同居生活
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「……気紛れじゃないよ♣」
「は?」
「ボク、珍しく本気みたい♥」
「本気って……どの口が言う!?」
「この口♥」
ヒソカは言い終わると同時に、抱き締めたままのナマエに口付けた。
チュッというリップ音を響かせながら離れるヒソカの顔は、とても満足気である。
「なっ!?」
「んー♥ナマエとのキスは、やっぱり甘いな♥」
『クセになりそう♪』とヒソカはにこやかに言った。
「気持ち悪ぃ……」
「酷いなァ♦ボクの愛情表現、そんなに気に入らないかい?」
「当たり前でしょ!何で好きでもない奴と、こんな事しなきゃならんのさ!?」
抱き締められたまま叫ぶナマエを、ヒソカは宥める様にその頭を優しく撫でた。
「ボクの本気、解らせてあげる♥」
『覚悟しててね?』と囁くと、ヒソカは漸くナマエを開放した。
解放されたナマエは、ヒソカから離れるとそのままヒソカに背を向けて自宅へ向かって歩き出した。
自宅に戻ると、ナマエは何も言わずにバスルームへと姿を消した。
ヒソカはその後姿を黙って見送り、自身が購入したソファーに身体を預け目を閉じた。
ナマエの匂いがする空間に、ヒソカは安堵を覚える。
ナマエがバスルームに消えて数十分。ドアの開く音がして目を開けるとナマエがタオルを肩にかけてドアの奥から姿を現した。
「ヒソカも入ってきたら?」
「それは……ボクを誘ってるのかい?」
ヒソカは妖しく笑いながらナマエを見遣る。
「どこをどう取ればそうなる!?」
「やだなァ♣冗談だよ♥」
「冗談に聞こえない!!」
「くくくっ♦照れちゃって♠ナマエは可愛いねェ♥」
一通りナマエをからかってから、ヒソカはバスルームへ消えた。
その姿を確認すると、ナマエは溜息を吐き出しキッチンへと足を向ける。
久々の帰宅。冷蔵庫の中には食材は入っていなかった。少し考えてから、買い物に行こうと思い立ち寝室へと向かう。
着替えていると、ヒソカの気配がリビングへと移動してきた。手早く着替えを終えリビングへと戻ると、ヒソカはナマエの姿を確認するなり微笑んだ。
「そんな所にいたんだ♣」
「そんなの気配で判るでしょ?」
「気配と実体は違うよ♦」
「はいはい。私は買い物行ってくるから、ヒソカは留守番でもしといて」
「いや、ボクも一緒に行くよ♠」
「1人で行けるって」
「そういう意味じゃない♦少しでも長くキミといたいんだよ、ナマエ♥」
「さいですか……なら、さっさと準備して」
それだけ言うと、ナマエは買い物へ行く為の準備を整えてヒソカを待った。
ものの数分でヒソカは外出用の服に着替えてリビングへと入ってくる。
「お待たせ♠」
「ほら、行くよ」
「うん♥」
ヒソカを連れて部屋を出ると、マンションを出た所でヒソカに手を握られた。
「何してんの?」
「ん?手を繋いでるだけだよ♥」
「いや、それは見れば分かる。理由を訊いてるの、理由を」
「ボクが繋ぎたいから♥」
「放してよ」
「い・や♣」
「ガキか……」
「子供じゃないよ♠」
そう言うと、ヒソカは屈んでナマエの頬にキスを落とした。
「ちょっ……外で何やらかしてんの?!」
「おや……外じゃなかったら良いのかい?」
「いやいや、家でも駄目だけど……ってそうじゃない!そういうのは彼女にしろ!!」
「ナマエがボクの彼女になってよ♥」
「嫌だ」
「どうして?」
「気紛れな彼氏なんて欲しくない」
ナマエはヒソカから手を放し、さっさと先に進んだ。
ヒソカはそんなナマエの姿を愛おしそうに目を細めて見ながら、後を追った。
「は?」
「ボク、珍しく本気みたい♥」
「本気って……どの口が言う!?」
「この口♥」
ヒソカは言い終わると同時に、抱き締めたままのナマエに口付けた。
チュッというリップ音を響かせながら離れるヒソカの顔は、とても満足気である。
「なっ!?」
「んー♥ナマエとのキスは、やっぱり甘いな♥」
『クセになりそう♪』とヒソカはにこやかに言った。
「気持ち悪ぃ……」
「酷いなァ♦ボクの愛情表現、そんなに気に入らないかい?」
「当たり前でしょ!何で好きでもない奴と、こんな事しなきゃならんのさ!?」
抱き締められたまま叫ぶナマエを、ヒソカは宥める様にその頭を優しく撫でた。
「ボクの本気、解らせてあげる♥」
『覚悟しててね?』と囁くと、ヒソカは漸くナマエを開放した。
解放されたナマエは、ヒソカから離れるとそのままヒソカに背を向けて自宅へ向かって歩き出した。
自宅に戻ると、ナマエは何も言わずにバスルームへと姿を消した。
ヒソカはその後姿を黙って見送り、自身が購入したソファーに身体を預け目を閉じた。
ナマエの匂いがする空間に、ヒソカは安堵を覚える。
ナマエがバスルームに消えて数十分。ドアの開く音がして目を開けるとナマエがタオルを肩にかけてドアの奥から姿を現した。
「ヒソカも入ってきたら?」
「それは……ボクを誘ってるのかい?」
ヒソカは妖しく笑いながらナマエを見遣る。
「どこをどう取ればそうなる!?」
「やだなァ♣冗談だよ♥」
「冗談に聞こえない!!」
「くくくっ♦照れちゃって♠ナマエは可愛いねェ♥」
一通りナマエをからかってから、ヒソカはバスルームへ消えた。
その姿を確認すると、ナマエは溜息を吐き出しキッチンへと足を向ける。
久々の帰宅。冷蔵庫の中には食材は入っていなかった。少し考えてから、買い物に行こうと思い立ち寝室へと向かう。
着替えていると、ヒソカの気配がリビングへと移動してきた。手早く着替えを終えリビングへと戻ると、ヒソカはナマエの姿を確認するなり微笑んだ。
「そんな所にいたんだ♣」
「そんなの気配で判るでしょ?」
「気配と実体は違うよ♦」
「はいはい。私は買い物行ってくるから、ヒソカは留守番でもしといて」
「いや、ボクも一緒に行くよ♠」
「1人で行けるって」
「そういう意味じゃない♦少しでも長くキミといたいんだよ、ナマエ♥」
「さいですか……なら、さっさと準備して」
それだけ言うと、ナマエは買い物へ行く為の準備を整えてヒソカを待った。
ものの数分でヒソカは外出用の服に着替えてリビングへと入ってくる。
「お待たせ♠」
「ほら、行くよ」
「うん♥」
ヒソカを連れて部屋を出ると、マンションを出た所でヒソカに手を握られた。
「何してんの?」
「ん?手を繋いでるだけだよ♥」
「いや、それは見れば分かる。理由を訊いてるの、理由を」
「ボクが繋ぎたいから♥」
「放してよ」
「い・や♣」
「ガキか……」
「子供じゃないよ♠」
そう言うと、ヒソカは屈んでナマエの頬にキスを落とした。
「ちょっ……外で何やらかしてんの?!」
「おや……外じゃなかったら良いのかい?」
「いやいや、家でも駄目だけど……ってそうじゃない!そういうのは彼女にしろ!!」
「ナマエがボクの彼女になってよ♥」
「嫌だ」
「どうして?」
「気紛れな彼氏なんて欲しくない」
ナマエはヒソカから手を放し、さっさと先に進んだ。
ヒソカはそんなナマエの姿を愛おしそうに目を細めて見ながら、後を追った。