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「我はお主が心配なだけじゃ。若造は人を誑かすのが上手い。ナマエもその対象になっているのではないかと、ただただ心配なのじゃ」
眉根を寄せ、吐き捨てる様に言う【白夜】。
その様子を見て、ナマエはなんとも言えない気持ちになった。
「心配してくれてるのは嬉しい。けど、一度は認めてくれたのに、何で今更ヒソカを否定するの?」
「否定はしておらん。が、本当にナマエを大事に思っているのかは疑問じゃな」
「そう思うなら、四六時中【白夜】が表に出て監視していればいいじゃない」
「それも考えた。しかし、我を常に表に出すのは、ナマエには負担が大きかろう?」
【白夜】程の【式鬼】を常に表に出しておくのは、確かに骨が折れる。出していればその分オーラの消費量が増える為、倒れる可能性も増える。それでも、ナマエは【白夜】にヒソカをきちんと認めて欲しかった。
「私の負担なんて関係無い。今から【白夜】は変化無しで連れて行く。だから、ちゃんと見極めて。ヒソカという男を」
ナマエの懇願に負け、【白夜】はその申し出を渋々承諾した。
「ただいま」
「おかえり♥……って、キミも一緒なのかい?」
ナマエの帰宅を出迎えたヒソカは、その傍らにいる【白夜】を見て顔を顰めた。
「なんじゃ?我がいては何か不都合があるのかえ?」
「あるね♣」
【白夜】とヒソカの間に、火花が散る。それを見て、ナマエは小さく溜息を漏らした。
「ヒソカ、暫くは我慢して。【白夜】に見定めて貰うから」
「……どういう意味なんだい?」
「若造にナマエの伴侶が務まるか、それを見定めに来ただけじゃ。暫くは我が監視させて貰う」
『監視』という言葉に、ヒソカは眉を寄せていた。
「どういう事か、きちんと説明してくれるね?」
ナマエに向き直り、ヒソカは説明を求める。
それに対し、ナマエは森でのやり取りを簡単に説明した。
「ボクの事を想ってくれるのは嬉しい♦だが、キミがそこまでする必要は無いんじゃないかい?」
「そういう訳にはいかないんだよ。ヒソカを仕事に連れて行くには、この方法しか選択肢は無いんだし」
ナマエの回答に、ヒソカは呆れていた。まさか自身の為にここまで行動を起こしてくれるとは思っていなかった。
「嬉しい誤算だけど……キミは本当にそれで良いのかい?ナマエ♠」
「良いからやってるんじゃない。けど、見定めが終わるまでお預けね」
「!?」
「【白夜】を表に出しておくのは、はっきり言って結構キツイんだよ。だから、【白夜】がヒソカを本当の意味で認めるまではお預け」
ヒソカにとっては、折角元に戻り始めた距離をまた引き離された様に感じた。
ナマエの顔を見ていれば、引き離そうとしているのではなく、より近づく為の行動だという事は理解出来た。
しかし、今は少しでも長くナマエに触れていたい。
「……最後までシなきゃいいだろう?」
悪足掻きとも取れる言葉を口にするが、ナマエは首を横に振った。
「キスまでで我慢して。どうしても我慢出来ないなら、何か方法を考える」
ナマエの意志は固い物だった。ヒソカがこれ以上何を言っても、聞き入れては貰えないだろう。
ヒソカは長い溜息を吐いて渋々ナマエの意向を受け入れた。
「……分かったよ♣」
「ごめんね、折角折れてくれたのに……」
「良いよ♠それしか道がないんだろ?」
「うん…………」
ナマエの頭をクシャリと撫でながら、ヒソカは続けた。
「ボクはキミの考えを否定しない♦だから好きな様にやると良い♣」
「…………有難う、ヒソカ」
ヒソカに抱きつきながら、ナマエは感謝の意を伝えた。
そんなナマエに愛しさが込み上げたヒソカは、そのままナマエの髪に口吻を落とした。
眉根を寄せ、吐き捨てる様に言う【白夜】。
その様子を見て、ナマエはなんとも言えない気持ちになった。
「心配してくれてるのは嬉しい。けど、一度は認めてくれたのに、何で今更ヒソカを否定するの?」
「否定はしておらん。が、本当にナマエを大事に思っているのかは疑問じゃな」
「そう思うなら、四六時中【白夜】が表に出て監視していればいいじゃない」
「それも考えた。しかし、我を常に表に出すのは、ナマエには負担が大きかろう?」
【白夜】程の【式鬼】を常に表に出しておくのは、確かに骨が折れる。出していればその分オーラの消費量が増える為、倒れる可能性も増える。それでも、ナマエは【白夜】にヒソカをきちんと認めて欲しかった。
「私の負担なんて関係無い。今から【白夜】は変化無しで連れて行く。だから、ちゃんと見極めて。ヒソカという男を」
ナマエの懇願に負け、【白夜】はその申し出を渋々承諾した。
「ただいま」
「おかえり♥……って、キミも一緒なのかい?」
ナマエの帰宅を出迎えたヒソカは、その傍らにいる【白夜】を見て顔を顰めた。
「なんじゃ?我がいては何か不都合があるのかえ?」
「あるね♣」
【白夜】とヒソカの間に、火花が散る。それを見て、ナマエは小さく溜息を漏らした。
「ヒソカ、暫くは我慢して。【白夜】に見定めて貰うから」
「……どういう意味なんだい?」
「若造にナマエの伴侶が務まるか、それを見定めに来ただけじゃ。暫くは我が監視させて貰う」
『監視』という言葉に、ヒソカは眉を寄せていた。
「どういう事か、きちんと説明してくれるね?」
ナマエに向き直り、ヒソカは説明を求める。
それに対し、ナマエは森でのやり取りを簡単に説明した。
「ボクの事を想ってくれるのは嬉しい♦だが、キミがそこまでする必要は無いんじゃないかい?」
「そういう訳にはいかないんだよ。ヒソカを仕事に連れて行くには、この方法しか選択肢は無いんだし」
ナマエの回答に、ヒソカは呆れていた。まさか自身の為にここまで行動を起こしてくれるとは思っていなかった。
「嬉しい誤算だけど……キミは本当にそれで良いのかい?ナマエ♠」
「良いからやってるんじゃない。けど、見定めが終わるまでお預けね」
「!?」
「【白夜】を表に出しておくのは、はっきり言って結構キツイんだよ。だから、【白夜】がヒソカを本当の意味で認めるまではお預け」
ヒソカにとっては、折角元に戻り始めた距離をまた引き離された様に感じた。
ナマエの顔を見ていれば、引き離そうとしているのではなく、より近づく為の行動だという事は理解出来た。
しかし、今は少しでも長くナマエに触れていたい。
「……最後までシなきゃいいだろう?」
悪足掻きとも取れる言葉を口にするが、ナマエは首を横に振った。
「キスまでで我慢して。どうしても我慢出来ないなら、何か方法を考える」
ナマエの意志は固い物だった。ヒソカがこれ以上何を言っても、聞き入れては貰えないだろう。
ヒソカは長い溜息を吐いて渋々ナマエの意向を受け入れた。
「……分かったよ♣」
「ごめんね、折角折れてくれたのに……」
「良いよ♠それしか道がないんだろ?」
「うん…………」
ナマエの頭をクシャリと撫でながら、ヒソカは続けた。
「ボクはキミの考えを否定しない♦だから好きな様にやると良い♣」
「…………有難う、ヒソカ」
ヒソカに抱きつきながら、ナマエは感謝の意を伝えた。
そんなナマエに愛しさが込み上げたヒソカは、そのままナマエの髪に口吻を落とした。