第二十三章 祭りのはじまり
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「「「「…………」」」」
朝、いつも通りの時間に登校してきた陸、神無、光晴、水羽の4人。4人は揃って自分の目を疑った。
ドレスや着物、様々な動物の着ぐるみを着た生徒たち。それぞれがおとぎ話や物語の登場人物だということは伺えるが、当然世界観はバラバラなので――まるでデタラメな絵本を見ているかのようだった。
「ねぇ、僕こういうことする集団ひとつしか思いあたらないんだけど」
「うん、私もだよ」
二人はちらりと、横に立つ光晴を見る。
「執行部かーー!? 何考えて……あ。まさか今日って10月31日……?」
「はい、10月31日です」
「……や、やられた。ハロウィンか。なんや昨日からそわそわしとると思ったら」
「光晴、これ学校の許可とかは……」
「たぶん、まだや。ああ、また苦情が……!! すまん陸、行ってくるわ」
「行ってらっしゃーい」
光晴はものすごい速さで駆け出して、昇降口に消えていった。
「……えーっと、とりあえず僕たちも教室行こうか」
「はい」
「うわー、教室すごいことになってそう。もう杏いるかなあ」