ヨークシンシティ
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8月に入り半ばを過ぎた頃、ヒソカはナマエを連れてヨークシンシティへと来ていた。
「噂に聞いてたけど、やっぱジャポンと違って都会だね~」
目をキラキラと輝かせながら、ナマエはヨークシンの街並みを眺めていた。
「ナマエはあんまりジャポンから出た事がなさそうだね♦」
「うん。まともに出たのって、試験と闘技場に行った時位だよ」
『凄~い!』と言いながら、ホテルの部屋から見える景色をナマエは楽しそうに見ていた。
「くくくっ♣喜んで貰えたなら、連れて来た甲斐があるよ♠」
ナマエの隣に立ち、髪を撫でながらヒソカは笑った。
「でも良かったの?」
「何がだい?」
「幻影旅団の集会に私を連れて来て」
「ああ、そんな事か♠」
今更何を言い出すのかと思えば、ナマエは自分を旅団の集会に連れて来た事を心配していた。
ヒソカはそんなナマエの心情を読み取ったかの様に、優しく微笑んだ。
「ボクが気紛れなのは、団員なら皆知っている事だ♦ナマエが気にする事じゃないよ♣」
ヒソカの言葉に納得の出来ない部分はあったが、ナマエはそれを飲み込みただ黙って頷いた。
何をするでもなく、ヨークシンに着いてからはヒソカと共にホテルでゆっくりと時間が来るのを待っているナマエ。
言われている集合日時まであと1週間はある。
「ナマエ♦」
「んー?」
読んでいた雑誌から視線を上げ、ナマエは自身を呼んだヒソカを見た。
「ショッピングに行こうか♥」
「へ?」
「ナマエも暇だろ?」
「暇だけどさ……何でいきなりショッピング?」
「ヨークシンに来たなら、オークション以外にも楽しみ方があるのさ♠」
そう言うと、ヒソカは奇術師スタイルではなくラフな格好に着替え、ナマエにも着替えを促した。
着替え終わると、ヒソカはナマエを連れてヨークシンの街を歩き出した。
あてもなく歩くだけかと思っていたナマエは、黙ってヒソカに手を引かれて歩く。
歩く事数十分。ヒソカは1軒のお店の前で足を止めた。
「ナマエ、ここに入ろうか♦」
ヒソカが足を止めたのは、街には似合わない武器屋。
「え?ヒソカ、トランプ以外の武器使うの??」
「いや♣ボクのじゃなく、ナマエの武器だよ♠」
「私の?別に【十六夜(イザヨイ)】とかいるから要らないんだけど……」
「ナマエの【能力】は出来るだけ他の団員に見せたくないんだ♦特に団長にはね♣」
ヒソカは言い終わると、ナマエの返事を聞く前にお店の中へと足を踏み入れた。
「……いらっしゃーい」
中に入ると、やる気のなさそうな店主の声がお店の中に響いた。
お店の中には古今東西、ありとあらゆる武器が所狭しと並んでいる。
「うわぁ……」
「ナマエは刀が一番使いやすいんだろ?」
「う~ん……そう言う訳じゃないけど…………」
「けど?」
「【十夜(トオヤ)】が刀だから、師匠には剣術を叩き込まれただけだよ」
「なら、護身用の武器も刀がいいかな♦」
「いや、刀じゃない方がいいかな。てか、私の武器をマジで買うの?」
げんなりした表情で問えば、ヒソカは『もちろん♥』と満面の笑みを浮かべた。
「はぁ……なら、兜割りか苦無辺りにしとこうかな。ジャポンの武器だし」
「どんな武器なんだい?」
「兜割りは打撃系、苦無は斬撃系かな」
「ふーん……両方買っておこうか♠」
「は?両方??」
「うん♥ナマエは両方共使えるんだろ?」
「使えなくはないと思うけど……」
「なら決まりだね♦」
ジャポン武器のコーナーに移動し、ヒソカはナマエに持ちやすい大きさ・重量の兜割りと隠しやすい大きさの苦無を選んだ。
「コレならナマエが他の団員に絡まれても安心だ♠」
「え?絡まれる事前提なの?!」
「うん♥」
大きさ等を確認し、ヒソカはさっさと会計を済ませてしまう。
「ちょっ……ヒソカ!自分で払うって!!」
「ボクが持ってて欲しくて連れて来たんだ♣ボクが払って当然だろ?」
「いやいや……武器のプレゼントなんて嬉しくないからね!?」
「そう?なら、別のモノをプレゼントしようかな……♠」
ニヤリと笑いながら、武器の代金をナマエから受け取るヒソカ。
武器屋を出た後、ヒソカが向かったのは何の変哲もないアクセサリーショップ。ただ違ったのは、ナマエには場違いな程の価格で売られているという事。
「噂に聞いてたけど、やっぱジャポンと違って都会だね~」
目をキラキラと輝かせながら、ナマエはヨークシンの街並みを眺めていた。
「ナマエはあんまりジャポンから出た事がなさそうだね♦」
「うん。まともに出たのって、試験と闘技場に行った時位だよ」
『凄~い!』と言いながら、ホテルの部屋から見える景色をナマエは楽しそうに見ていた。
「くくくっ♣喜んで貰えたなら、連れて来た甲斐があるよ♠」
ナマエの隣に立ち、髪を撫でながらヒソカは笑った。
「でも良かったの?」
「何がだい?」
「幻影旅団の集会に私を連れて来て」
「ああ、そんな事か♠」
今更何を言い出すのかと思えば、ナマエは自分を旅団の集会に連れて来た事を心配していた。
ヒソカはそんなナマエの心情を読み取ったかの様に、優しく微笑んだ。
「ボクが気紛れなのは、団員なら皆知っている事だ♦ナマエが気にする事じゃないよ♣」
ヒソカの言葉に納得の出来ない部分はあったが、ナマエはそれを飲み込みただ黙って頷いた。
何をするでもなく、ヨークシンに着いてからはヒソカと共にホテルでゆっくりと時間が来るのを待っているナマエ。
言われている集合日時まであと1週間はある。
「ナマエ♦」
「んー?」
読んでいた雑誌から視線を上げ、ナマエは自身を呼んだヒソカを見た。
「ショッピングに行こうか♥」
「へ?」
「ナマエも暇だろ?」
「暇だけどさ……何でいきなりショッピング?」
「ヨークシンに来たなら、オークション以外にも楽しみ方があるのさ♠」
そう言うと、ヒソカは奇術師スタイルではなくラフな格好に着替え、ナマエにも着替えを促した。
着替え終わると、ヒソカはナマエを連れてヨークシンの街を歩き出した。
あてもなく歩くだけかと思っていたナマエは、黙ってヒソカに手を引かれて歩く。
歩く事数十分。ヒソカは1軒のお店の前で足を止めた。
「ナマエ、ここに入ろうか♦」
ヒソカが足を止めたのは、街には似合わない武器屋。
「え?ヒソカ、トランプ以外の武器使うの??」
「いや♣ボクのじゃなく、ナマエの武器だよ♠」
「私の?別に【十六夜(イザヨイ)】とかいるから要らないんだけど……」
「ナマエの【能力】は出来るだけ他の団員に見せたくないんだ♦特に団長にはね♣」
ヒソカは言い終わると、ナマエの返事を聞く前にお店の中へと足を踏み入れた。
「……いらっしゃーい」
中に入ると、やる気のなさそうな店主の声がお店の中に響いた。
お店の中には古今東西、ありとあらゆる武器が所狭しと並んでいる。
「うわぁ……」
「ナマエは刀が一番使いやすいんだろ?」
「う~ん……そう言う訳じゃないけど…………」
「けど?」
「【十夜(トオヤ)】が刀だから、師匠には剣術を叩き込まれただけだよ」
「なら、護身用の武器も刀がいいかな♦」
「いや、刀じゃない方がいいかな。てか、私の武器をマジで買うの?」
げんなりした表情で問えば、ヒソカは『もちろん♥』と満面の笑みを浮かべた。
「はぁ……なら、兜割りか苦無辺りにしとこうかな。ジャポンの武器だし」
「どんな武器なんだい?」
「兜割りは打撃系、苦無は斬撃系かな」
「ふーん……両方買っておこうか♠」
「は?両方??」
「うん♥ナマエは両方共使えるんだろ?」
「使えなくはないと思うけど……」
「なら決まりだね♦」
ジャポン武器のコーナーに移動し、ヒソカはナマエに持ちやすい大きさ・重量の兜割りと隠しやすい大きさの苦無を選んだ。
「コレならナマエが他の団員に絡まれても安心だ♠」
「え?絡まれる事前提なの?!」
「うん♥」
大きさ等を確認し、ヒソカはさっさと会計を済ませてしまう。
「ちょっ……ヒソカ!自分で払うって!!」
「ボクが持ってて欲しくて連れて来たんだ♣ボクが払って当然だろ?」
「いやいや……武器のプレゼントなんて嬉しくないからね!?」
「そう?なら、別のモノをプレゼントしようかな……♠」
ニヤリと笑いながら、武器の代金をナマエから受け取るヒソカ。
武器屋を出た後、ヒソカが向かったのは何の変哲もないアクセサリーショップ。ただ違ったのは、ナマエには場違いな程の価格で売られているという事。