知りたい事
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「用があるのはナマエじゃなく、ボクだよ♠」
「……貴様と話す事など何もない」
「キミには無くても、ボクにはあるんだ♦」
低く唸る【十夜】に、ヒソカはその禍々しいオーラを纏って続けた。
「ナマエの捨てられていた場所、教えて貰うよ♣」
「…………」
「キミが口を割らないのは、ナマエを傷つけるからかい?なら、それは大間違いだ。現に、ナマエは自分が何故捨てられたのか――その事が解らずに苦しんでいる」
オーラを纏い【十夜】に圧力を掛けたまま、真剣な面持ちでヒソカは言った。
「このまま黙っていても、ナマエは傷ついたままだ。本当にナマエの事を思っているなら、キミが知っている事を包み隠さずに話してくれ」
「………………それは、主が本当に望んでいる事なのか?」
ヒソカの陰に隠れているナマエに、【十夜】確かめる様に問いかけた。
「……私は…………自分の出生について知りたい」
「それは、【主】としての【命】か?それとも――俺の【娘】としての【願い】か?」
「もちろん――【娘】としての【お願い】だよ……」
ナマエの言葉に、【十夜】はナマエを見つめたまま黙り込んだ。
「教えて貰えないならそれで良い。だけど、私は必ず自分の出生についての答えを手に入れるから」
【十夜】の瞳を真っ直ぐに見つめ返し、ナマエは言い切った。
「解った……少し…………考える時間をくれ」
それだけ言うと、【十夜】は何も語らず風と共に消えた。
「やっぱり【十夜】から聞き出すなんて無理だよ、ヒソカ……」
「そんな事ないさ♠彼の気持ちは揺れ動いていた♣もうひと押しで答えを教えてくれると思うよ♦」
気を落としているナマエの髪を優しく梳ながら、ヒソカは安心させる様に言い聞かせた。
「……貴様と話す事など何もない」
「キミには無くても、ボクにはあるんだ♦」
低く唸る【十夜】に、ヒソカはその禍々しいオーラを纏って続けた。
「ナマエの捨てられていた場所、教えて貰うよ♣」
「…………」
「キミが口を割らないのは、ナマエを傷つけるからかい?なら、それは大間違いだ。現に、ナマエは自分が何故捨てられたのか――その事が解らずに苦しんでいる」
オーラを纏い【十夜】に圧力を掛けたまま、真剣な面持ちでヒソカは言った。
「このまま黙っていても、ナマエは傷ついたままだ。本当にナマエの事を思っているなら、キミが知っている事を包み隠さずに話してくれ」
「………………それは、主が本当に望んでいる事なのか?」
ヒソカの陰に隠れているナマエに、【十夜】確かめる様に問いかけた。
「……私は…………自分の出生について知りたい」
「それは、【主】としての【命】か?それとも――俺の【娘】としての【願い】か?」
「もちろん――【娘】としての【お願い】だよ……」
ナマエの言葉に、【十夜】はナマエを見つめたまま黙り込んだ。
「教えて貰えないならそれで良い。だけど、私は必ず自分の出生についての答えを手に入れるから」
【十夜】の瞳を真っ直ぐに見つめ返し、ナマエは言い切った。
「解った……少し…………考える時間をくれ」
それだけ言うと、【十夜】は何も語らず風と共に消えた。
「やっぱり【十夜】から聞き出すなんて無理だよ、ヒソカ……」
「そんな事ないさ♠彼の気持ちは揺れ動いていた♣もうひと押しで答えを教えてくれると思うよ♦」
気を落としているナマエの髪を優しく梳ながら、ヒソカは安心させる様に言い聞かせた。