第五・五章 剛の花嫁
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部屋から出た陸は、職棟の玄関まで下りて自身の携帯を取り出す。
プルルル……プルルル……ピッ
「<もしもし陸? どうした?>」
「もしもし、郡司? 透もいる? お願いがあるんだけど……今日私、二人の部屋に泊まってもいいかな?」
・
・
・
「<はぁ!? 俺らの部屋に泊まる!?>」
「<男子寮だぞ馬鹿! 無理に決まってんだろ!……てか、光晴は?>」
たっぷりと間をあけての全否定。しかしそれは当然のこと。男子寮にいるのは言わずもがな男のみ。三翼のひとり、光晴の花嫁である陸の刻印の呪縛も上級のものなのだから、近寄るだけで変な輩が集まるのは必至で、襲われに行くようなものだった。
「んーー……。お取り込み中?」
「<……はぁ……。とりあえず、そこ動くなよ。今行くから>」
途中で電話を替わった透が溜息をつくのが聞こえたが、それは陸に付き合ってくれるということなのでスルーした。
「うん、ありがとう」
プルルル……プルルル……ピッ
「<もしもし陸? どうした?>」
「もしもし、郡司? 透もいる? お願いがあるんだけど……今日私、二人の部屋に泊まってもいいかな?」
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「<はぁ!? 俺らの部屋に泊まる!?>」
「<男子寮だぞ馬鹿! 無理に決まってんだろ!……てか、光晴は?>」
たっぷりと間をあけての全否定。しかしそれは当然のこと。男子寮にいるのは言わずもがな男のみ。三翼のひとり、光晴の花嫁である陸の刻印の呪縛も上級のものなのだから、近寄るだけで変な輩が集まるのは必至で、襲われに行くようなものだった。
「んーー……。お取り込み中?」
「<……はぁ……。とりあえず、そこ動くなよ。今行くから>」
途中で電話を替わった透が溜息をつくのが聞こえたが、それは陸に付き合ってくれるということなのでスルーした。
「うん、ありがとう」