これからともに
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「ただいま~!借りてきたよ!」
急いでレンタカー店に行ったから早めに帰ってこれた。スマホに連絡はなかったけど、何かあったらと心配だったからほんとに急いだ。すっごく暑い。
「▲▲!おかえり!Было ли что-нибудь?Я волновалась!(☆☆!おかえり!何もなかったか?心配だった!)」
「ただいまヴァーシャ、どうしたの?何かあった?」
「おかえり。ずっとそわそわしてたから心配してたんだろ」
「ただいま百ちゃん、そうだったんだ。大丈夫だよ、ちょっと行ってきただけだから」
駆け寄って来てお出迎えしてくれたヴァーシャにブンブン振っている尻尾が見えた。対して百ちゃんはのしのし歩いてきて、私の左手を右手で掴んでにぎにぎしている。大きなかわいいわんちゃんとねこちゃんにしか見えない。
「アシリパちゃんたちは大丈夫だった?」
「遊んでるから問題ない」
背中に帽子と上着を脱いで薄着になったヴァーシャを引っ付けたままリビングに行くと、ジグソーパズルをやっていた。和室に置いておいたおもちゃ入れから持ってきたようだ。
「☆☆、帰ったか!」
「おかえり、☆☆ちゃん」
「☆☆ちゃんおっかえり~」
「ただいま!」
この星空が綺麗なやつはヴァーシャが気に入って買ったものだ。この柄をやり始める前に帰ってしまったので和室のおもちゃ入れにしまっておいたのだ。
「ジグソーパズルやってたんだね」
「朝起きて部屋のなかを見ていたら色々入った箱を見つけたんだ。絵がバラバラになっているものがあったから、さっき尾形に聞いたんだ。そしたら、やり方を教えてもらったからみんなでやっていたんだ」
「これ難しいけど、ほんとに子供のおもちゃなの?」
「これは難しいやつだから大人用かな。二人とも子供用のは絵が気に入らなかったみたいで買ったのは全部難しいのなんだ」
特にヴァーシャがキャラクターものより風景や生き物が描かれたものが好きだった。完成品は私の部屋に二つ飾ってある。
「☆☆ちゃんも帰ってきたし、これは中断して出掛けよっか」
「そうだな。帰ってきたら続きをやろう」
「じゃあ、外は暑いから薄着になってもらってもいいかな」
「一応これで薄着なんだけど」
杉元さんはシャツに着物を着た状態でそう言った。もしかして私が冬服だと思っていただけで、実際は夏服だったのか。明治時代だもんね。今と比べると薄着の感覚も違うよね。無理に脱がせるのもどうかと思うので、暑かったら脱いでもらおう。服買うまではなるべく部屋のクーラー効かせる予定だけど、体ことを考えるとクーラーガンガンのままにはあまりしたくない。
「とりあえず軍服は駄目だからヴァーシャは上着は脱いで。杉元さんは暑かったら着物脱いでね。白石さんはそのままでも大丈夫かな」
アシリパちゃんはどうしようかな。子供服は百ちゃんとヴァーシャが着ていたのしかない。おそらく入らなそうだ。お店もクーラー効いてるだろうし着替えなくても大丈夫かな?すごく似合っているし、子供だからそんなに怪しまれないと思うんだけど。
「アシリパちゃん今暑い?」
「いや、暑くないぞ」
「じゃあ、アシリパちゃんはそのままの格好で靴だけ変えようか」
「ああ、わかった」
車を借りに行くときに玄関でみんなの靴を確認しておいたのだ。男性陣のブーツや靴は暑そうだけど代わりがあるわけではないので仕方ないとして、アシリパちゃんの靴は子供用のクロックスがあるので変えたかった。
マフラーを外した杉元さんは傷痕が気になっているようだ。これはあれが役に立つかもしれない。
「杉元さん、これテーピングって言うんだけど傷痕隠すのに使えるかなって」
「あっほんとに?ありがとう、☆☆ちゃん」
「貼るの手伝うね」
首のところにある銃弾の痕など目立ちそうなところをテーピングで隠した。あとで私のキャップを貸そう。
百ちゃんはシャツ姿になったみたいだから大丈夫だ。
「▲▲、かみほしい」
「かみ?」
「えかく、ちいさいかみほしい」
「いいよ、じゃあ私の部屋に行こう」
ポケットに入るサイズがいいらしいので、メモ帳を渡した。ペンも気になったようなので、ペンケースを見せると一本だけ入れておいた鉛筆を手に取った。あとは、杉元さんに渡す黒いキャップを取り、リビングに戻った。
「杉元さん、これ帽子。サイズ大きくしたから大丈夫だと思うんだけど」
「ありがとう☆☆ちゃん。うん、ぴったりだ」
帽子サイズ合って良かった。
男性陣には履いてきた靴で出掛けるようお願いし、アシリパちゃん用のクロックスも出しておいた。戸締まりや財布など持ち物の確認も終わった。
「準備も終わったし、そろそろ買い物行こうか」
家の鍵をかけ、みんなでエレベーターで降り、駐車場に向かった。エレベーター初体験の三人は浮遊感に驚き興奮していた。駐車場に着いてからまず揉めたのが助手席は誰が座るかだった。百ちゃんとヴァーシャが自分が座ると言い合っていたが、白石さんにお願いした。なぜなら落ち着いて隣に座っててくれそうだったからだ。言い合っていた二人も外の暑さに参ったのか、諦めてさっさと車に入りクーラーを所望された。出発する前にアシリパちゃんに車について聞かれたので分かる範囲で答える。
車の中は話し声がするくらいで静かだった。外のことを杉元さんとアシリパちゃんが聞いて、百ちゃんが分かるところを答えている。いつもは軽自動車しか運転しないから、ワゴンを運転するには集中しないと危ないのであまり騒がないようにお願いしておいたからだ。事故なんか起こしてしまったら警察が来て大変なことになってしまう。
大型スーパーに着き車を停めて後部座席を見ると、外の暑さを体験したからか杉元さんは着物を脱いでいた。みんな車酔いはしていないように見える。安全運転してよかった。
「着いたのでまずは服を買いに行きます。はぐれると大変なので、私のそばから離れないようにしてください」
車から出るとムッとする暑さを感じる。お昼前くらいだからもう暑くなってきた。これは早くみんなをお店の中に入れないといけないね。入り口に近いところに車停められて良かった。
「なにこの暑さやばくない?北海道の暑さと全然違うんだけど」
「うるさいぞ白石、さっさと歩け。アシリパさん大丈夫?」
「大丈夫だ。早く行こう」
私が一番前を歩き百ちゃんとヴァーシャが一番後ろを歩いている。最初の驚きポイントを経験者で挟む形だ。
「☆☆!この扉勝手に開いたぞ!」
「自動ドアって言って人が来ると開くようになってるんだよ」
アシリパちゃんが興味津々のようなので、センサーが反応してドアが開くことを教えると「面白いな」と喜んでいた。
洋服売り場は一階の左側にある。夏休みだから人が多いので気をつけて進まないといけない。アシリパちゃんたちはキョロキョロ見回しているが、ヴァーシャは視線を集めている。子供のときもそうだった。そして本人はまったく気にしていないのも同じだ。
「はい、紳士服売り場に着きました。まずは男性陣の服を選ぼうと思います。みなさん気に入ったものを持ってきてください。なかったら私が適当に見繕っちゃいますよ!」
そう言えば各々服を見に行ってくれたのだが、すぐに杉元さんが戻ってきた。
「☆☆ちゃん!ここにある服すごく高いよ!俺こんなに持ってない!」
「大丈夫だよ杉元さん。今の時代だとそんなに高くないし、お金も心配ないから安心して」
私もバイトして貯金増やしてたし、なぜか百ちゃんが来る前に宝くじが当たるから生活費はあまり心配ない。
「でも女の子に買ってもらうなんて申し訳ないよ」
「気にしなくて大丈夫だよ。ほら、服見てきて。遠慮しなくていいからね!」
一番最初に戻ってきたのは白石さんだった。アロハシャツと短パンを持ってきた。アロハシャツがとても気に入ったらしいのでそれ系統で数を増やし、短パンとタンクトップも複数カゴに入れた。外がとても暑かったので、涼しさ第一で選んだらしい。ヴァーシャはベージュのサマーニットと白いTシャツ、黒スキニーを持ってきた。他は何がいいか聞くとサマーカーディガンとデニムスキニーパンツを持ってきたので、カットソーを追加した。百ちゃんは紺のテーラードジャケットとジーンズ、白いTシャツを持ってきた。あとは適当に選んでくれと言われたので、五分袖のグレーパーカーと白と黒のカットソー一枚ずつ、黒のパンツを追加した。
「ねえ☆☆ちゃん、長袖の服ってないのかな?俺腕も傷だらけだからできれば隠したいんだけど」
「今店員さんに聞いてくるから、ちょっと待っててね」
店員さんに男性用の長袖の服か腕を隠せるものがないか聞いてみると、長袖はもうないがタトゥーを隠すのに使えるロングアームカバーがあると言われた。見本品を見ると杉元さんは見えるところだけでも筋肉がすごいので、一番大きいサイズが良さそうだ。複数買っておこう。
「杉元さんこれ腕につけると隠せるよ」
「ほんとに?☆☆ちゃんありがとう」
杉元さんの選んだ服はTシャツやカットソーと七分袖の黒いシャツだった。三人のを見ていたのか、複数持ってきてくれたのでこれで良さそうだ。サンダルと靴をそれぞれ選び靴下と下着もカゴに入れた。一人一つのカゴでどうにかレジまで持っていけそうで良かった。
レジで会計を済ませ、値札を切ってもらった人から着替えてもらった。来ていた服をもらった袋に入れ各自持ってもらう。アシリパちゃんに「みんな似合ってるね」と言うと「涼しげになった。特に白石が涼しそうだ」と言われた。アシリパちゃんは機能性を気にするのかもしれない。
「次はアシリパちゃんの服を買いに行こうか」
「アシリパさん、服着替えるのは平気なの?」
もしかしてアイヌの服を脱ぐのは良くないことだったのかな。でもクーラーが効いているところならいいけど、外に出ていたら熱中症になってしまう。
「平気だ。私が服を着替えたからといってアイヌである誇りを失うことはない。それに、ちゃんとした理由もあるからな」
着替えてもいいと言ってもらえたので子供服売り場に行くことにした。エスカレーターはまだ無理そうなので、エレベーターを使って二階に行った。
「アシリパちゃんはどんな服がいい?」
「うーん、今みたいな感じで動きやすいのがいい。窮屈なのは嫌だ」
足を出す服はあまり良くないんだろうから、レギンスに合いそうな服がいいんじゃないかな。
みんなにちょっと待っていてもらってレギンスを探しに行った。お目当てを持ってくる途中で刺繍の綺麗な白いワンピースとインナーがあったのでそれも持ってきた。
「アシリパちゃん、こういうのどうかな?」
「私が今穿いているのと似ているな」
「そうなんだ。これ穿いて上に白いワンピース着たら似合いそうだなって思って」
「☆☆が似合うと思ってくれるならそれにしよう。刺繍は私も好きだ。フチを思い出す」
「フチ?」
「私の祖母だ」
アシリパちゃんもおばあちゃん好きなんだね。百ちゃんもおばあちゃん子だと言っていた。私は核家族で両親はあまり家にいないし、おじいちゃんやおばあちゃんに会った記憶もあまりないので羨ましいところだ。
アシリパちゃんの他の服はワンピースを増やしたり、Tシャツとサロペットなども追加した。みんなと同じようにサンダルと靴、靴下と下着もカゴに入れた。下着は奇妙だという顔で見られたが、文化体験として受け入れてくれるらしい。会計を済ませ着替えたアシリパちゃんはとてもかわいかった。ハチマキは着けたままにするようだ。
「荷物置きに行ってから布団買ったほうがいいかな?」
「大丈夫だろう。力のあるやつばかりだからな」
「そう?じゃあお布団買いに行こっか」
お布団は同じ階にあるので移動も楽だ。寝具売り場に移動すると、すぐに百ちゃんが口を開いた。
「布団は三枚で枕は4つあればいい」
「なんでお布団は三枚なの?」
「杉元と白石で二枚、ヴァシリに一枚。俺は姉さんと一緒でいいからいらない。計三枚だ」
「わたし▲▲といっしょにねる!ひゃくずるい!!」
「わかったよ、三人で寝るからあまり大きな声は出さないようにね」
自分の唇に人指し指をあて、しーっとするとヴァーシャはコクリと頷いた。
百ちゃんもヴァーシャも甘えたなところは変わっていない、むしろ大きな子供みたいだと思う。ヴァーシャは人が居ても気にせず甘えてくるけど、百ちゃんは人が居ないところで甘えてくるタイプだった。今回は杉元さんと白石さんがいるからあまり見られない場所が必要なんだろうか。昨日も一緒に寝ると言い張ったのは甘えたかったからなのかもしれない。それなら一緒に寝るのも必要なことだ。
「アシリパちゃんの布団と枕も新しいのにする?」
「私は今日使ってたものでいい」
「ほんとに?ありがとうアシリパちゃん。じゃあ杉元さんたちの枕を決めようかな」
みんなに枕を試してもらっている間に、私はタオルケットなどを見繕っておいた。家にも少しあるけど、余分にあったほうが調節が効いていいだろう。私が品定めをしている間にそれぞれ好みの枕が決まったので、次は布団を決めた。杉元さんと白石さんのは厚めのものになった。ふかふかしているのがとても気に入ったらしい。ヴァーシャのは私の布団と同じくらいの厚さのものになった。ベッドを退け私が使っている布団と隣り合わせて三人で寝ることになったのだ。私は寝ることが趣味と言っても過言でないくらい一人のときはよく寝るので、ベッドにはこだわり大きめのものを使っている。なので、おそらくベッドは一度解体することになるだろう。
「☆☆!これはなんだ!?」
振り返るとアシリパちゃんは大きめの白い犬の抱き枕を抱えていた。ちょうどアシリパちゃんの身長と同じくらいだ。
「抱き枕って言うんだよ。寝るとき抱いて寝るから抱き枕」
「小さいときのレタラみたいだ!とてもかわいい!」
「レタラ?」
「私と一緒に暮らしていた狼だ。子供のときから一緒だった」
「そうなんだ。じゃあその子はうちにお迎えしようか。アシリパちゃんはお布団も枕も買ってないもんね」
「いいのか?ありがとう☆☆!」
とても気に入ったようで嬉しい。抱き枕を抱えて眠るアシリパちゃんはとてもかわいいことだろう。
会計を済ませエレベーターに乗り駐車場へ向かった。荷物を車に積むと全員は乗れないし、食品もまだなので一度家に置きに帰ることになった。お昼ご飯代わりに軽食を食べてからだけど。
「軽く食べられるものならたい焼きとかどうかな?」
「たい焼きか、聞いたことあるよ。大判焼きみたいなやつだよね」
「うん、最近は中の餡も色々種類があるんだ」
地下一階に移動し、たい焼きを買った。アシリパちゃんと百ちゃんとヴァーシャと私はあんこだけ、杉元さんと白石さんはあんことお好みたい焼きだ。杉元さんにお好みたい焼きは美味しいのか聞かれたので、美味しいと言うと白石さんも興味を持ったのか食べてみたいと言われたので二人は二匹だ。
休憩スペースに移動し、みんなに待っててもらい、私はペットボトルのお茶を買いに行った。戻って来ると、アシリパちゃんと杉元さんと白石さんが私と一緒に荷物を置きに行くことが決まっていた。
「私一人でどうにかなるよ」
「男手があるんだから使えばいいだろう。☆☆が力仕事する必要はない」
「アシリパちゃんが一緒なのはどうして?ここで休んでたほうが良いと思うんだけど」
「アシリパは杉元を制御するのが上手いから連れていった方がいい」
まあ確かに手伝ってもらったほうが早く戻ってこれるからいいか。私がいない状態が長いほうがよくない。
「わかった。じゃあ食べ終わったら行ってくるよ」
ヴァーシャが持っているメモ帳に私の携帯番号を書き、不審者として扱われたらこの番号を見せるように言っておいた。こっちに居たことがあるとはいえ、外で私が一緒にいないことはなかったから心配だ。アシリパちゃんたちに車酔いさせるわけにいかないし、事故ったら大変だしで安全運転は絶対だ。何事もなく迎えに来られることを祈ろう。
▼
「ヴァシリ、ここから元の時代に戻ったとき何か見たか?数日前に夢とか見なかったか?」
「わからない。ひゃくかんたんにいうわすれる。だめ」
こいつ自分の日本語の話せなさを棚に上げて、俺が分かりやすく言うことを忘れるのをどうにかしろと?馬鹿言え、俺のロシア語の堪能さを見習えよ。俺は突然殴られても日本語出さなかったんだぞ。簡単なことは話せるように勉強したんだろうが、もっと堪能に話せるくらいに自分で日本語習得しておけよ。今から自力でさっさと習得しろ。だが、突き放して厳しい対応をすると「仲良くしてあげて」と姉さんに頼まれるから甘い対応をせざるを得ない。面倒をみると「お兄ちゃんしてくれてえらいね」とよく誉められた。……仕方がない我慢するか。
「子供のころ、ロシアに戻るときに何か見たか?」
「?▲▲ぎゅってしてた。めあけたロシア」
「分かった、何も見てないな」
ロシアの部分は発音よくなるのか。まあそれはどうでもいい。じゃああれを見たのは俺だけということだ。
「戻った日の少し前から同じような夢見なかったか?」
「ゆめ?もどった……」
考え込んでいるので、黙って待っていると何か思い出したのか顔を上げた。
「みた!あか、ворота!あー、ことばわからない……」
ヴァシリはシャツのポケットから紙と鉛筆を取り出すと、さらさらと絵を描き始めた。
「できた。これ」
手渡された紙を見ると鳥居が描かれていた。
鳥居の夢は見ていたようだ。そこは俺と同じらしい。なら今回も鳥居の夢を見始めたら戻る兆候なんだろうか。
「これちかくくる」
「ああ、だんだん近づいてくるんだよな。俺も同じだった」
「またこれちかくくるとかえる?」
「そうだと思う。いいか、ヴァシリがこれを見始めたら俺に言え。俺も見始めたらお前に言う」
「わかった。ひゃく、▲▲くるまでにほんごおしえて。わからない▲▲はなせない」
「ああ、わかった」
俺だけがあれを見たのなら、☆☆を連れて帰る役目は俺なんだろう。それなら時がくるまで順調に進んでほしいものだ。
2019/7/4