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縹の徒然

私と私の戦争の記録

2021/02/02 11:29
寛解状態、縹です。

前回ブログで少し触れた、私の病気と入院についてお話ししたいと思います。

私は、双極性障害とパニック障害を患っています。

このブログが、同じ悩みを抱えている方の参考になればいいなと思ってます。あと、この病気をあまり知らない方にも、病気のことを知っていただければ尚幸いです。


事の発端は、2020年7月。それまでコロナで客足が減っていたため、仕事での負担はほぼ無い状態でした。
ですが、どうみん割とか言うクラスター量産マシーンの登場により、急激に繁忙に。瞬く間に身体に負荷が重くのしかかってきました。

そしてある日の出勤の際、ついに布団から出ることさえできなくなりました。なんとか着替えて靴を履こうとしたら、玄関でうずくまってしまい遅刻。杖をついてなんとか職場に到着しましたが、バックヤードでパニックを起こし勤務不可能になり、そのまま休職となりました。

ちなみに、それまでも投薬治療はしていました。ですが、仕事以前の学生時代からの精神的な負担はまだ消えておらず、そこに「仕事」が加わったことで回復どころか悪化の一途を辿っていました。

その後、入院が決定。任意入院でした。パニックで何も話せないことが予想できていたので(てか本当に話せなかった)、事前にメモに何を伝えたいかを書き、付き添ってくれた彼氏にそれを託しての診察でした。

入院生活は2週間でした。

初日はなんとか安静にして過ごしましたが、その病院は夜も豆電球が点いていて、それがカーテンの網目から見えて全く寝れないという地獄。
結局二日目、数年ぶりに嘔吐してしまい、点滴1週間。めちゃくちゃ痛かった。
その後、いつもの薬に加えて「アリピプラゾール」という薬を処方されました。この薬が、後に凄まじい苦痛を与えてきました。
その後、レクリエーションなどに積極的に参加するようになりました。私のいた病棟は私しか若い人がおらず、ほぼ老人ホームでした。なので、同じ病人という立場ながら、色んな人に助けてもらいました。カラオケ大会に参加したら、ファンが増えました。やったね。
入院中も、手書きで曼荼羅描いてました。点滴が痛いのでiPad持てなかったんです。それを見た看護師さんたちにめっちゃ褒められました。

2週間目に入る頃、異変が起きました。
なぜかずっとソワソワしているのです。食事の席につくのも苦痛、ベッドにいるのも苦痛という地獄でした。落ち着かないので病棟内を歩き回ったり、筋トレしたりしてました。
ホームシックが原因と考え、2週間で退院。ですが、家に帰ってきても症状は治りませんでした。

後から再度病院に行ったところ、あのアリピプラゾールの副作用である「アカシジア(静坐不能)」であることが分かりました。
すぐにアカシジアを緩和させる薬を処方されましたが、それが効くまでの間は、早朝に起きて家の周りを全力ランニングしたりしてました。

それと同時に、双極性障害とパニック障害の診断を受けました。
双極性障害とは、気分が昂ぶる「躁状態」、気分が落ち込む「鬱状態」を繰り返す病気です。

気持ちの揺らぎは誰にだってあるものですが、双極性障害の場合、躁状態の時は異常なほどの散財や大事な物事を即断即決してしまう、鬱状態の時は強い希死念慮に襲われ、パニックや不眠症になるという、気持ちの振れ幅が強くなりすぎるという症状が現れます。

この病気の何が怖いって、まるで富士山の頂上から麓まで転げ落ちるかのように、テンションの絶頂から一気に鬱に転落するせいで、鬱の症状がかなり強く出てしまうのです。
そして逆に鬱から一気にテンションが上がると、それまで「死にたい…死にたい…」だったものが、「よし、死のう♪」となってしまうのです。実際こうなって自殺する人が多いらしいです。
ちなみに私は躁状態で散財しすぎたため、休職前に100万まで貯金を貯めていたのに、数ヶ月で30万近く使ってしまいました。

パニック障害は、何かしらのトリガーによって、錯乱を起こしたり過呼吸になってしまう病気です。私のトリガーは、「強いショック」、「一度にいくつものことをする」、「情報量が多すぎる」と起こりがちです。音の取捨選択ができないので、聞こえてくる音全てが「情報」として頭に入ってきてしまいます。

退院してからは、ひたすら躁鬱と付き合い、一時は不眠症になりつつも、じわじわ回復していきました。ただ双極性障害は「完治」せず「寛解を繰り返す」病気らしいので、私は今寛解状態です。

そして11月下旬、無事に復職。
かと思いきや、支配人が休職前と別の人になっていたため、社内はちょっとした混乱状態となっていました。
私も復職すぐは仕事を増やすなと先生に言われていたにも関わらず、裏での会計業務の専業だけのはずが、POPやチラシの作成、プロジェクトのメンバーに入れられるなど、がっつり仕事が増えました。支配人にとっては「残業無しで上がらせてるからオーバーワークではない」という考えのようです。

その他、部署内の人たちとも反りが合わず、「え、そこまで言う?」みたいなことをかなり言われました。
おかげで体重が39kgまで減って、肋どころか胸骨すら浮くようになりました。皮付き人体標本。


ここまでが現在までの経緯です。今は休業をつけてもらい出勤をせず、退職について動いているところです。本当はもっと稼いでから辞めるつもりだったんだけどなー。

めっちゃ長文になっちゃいましたが、もしこれが誰かの心に少しでも響けば幸いです。

今、躁鬱の狭間で苦しんでいるあなたがいるなら、一度立ち止まってみてください。自殺を、だけでなく、全てにおいてです。過去も未来も一度忘れて、「今」だけにフォーカスを合わせてみてください。
あれを考えるのは今じゃなくてもいいんじゃない?これだけ考えてみればいいんじゃない?その時はまだ来てないんじゃない?自分を自分で痛めつけてない?

私も幾分症状が治まったとはいえ、まだ気持ちが派手に揺らぐことは度々あります。ただ、私はこの考えで「今」を生きてます。日々の目標は「1日を生き抜く」ことです。当然のようで、実はすごく難しい。でも、1日を生きることに注力すると、不思議と「もっと簡単に目標を達成するにはどうすればいいか」を考えることもできるようになるんです。

まぁ、そんなこと言われても、「そんな簡単に変われるかよ」って思う人が大半だと思います。なので、「なんかこういうこと言ってる奴いたな」ぐらいでいいです。


長々と失礼いたしました。今度はもっと明るいブログ書きますね。多分。

コメント

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  • rwqpspgvee (非ログイン)2021/11/20 18:00

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