天空闘技場
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真剣な眼差しでナマエを見つめるヒソカ。ナマエはそれに折れた。
「…………解った。これからはちゃんとヒソカにも相談する。だからいい加減離してくれる?」
「うん♥」
漸くヒソカから開放されたナマエは、そのまま服を着るとリビングへと移動した。
何気無しにTVを点けると、そこにはゴンの試合が行われるとの放送が流れていた。
「ヒソカー!」
「どうしたんだい?大声出して♣」
「ゴン君が試合するみたいだよ!」
「へェ♦観に行きたいのかい?」
「うん!」
ナマエがどう返事をしようとヒソカは初めから観に行く気だったのだが、念の為にナマエにも訊いた。ナマエの返事に、ヒソカ一緒にゴンの試合を観に行く事にした。
《さぁ、今日は大注目の一戦です!!破竹の勢いで勝ち上がって参りましたゴン選手が早くも登場!!対するギド選手はここまで5戦して3勝2敗の戦績を残しています!!》
「ゴンの相手は独楽野郎か……」
「どうかしたのかい?」
「いや、何で負けると解ってて試合するのか理解出来ないだけ」
「くくく♠」
「始め!!」
ギドはナマエの時と同じく、独楽を取り出した。
「行くぞ、【戦闘円舞曲(戦いのワルツ)】!!」
ギドの独楽がリング上を縦横無尽に回り出した。
独楽は互いにぶつかり合っては、ゴン目掛けて飛んで行く。
「クリーンヒットォ!!」
ゴンは飛んで来た独楽を避けられずにポイントを奪われていく。
《またしても背後からの独楽が直撃ィー!!四方八方から攻めてくる【舞闘独楽】に、ゴン選手初めての大ピーンチ!!》
「ッ!!」
「クリーン&ダウン!!ポイント2!!」
《ギド選手早くも4ポイント獲得!ゴン選手、やばいやばいー!!》
「やれるか!?」
弾き飛ばされたゴンに、審判が場外から声をかける。
「もちろん!!」
『やれる』とは言ったものの、ゴンは独楽の攻撃を受けてしまう。
「ぐっ」
《またも直撃。ゴン選手為す術なーし!!これでポイントは6-0!!さあ、後が無くなってきたぞー!!堪らず場外へエスケープー!!――ってかはじき出されたー!!》
その後、ゴンは【舞踏独楽】を避けつつギドに直接攻撃を仕掛けようとした。
「ほっといて本人を攻撃だ!!とうっ」
「フン……解ったところでオレへの攻撃は無駄だね!」
「!?」
ギドはナマエの時同様、自らの義足を軸に回り始めた。
「な!!?」
《出たァー、ギド選手の攻防一体必殺奥義!!【竜巻独楽】ァアー!!!ゴン選手に強ォォ烈なカウンター!!》
「うわぁー!!」
ギドの【竜巻独楽】に、ゴンは弾き飛ばされてしまった。
「3ポイントォ!!」
《審判はクリティカルダウンを宣言!!これでとうとう合計9ポイント!!これでホントにホントの崖っぷちー!!》
「フフフ……オレは200階クラスに上がり……洗礼を受けてこの体になってから1度しか負けたことがない。自ら独楽と化し身を守りながら、攻撃は【舞闘独楽】に任せる。地味だが確実にポイントを稼げる戦い方ってやつさ」
ギドがゴンに自慢話をしていると、ゴンはいきなり【纏】を解いた。
「あの馬鹿……」
「ははは。命が要らぬか、小僧!!ならば望み通り死ぬんだな!!」
ギドの言葉に耳を貸さず、ゴンは【絶】を続けた。目を瞑り、独楽の動きだけに集中するゴン。
「何!?」
《何とー!!この試合、初めてゴン選手が攻撃回避!!さあ、これが反撃開始の序章となるかー!!》
ゴンは目を瞑ったまま、襲い来る【舞踏独楽】を回避し始めた。それをナマエと一緒に見ていたヒソカは、何も言わずに握っている拳に力を入れる。
「ヒソカ」
「なんだい?」
「駄目だからね」
「♣」
「…………解った。これからはちゃんとヒソカにも相談する。だからいい加減離してくれる?」
「うん♥」
漸くヒソカから開放されたナマエは、そのまま服を着るとリビングへと移動した。
何気無しにTVを点けると、そこにはゴンの試合が行われるとの放送が流れていた。
「ヒソカー!」
「どうしたんだい?大声出して♣」
「ゴン君が試合するみたいだよ!」
「へェ♦観に行きたいのかい?」
「うん!」
ナマエがどう返事をしようとヒソカは初めから観に行く気だったのだが、念の為にナマエにも訊いた。ナマエの返事に、ヒソカ一緒にゴンの試合を観に行く事にした。
《さぁ、今日は大注目の一戦です!!破竹の勢いで勝ち上がって参りましたゴン選手が早くも登場!!対するギド選手はここまで5戦して3勝2敗の戦績を残しています!!》
「ゴンの相手は独楽野郎か……」
「どうかしたのかい?」
「いや、何で負けると解ってて試合するのか理解出来ないだけ」
「くくく♠」
「始め!!」
ギドはナマエの時と同じく、独楽を取り出した。
「行くぞ、【戦闘円舞曲(戦いのワルツ)】!!」
ギドの独楽がリング上を縦横無尽に回り出した。
独楽は互いにぶつかり合っては、ゴン目掛けて飛んで行く。
「クリーンヒットォ!!」
ゴンは飛んで来た独楽を避けられずにポイントを奪われていく。
《またしても背後からの独楽が直撃ィー!!四方八方から攻めてくる【舞闘独楽】に、ゴン選手初めての大ピーンチ!!》
「ッ!!」
「クリーン&ダウン!!ポイント2!!」
《ギド選手早くも4ポイント獲得!ゴン選手、やばいやばいー!!》
「やれるか!?」
弾き飛ばされたゴンに、審判が場外から声をかける。
「もちろん!!」
『やれる』とは言ったものの、ゴンは独楽の攻撃を受けてしまう。
「ぐっ」
《またも直撃。ゴン選手為す術なーし!!これでポイントは6-0!!さあ、後が無くなってきたぞー!!堪らず場外へエスケープー!!――ってかはじき出されたー!!》
その後、ゴンは【舞踏独楽】を避けつつギドに直接攻撃を仕掛けようとした。
「ほっといて本人を攻撃だ!!とうっ」
「フン……解ったところでオレへの攻撃は無駄だね!」
「!?」
ギドはナマエの時同様、自らの義足を軸に回り始めた。
「な!!?」
《出たァー、ギド選手の攻防一体必殺奥義!!【竜巻独楽】ァアー!!!ゴン選手に強ォォ烈なカウンター!!》
「うわぁー!!」
ギドの【竜巻独楽】に、ゴンは弾き飛ばされてしまった。
「3ポイントォ!!」
《審判はクリティカルダウンを宣言!!これでとうとう合計9ポイント!!これでホントにホントの崖っぷちー!!》
「フフフ……オレは200階クラスに上がり……洗礼を受けてこの体になってから1度しか負けたことがない。自ら独楽と化し身を守りながら、攻撃は【舞闘独楽】に任せる。地味だが確実にポイントを稼げる戦い方ってやつさ」
ギドがゴンに自慢話をしていると、ゴンはいきなり【纏】を解いた。
「あの馬鹿……」
「ははは。命が要らぬか、小僧!!ならば望み通り死ぬんだな!!」
ギドの言葉に耳を貸さず、ゴンは【絶】を続けた。目を瞑り、独楽の動きだけに集中するゴン。
「何!?」
《何とー!!この試合、初めてゴン選手が攻撃回避!!さあ、これが反撃開始の序章となるかー!!》
ゴンは目を瞑ったまま、襲い来る【舞踏独楽】を回避し始めた。それをナマエと一緒に見ていたヒソカは、何も言わずに握っている拳に力を入れる。
「ヒソカ」
「なんだい?」
「駄目だからね」
「♣」