第二十六章 私の役目
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
11月1日、朝。
「ねえ、聞いた? 1年生がひとりと3年生ひとり、刺されたって」
「知ってる! 重傷らしいよ」
「なにそれ、こわ~~い」
「それと、8組の神楽さんが失踪したとか」
「行方不明じゃなかったっけ?」
教室内の至るところで昨日の騒動は広まっていた。そしてその話を静かに聞く影が、ひとつ。
「…………」
「――っちくしょう!!」
バン!!と大きな音を立てて光晴は壁を殴りつける。
「光晴さ、」
「なにが……なにが、剛の士都麻や……!!」
(自分が情けなくて、殺したくなる)