–塚内さんの苦悩–


葉隠「あれ？雪ちゃんがいないよ？」

相澤「あいつは個性の使いすぎで保健室に行った。まあ、早退したかもな。」

耳郎「大丈夫かなぁ。」

八百万「ええ。心配ですわ。」

麗日「先生！雪ちゃんのとこにお見舞いに行きたいんですが。」

相澤「……ついでに渡してほしい資料がある。渡してくれ。」

女子「はい！」

相澤（今すぐ帰るように言わないとな。）


塚内「やっぱり、いつ見てもすごいな。ものの数分で片付けてしまうなんて。」

「いや、警察の人たちがスムーズに動いてくれたからです。」

ピロン

「すみません。」

塚内「いや。大丈夫だよ。」

イレイザーから？

なん……

相澤
今女子たちがお前の家に向かっている、すぐに家に戻れ

は？
いや、何でや？

まあ、いいや。
戻らないと！

「すみません。すぐに戻らないといけなくなりました。」

塚内「ああ。戻ってくれて構わないよ。」

「では。」

〔影渡〕

塚内さんの陰を使って移動する

塚内「！……使うんなら言ってくれ…びっくりするから…。」

塚内さんのため息は私には聞こえなかった。