天空闘技場
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「「!!ヒソカ!!?」」
「♣」
「どうしてお前がここに!?」
「ナマエまで何やってんだよ!?」
「久し振りだね」
「別に不思議じゃないだろ?ボクは戦闘が好きで、ここは格闘のメッカだ♣キミ達こそ、何でこんなトコにいるんだい?なんてね♥もちろん偶然なんかじゃなく、キミ達を待ってた♦電脳ネットで飛行船のチケットを予約しただろう?あれはちょっとした操作で、誰が何処へいつ行くのかが簡単に検索出来るんだ♣元々ナマエに付き合って此処に来たんだけど、まあキミ達が此処に来るのは予想出来たがね♦そこで、ここの先輩としてキミ達に忠告しよう♥このフロアに足を踏み入れるのは、まだ早い♠」
ヒソカが野良犬を追い払うかの様に手を振ると、一陣の風が吹いた。
「「くっ」」
案内係は何が起きているのか全く解っていない。ヒソカの殺気にすら、気付いていない様だった。
「どの位早いかは、キミ達次第♦出直したまえ♣兎に角、今は早い♦」
「ざけんな!せっかく此処まで来たのに……」
キルアの言葉に、ヒソカは掌を翳し、ナマエも殺気立った。
「……!!」
「通さないよ♠ってか、通れないだろ?」
「「ぐっ……」」
「無理は止めなさい。彼等の【念】に対し、君達はあまりに無防備だ。極寒の地で全裸で凍えながら、何故辛いのか解っていない様なもの。これ以上心身に負担を掛けると死にかねないよ」
ゴンとキルアを止めたのは、メガネをかけた1人の男性だった。
「これが【燃】だと!?あいつが『通さない』って思うだけで、こうなるってのか!?ウソつけ!!」
「はい。あれはウソです」
「やっぱりか」
「本当の【念】について教えます。だから、ひとまずここから退散しましょう」
時刻は20時20分になったばかり。
ヒソカは座り込み、手を翳したままだ。ナマエは黙って事の成り行きを見守っている。
「もし……今日登録出来なかったら、オレ達どうなるの?」
「ゴン様はまた1階から挑戦し直して頂けます。ただ……」
「ただ?」
「キルア様は以前登録を断ってらっしゃいますから、また未登録という形になりますと登録の意志無しとみなされ、参加自体不可能となってしまいます」
案内係の言葉に、一瞬の沈黙が流れた。
「ひとまず……退いて、0時までに戻って来れるかい?此処に」
「君次第だ」
時刻は20時30分。ゴンとキルアは200階を後にした。
「ヒソカ」
「ん?」
「意外と優しいんだね」
「どうしたんだい?急に♣」
「あの2人が洗礼を受けない様にしてあげるなんて、思ってなかった」
「あの2人は青い果実だからね♥こんな所で摘み取らせる訳にはいかない♦」
そう言うヒソカの表情は、狂気に歪んでいる。
「まだ早い……♦」
受付近くにある壁に向かい、何枚ものトランプを投げつけるヒソカは、誰に言うでもなく呟いていた。
そのままヒソカと待つ事約2時間。ヒソカがエレベーターホールからこちらに向かってくる2人に気づいた。
「来たね♥」
「うん」
ヒソカとナマエは先程の様に殺気を放つが、今回は2人共臆すること無くこちらへと向かってきた。
「200階クラスへようこそ♥洗礼は受けずに済みそうだね♦キミが天空闘技場に来た理由は想像出来る♣ここで鍛えてから、ボクと戦うつもりだったんだろ?」
「まさかそっちから現れるとは思わなかったよ。手間が省けた」
「くっくく♥【纏】を覚えた位でいい気になるなよ♠【念】は奥が深い♦」
ヒソカは2人が【念文字】を読めない事を知った上で、【念文字】でスペードから髑髏を描いた。
「はっきり言って、今のキミと戦う気は全くない♠だが、このクラスで一度でも勝つ事が出来たら、相手になろう♥行くよ、ナマエ♥」
ヒソカはナマエの手を引いて、受付前から立ち去った。
「やっぱり優しいじゃん、ヒソカ」
「くくく♦そんな事言うのはナマエだけだよ♣」
「まー、他の人にはその優しさがただの変態に見えるんだろうね」
ケラケラ笑うナマエの手を握ったまま、ヒソカは部屋へと急いだ。
「♣」
「どうしてお前がここに!?」
「ナマエまで何やってんだよ!?」
「久し振りだね」
「別に不思議じゃないだろ?ボクは戦闘が好きで、ここは格闘のメッカだ♣キミ達こそ、何でこんなトコにいるんだい?なんてね♥もちろん偶然なんかじゃなく、キミ達を待ってた♦電脳ネットで飛行船のチケットを予約しただろう?あれはちょっとした操作で、誰が何処へいつ行くのかが簡単に検索出来るんだ♣元々ナマエに付き合って此処に来たんだけど、まあキミ達が此処に来るのは予想出来たがね♦そこで、ここの先輩としてキミ達に忠告しよう♥このフロアに足を踏み入れるのは、まだ早い♠」
ヒソカが野良犬を追い払うかの様に手を振ると、一陣の風が吹いた。
「「くっ」」
案内係は何が起きているのか全く解っていない。ヒソカの殺気にすら、気付いていない様だった。
「どの位早いかは、キミ達次第♦出直したまえ♣兎に角、今は早い♦」
「ざけんな!せっかく此処まで来たのに……」
キルアの言葉に、ヒソカは掌を翳し、ナマエも殺気立った。
「……!!」
「通さないよ♠ってか、通れないだろ?」
「「ぐっ……」」
「無理は止めなさい。彼等の【念】に対し、君達はあまりに無防備だ。極寒の地で全裸で凍えながら、何故辛いのか解っていない様なもの。これ以上心身に負担を掛けると死にかねないよ」
ゴンとキルアを止めたのは、メガネをかけた1人の男性だった。
「これが【燃】だと!?あいつが『通さない』って思うだけで、こうなるってのか!?ウソつけ!!」
「はい。あれはウソです」
「やっぱりか」
「本当の【念】について教えます。だから、ひとまずここから退散しましょう」
時刻は20時20分になったばかり。
ヒソカは座り込み、手を翳したままだ。ナマエは黙って事の成り行きを見守っている。
「もし……今日登録出来なかったら、オレ達どうなるの?」
「ゴン様はまた1階から挑戦し直して頂けます。ただ……」
「ただ?」
「キルア様は以前登録を断ってらっしゃいますから、また未登録という形になりますと登録の意志無しとみなされ、参加自体不可能となってしまいます」
案内係の言葉に、一瞬の沈黙が流れた。
「ひとまず……退いて、0時までに戻って来れるかい?此処に」
「君次第だ」
時刻は20時30分。ゴンとキルアは200階を後にした。
「ヒソカ」
「ん?」
「意外と優しいんだね」
「どうしたんだい?急に♣」
「あの2人が洗礼を受けない様にしてあげるなんて、思ってなかった」
「あの2人は青い果実だからね♥こんな所で摘み取らせる訳にはいかない♦」
そう言うヒソカの表情は、狂気に歪んでいる。
「まだ早い……♦」
受付近くにある壁に向かい、何枚ものトランプを投げつけるヒソカは、誰に言うでもなく呟いていた。
そのままヒソカと待つ事約2時間。ヒソカがエレベーターホールからこちらに向かってくる2人に気づいた。
「来たね♥」
「うん」
ヒソカとナマエは先程の様に殺気を放つが、今回は2人共臆すること無くこちらへと向かってきた。
「200階クラスへようこそ♥洗礼は受けずに済みそうだね♦キミが天空闘技場に来た理由は想像出来る♣ここで鍛えてから、ボクと戦うつもりだったんだろ?」
「まさかそっちから現れるとは思わなかったよ。手間が省けた」
「くっくく♥【纏】を覚えた位でいい気になるなよ♠【念】は奥が深い♦」
ヒソカは2人が【念文字】を読めない事を知った上で、【念文字】でスペードから髑髏を描いた。
「はっきり言って、今のキミと戦う気は全くない♠だが、このクラスで一度でも勝つ事が出来たら、相手になろう♥行くよ、ナマエ♥」
ヒソカはナマエの手を引いて、受付前から立ち去った。
「やっぱり優しいじゃん、ヒソカ」
「くくく♦そんな事言うのはナマエだけだよ♣」
「まー、他の人にはその優しさがただの変態に見えるんだろうね」
ケラケラ笑うナマエの手を握ったまま、ヒソカは部屋へと急いだ。