第二十六章 私の役目
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「あ、そうだこれっ……!」
思い出したように上着のポケットを探り、取り出されたのは――文化祭の日に光晴が陸に贈ったブレスレットだった。
「これ、どこで?」
「すぐに出さなくてごめんなさい。昨日、浦嶺先輩を見つけたときに森の側に落ちてたんです。……陸、これずっと着けてたんです。だから勝手に落ちるなんておかしいと思って」
「わかりました、少し調べてみましょう」
「頼む、麗ちゃん。杏ちゃんありがとうな、これが手掛かり一コめや」
「いえ……! よろしくお願いします!!」
(戦うなんてできないし、頭も良くないから痕跡を辿ることだってできない。だから私は、私のできることを!)
(おねがい陸。どうか無事で帰ってきて)