天空闘技場
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倒れ込んできたナマエを抱き留め、ヒソカはナマエの唇に優しくキスをした。
「ちゃんと温まるんだよ♣」
「……うん」
ヒソカの反応に戸惑いながらも、ナマエは深く考えずにシャワールームへと向かった。
シャワーを浴びながら、ナマエは考えていた。眠りに落ちる前にヒソカに話してしまった事は、本当に正しかったのかと。
「ナマエ?」
「ちょっ……ヒソカ?!何してるの!?」
「それ以上は流石に逆上せると思ってね♦」
「わっ、分かったから!早く出てって!!」
「はいはい♠」
思考に耽っていた為、ヒソカに声を掛けられるまで時間を忘れて頭からお湯を被りっぱなしだったナマエ。言われてみれば、逆上せているのか妙にフラフラしてきている。シャワールームから出て服を着ていると、『倒れる』と思った。だがその瞬間には、ヒソカに抱き留められていた。
「危なかったね♣」
「ヒソカ……」
「うん?」
「色々――有難うね」
「どう致しまして♥」
ヒソカはナマエを抱き上げて、そのままベッドへと運んだ。
「今日はもう休むと良い♣」
「ん……おやすみ、ヒソカ」
「おやすみ、ナマエ♦」
翌日の試合は、ナマエの不戦勝で終わった。相手のリールベルトが試合に来なかったのだ。
それから新人潰しに絡まれる事もなく、ナマエは戦闘準備期間のギリギリまで戦闘登録をせずに休む事にした。
ヒソカは自身の準備期間ギリギリで登録していたが、結局は試合に出向かずに不戦敗となっている。ナマエが理由を訊いても、『殺すにも値しない♦』という意味不明な答えしか返ってこなかった。
ナマエの準備期間が1ヶ月を切った頃、下の階で少年2人が物凄い勢いで勝ち進んでいるとの噂が聞こえてきた。
気になってTVを付けてみると、ヒソカがそれを覗き込んできた。
「珍しいね♠」
「ん?少年2人が凄い勢いで勝ち進んでるらしくてさ……気になってるんだよね」
「ああ、それはゴンとキルアだね♣」
「そうなの!?」
「うん♦電脳ネットで調べたから、間違いないよ♥」
「そうか……あの2人が来たんだね」
「嬉しそうだね♣」
「何?またヤキモチ?」
「うん♠」
そう言うとヒソカはナマエに抱きつき、首筋に顔を埋めた。
「子ども相手にヤキモチ妬かないでよ」
「んー……無理♣」
ナマエは苦笑を漏らしながらも、ヒソカの頭を撫でてやる。すると機嫌が直ったのか、ヒソカは甘える様にナマエに擦り寄った。
TVに視線を戻すと、ゴンとキルアは本日190階の試合を勝てば200階に到達するとの事。
「ヒソカ」
「何だい?」
「出迎えするんでしょ?」
「もちろん♥」
ヒソカは何だかんだ言いながらも、ゴンとキルアを気に入っている。そうやすやすと他の奴等に洗礼させるとは思わなかったが、ナマエは念の為に確認していた。
夜になり、20時を過ぎた頃にヒソカが動き出した。
「2人が来たの?」
「うん♥」
嬉しそうにしているヒソカに、ナマエの頬は緩んだ。
「じゃあ、私もヒソカに付いて行こうかな」
2人並んでナマエの部屋を出てエレベーターホールに向かうなり、ヒソカは殺気を放ちだした。
「これは殺気だよ!完全にオレ達に向けられてる!」
「おい!!一体誰だ!?そこにいる奴出て来いよ!!」
ナマエ達がエレベーターホールに着いた頃、ゴンとキルアは案内係に200階での試合について説明を受けていた。
「この殺気……あいつかな」
「わかんねー」
ゴンとキルアが殺気の元を探っていると、物陰にいたヒソカが2人の前に姿を現した。それに倣い、ナマエも物陰から顔を出す。
「ちゃんと温まるんだよ♣」
「……うん」
ヒソカの反応に戸惑いながらも、ナマエは深く考えずにシャワールームへと向かった。
シャワーを浴びながら、ナマエは考えていた。眠りに落ちる前にヒソカに話してしまった事は、本当に正しかったのかと。
「ナマエ?」
「ちょっ……ヒソカ?!何してるの!?」
「それ以上は流石に逆上せると思ってね♦」
「わっ、分かったから!早く出てって!!」
「はいはい♠」
思考に耽っていた為、ヒソカに声を掛けられるまで時間を忘れて頭からお湯を被りっぱなしだったナマエ。言われてみれば、逆上せているのか妙にフラフラしてきている。シャワールームから出て服を着ていると、『倒れる』と思った。だがその瞬間には、ヒソカに抱き留められていた。
「危なかったね♣」
「ヒソカ……」
「うん?」
「色々――有難うね」
「どう致しまして♥」
ヒソカはナマエを抱き上げて、そのままベッドへと運んだ。
「今日はもう休むと良い♣」
「ん……おやすみ、ヒソカ」
「おやすみ、ナマエ♦」
翌日の試合は、ナマエの不戦勝で終わった。相手のリールベルトが試合に来なかったのだ。
それから新人潰しに絡まれる事もなく、ナマエは戦闘準備期間のギリギリまで戦闘登録をせずに休む事にした。
ヒソカは自身の準備期間ギリギリで登録していたが、結局は試合に出向かずに不戦敗となっている。ナマエが理由を訊いても、『殺すにも値しない♦』という意味不明な答えしか返ってこなかった。
ナマエの準備期間が1ヶ月を切った頃、下の階で少年2人が物凄い勢いで勝ち進んでいるとの噂が聞こえてきた。
気になってTVを付けてみると、ヒソカがそれを覗き込んできた。
「珍しいね♠」
「ん?少年2人が凄い勢いで勝ち進んでるらしくてさ……気になってるんだよね」
「ああ、それはゴンとキルアだね♣」
「そうなの!?」
「うん♦電脳ネットで調べたから、間違いないよ♥」
「そうか……あの2人が来たんだね」
「嬉しそうだね♣」
「何?またヤキモチ?」
「うん♠」
そう言うとヒソカはナマエに抱きつき、首筋に顔を埋めた。
「子ども相手にヤキモチ妬かないでよ」
「んー……無理♣」
ナマエは苦笑を漏らしながらも、ヒソカの頭を撫でてやる。すると機嫌が直ったのか、ヒソカは甘える様にナマエに擦り寄った。
TVに視線を戻すと、ゴンとキルアは本日190階の試合を勝てば200階に到達するとの事。
「ヒソカ」
「何だい?」
「出迎えするんでしょ?」
「もちろん♥」
ヒソカは何だかんだ言いながらも、ゴンとキルアを気に入っている。そうやすやすと他の奴等に洗礼させるとは思わなかったが、ナマエは念の為に確認していた。
夜になり、20時を過ぎた頃にヒソカが動き出した。
「2人が来たの?」
「うん♥」
嬉しそうにしているヒソカに、ナマエの頬は緩んだ。
「じゃあ、私もヒソカに付いて行こうかな」
2人並んでナマエの部屋を出てエレベーターホールに向かうなり、ヒソカは殺気を放ちだした。
「これは殺気だよ!完全にオレ達に向けられてる!」
「おい!!一体誰だ!?そこにいる奴出て来いよ!!」
ナマエ達がエレベーターホールに着いた頃、ゴンとキルアは案内係に200階での試合について説明を受けていた。
「この殺気……あいつかな」
「わかんねー」
ゴンとキルアが殺気の元を探っていると、物陰にいたヒソカが2人の前に姿を現した。それに倣い、ナマエも物陰から顔を出す。