–「いやぁ、何度も何度も同じ質問に答えるのは疲れるよ。」–


耳郎「おは…って雪！？え、来て大丈夫なの！？」

「うん、大体の人に言われる。」

流石に何回もこの質問をされるとキツいかな？

緑谷「あのさ、長月さんって、プロヒーローユエなの？」

「そうだよ。素性は隠しておくつもりだったけど、そうもいかなくなったからね。」

ぐったりしているところに緑谷が入ってきた。

切島「プロヒーローユエといえば、カッケーよな！どんなヴィランでも最善の手で素早く対処してさ！」

ん？

上鳴「そうそう。歌声も綺麗でさ。」

んん？

峰田「あの仮面もグッド！」

んんん？
変な方向に話が進んでいってる気がするなぁあ！？

蛙吹「昔、弟たちが助けてもらったことがあって、恩師だわ。」

「えっと……あの目が大きな子達？」

蛙吹「覚えているの？」

「結構懐かれましたから。」

蛙吹「あの時はありがとう。ずっと伝えたかったの。」

「いや、別に、ヒーローなら当然でしょ。」///

やばい、めっちゃ顔赤い。
というか、熱い。

ユエのヒーロートークでめちゃくちゃ盛り上がってる。
いや、でもさ。

「あの、ほんとに、切実に、やめてもらってもいいですか。」

恥ずかしくて死にそうです。


相澤「みんな、おはよう。」

「「「相澤先生、復帰早ぇええ！！！」」」

うん、兄さんの方が怪我してるんだよなぁ。
ああ、陽の癒しの力も使えるは使えるんだけど、あんまやりすぎると死んじゃうんだよねぇ。
ミイラマン。
マイクがそう言ってた気する。

相澤「俺の安否なんてどうでもいい。なにより、本当の戦いは終わっちゃいねぇ。」

あ、考えてるうちに結構話進んでた。

切島「まさか、またヴィランが…。」

相澤「雄英体育祭が迫ってる。」

シーン。
一瞬静かになった。
でも、私は嫌ぁな予感がして耳を塞いだ。

「「「クソ学校っぽいのキタァ！！！」」」

うん。
耳塞いでいてもうるさい。