入学、戦闘訓練、USJ襲撃
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–この後、説教が二時間続いた。–
ピコン、ピコン、
ただ機械音が続く。
「ん、んん?」
柚「起きたか?」
見て左側によく知った顔があった。
「今何時。」
柚「日曜日、午後3時過ぎ。」
「寝過ぎた。」
柚「たまにはいいんじゃね。」
2日も寝ていたんだ。
通りで声が出しづらいわけだ。
「……ねえ、兄さんは!?イッ…。」
柚「落ち着けって、傷が開くぞ。」
「兄さんは生きてるよね!?あの人の方が私よりも重症なの!」
柚「だ、か、ら、傷が開くっつってんだよ!少しは人の話を聞け!」
キレられた。
「うぅ、ごめん。」
柚「俺が言いたいのは一つ。隣を見てみろ。」
「?」
柚に言われて横を見ると、身体中が包帯で巻かれている兄さんの姿があった。
柚「な?周りはよく見ること。あ、俺ナース呼んでくるから、くれぐれも動くなよ?」
と言っていたかもしれない。
でも、私は柚の言っていたことを聞いているようで聞いていなかった。
「兄さん、起きてる?」
相澤「ああ、お前は元気そうだな。」
「よかった、生きてる。」
相澤「このざまだけどな。」
包帯が口元にも巻かれているからか、声がくぐもっているけど、いつも聞いてるその声に泣きそうになる。
ヒーローをやってる限り、死と隣合わせ。
でも、失いたくない。
そう思ってしまう。
相澤「雪、悪いな。またお前にトラウマを与えるところだった。」
「っ…ほんとだよ、バカ兄。もう、あんな無茶しないで。」
私はベッドを降りて兄さんのベッドまで駆け寄った。
これがまずかった。
柚「おい、雪。なんでお前動いてる。」
背筋が凍るほど冷たい声。
「えっとー…。」
柚「俺言ったよな?動くなって、なのにお前はなんで動いてるんだ。あァ?」
「ごめんなさい。」
こういう時はすぐに謝るのが鉄則。
柚は怒らせると、怖い。
相澤(ご愁傷様、雪。)
と思っていたことを私は知っている。
今度、嫌がらせでもしよう。
柚「これから俺はイレイザーの検査に付き添うけど、お前は絶対に大声出したり、動いたりしないこと。いいな?」
「はーい。」
柚「はいは短く。」
「はいはい。行かなくていいの?」
柚「お前が引き止めたんだろうが!」
と、理不尽に叱られたこの頃。
コンコンコン
暇だなぁと思っていた矢先、ドアがノックされた。
「はーい、どうぞ。」
心操「雪!」
お、人使だった。
「おー、お見舞い?」
心操「……はぁ。」
「え、ちょ、なんでため息!?」
解せぬ!って、いつかあったなぁ。
心操「柚さんから連絡があって、心配して急いできたらピンピンしてて、肩を落とすに決まってんだろ。」
「えぇ、なんかごめん。」
心操「とりあえず、無事そうで何よりだよ。」
あ、そうだ。
一昨日?稽古つける約束してるんだ。
「稽古つけられなくてごめん。」
心操「いや、今更か?」
「うん。だって、今度体育祭があるんだし、少しでも…」
心操「俺はお前に嫌味を言いにきたわけじゃないんだけど。」
「でも…。」
心操「はぁ、まだ体育祭まで一週間はあるんだ。その時みっちりやってくれんだろ?」
「それは、もちろん。」
心操「ならそれで返してくれ。いいか?」
ほんと、人使はズルい。
「ズルいなぁ…うん。みっちりシゴくからね」
心操「……少しは手加減してくれ。」
「死なない程度にはするつもり。」
と言ったあと、人影があったのを見つけた。
その人物に私はあははは…と乾いた笑いが出ていた。
柚「ゆき?」
「ピァ……。」
やばい、死刑宣告だ。
柚「どうしても、わからせたほうがいいみたいだなぁ?」
ピァ…。(2回目)
心操(悪い雪。俺に柚さんを止めるのは無理だ。)
という心境はなんとなく察した。
うん、お前が悪いわけじゃないよ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
新しいキャラクター
薬師 柚(ヤクシ ユズ)
雪や陽の主治医。
個性:鑑定・製薬
人の病状などを見ることができる。
薬を作ることができる。
※材料さえあれば、と言う欠点がある。
怒らせると怖い。
ピコン、ピコン、
ただ機械音が続く。
「ん、んん?」
柚「起きたか?」
見て左側によく知った顔があった。
「今何時。」
柚「日曜日、午後3時過ぎ。」
「寝過ぎた。」
柚「たまにはいいんじゃね。」
2日も寝ていたんだ。
通りで声が出しづらいわけだ。
「……ねえ、兄さんは!?イッ…。」
柚「落ち着けって、傷が開くぞ。」
「兄さんは生きてるよね!?あの人の方が私よりも重症なの!」
柚「だ、か、ら、傷が開くっつってんだよ!少しは人の話を聞け!」
キレられた。
「うぅ、ごめん。」
柚「俺が言いたいのは一つ。隣を見てみろ。」
「?」
柚に言われて横を見ると、身体中が包帯で巻かれている兄さんの姿があった。
柚「な?周りはよく見ること。あ、俺ナース呼んでくるから、くれぐれも動くなよ?」
と言っていたかもしれない。
でも、私は柚の言っていたことを聞いているようで聞いていなかった。
「兄さん、起きてる?」
相澤「ああ、お前は元気そうだな。」
「よかった、生きてる。」
相澤「このざまだけどな。」
包帯が口元にも巻かれているからか、声がくぐもっているけど、いつも聞いてるその声に泣きそうになる。
ヒーローをやってる限り、死と隣合わせ。
でも、失いたくない。
そう思ってしまう。
相澤「雪、悪いな。またお前にトラウマを与えるところだった。」
「っ…ほんとだよ、バカ兄。もう、あんな無茶しないで。」
私はベッドを降りて兄さんのベッドまで駆け寄った。
これがまずかった。
柚「おい、雪。なんでお前動いてる。」
背筋が凍るほど冷たい声。
「えっとー…。」
柚「俺言ったよな?動くなって、なのにお前はなんで動いてるんだ。あァ?」
「ごめんなさい。」
こういう時はすぐに謝るのが鉄則。
柚は怒らせると、怖い。
相澤(ご愁傷様、雪。)
と思っていたことを私は知っている。
今度、嫌がらせでもしよう。
柚「これから俺はイレイザーの検査に付き添うけど、お前は絶対に大声出したり、動いたりしないこと。いいな?」
「はーい。」
柚「はいは短く。」
「はいはい。行かなくていいの?」
柚「お前が引き止めたんだろうが!」
と、理不尽に叱られたこの頃。
コンコンコン
暇だなぁと思っていた矢先、ドアがノックされた。
「はーい、どうぞ。」
心操「雪!」
お、人使だった。
「おー、お見舞い?」
心操「……はぁ。」
「え、ちょ、なんでため息!?」
解せぬ!って、いつかあったなぁ。
心操「柚さんから連絡があって、心配して急いできたらピンピンしてて、肩を落とすに決まってんだろ。」
「えぇ、なんかごめん。」
心操「とりあえず、無事そうで何よりだよ。」
あ、そうだ。
一昨日?稽古つける約束してるんだ。
「稽古つけられなくてごめん。」
心操「いや、今更か?」
「うん。だって、今度体育祭があるんだし、少しでも…」
心操「俺はお前に嫌味を言いにきたわけじゃないんだけど。」
「でも…。」
心操「はぁ、まだ体育祭まで一週間はあるんだ。その時みっちりやってくれんだろ?」
「それは、もちろん。」
心操「ならそれで返してくれ。いいか?」
ほんと、人使はズルい。
「ズルいなぁ…うん。みっちりシゴくからね」
心操「……少しは手加減してくれ。」
「死なない程度にはするつもり。」
と言ったあと、人影があったのを見つけた。
その人物に私はあははは…と乾いた笑いが出ていた。
柚「ゆき?」
「ピァ……。」
やばい、死刑宣告だ。
柚「どうしても、わからせたほうがいいみたいだなぁ?」
ピァ…。(2回目)
心操(悪い雪。俺に柚さんを止めるのは無理だ。)
という心境はなんとなく察した。
うん、お前が悪いわけじゃないよ。
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新しいキャラクター
薬師 柚(ヤクシ ユズ)
雪や陽の主治医。
個性:鑑定・製薬
人の病状などを見ることができる。
薬を作ることができる。
※材料さえあれば、と言う欠点がある。
怒らせると怖い。