に入っていたのよ。 明らかに可愛い海波や、美人でツンデレ要素があったりで恋愛パートに行きやすい私よりも、等身大なあなたは人気が出やすいの」
萌絵「自分で言うんかい!」
璃架「事実だもの」
海波「萌絵もちゃんとすれば可愛いよ」
萌絵「~っっ! あぁもう海波は天使……! この世に産み落とされた最後の天使!!!!」
海波「ひゃっ」
璃架「相変わらずスキンシップが激しいわね。 まぁ何が言いたいかというと、萌絵も含めて私たちはヒロインなんだから、せっかく十年振りにやってきた出番を楽しみましょう」
海波「そうだね! えへへー楽しみだなぁ」
萌絵「次こそは!次こそはアタシと海波の百合ルートを!」
海波「えぇ!?」
萌絵「どこぞの馬の骨なんかに海波を渡すかァァァアア!」
璃架「安心しなさい萌絵。 そのルートは永遠に現れないわ」
萌絵「ノオオオオオ!」
璃架「さて、そろそろ私は明日からの為に準備しなくちゃ」
海波「あ!そうか!私たち明日羽ヶ咲町に出発するんだよね!今日はちゃんと寝なきゃ!」
萌絵「え、ちょ……」
海波「萌絵っ! 明日6時に駅で待ち合わせだからねっ」
璃架「遅刻したら容赦なく置いていくわよ」
萌絵「いやいやお二人さん」
海波「ばいばいっ」
璃架「また明日」
萌絵「………………えー」
萌絵「mermaid……始まります!!!!」
萌絵「ちょっと置いていかないでよおおおおおおお!!!! アタシこういう締めるとか無理だってばぁぁああああ!!!!」
mermaid、始まります。