天空闘技場
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《ダウーン、相手選手起き上がれませーん!!ナマエ選手、またしても一発KO勝ちィ!!これで3日前に参加以来、6連勝無傷の勝利です!蹴りのナマエ選手!!快進撃はどこまで続くのでしょうか!?そして止めるのは誰か!?》
ギャンブルスイッチでも相手よりも圧倒的に倍率が高くなってきた頃、ナマエは100階に到達していた。
「よし!個室ゲットー!!」
「嬉しそうだね♣」
「そりゃ~、これでヒソカに迷惑掛けずに済むからね」
笑顔で言うナマエを、ヒソカは無言で抱き締めた。
「どうしたの?」
「ボクがいつ、迷惑だって言った?」
「いや、言われてないけど……」
「キミはこれからもボクの部屋にいる事♦いいね?」
真剣な面持ちで言われ、ナマエは少しだけ悩んだが無言で頷いた。
「それに、ここは100階から落ちたら直ぐに追い出される♠100階に上がれた事と100階以上に残る事とは全く違う♦100階の壁があるんだ♠」
「へぇ……」
「100階を境に待遇が良くなるだろ?そうすると、このクラスを死守しようとありとあらゆる手段で負けまいとする連中も出てくる♣ここのクラスで長く燻っている奴程、そういう事に長けている♦そういう連中に躓くと、時間を消費する事になるんだ♠要らない心配だと思うけど、気をつけなきゃね♥」
「りょーかい!」
その日を境に、ナマエの隙を狙っては100階選手が闇討ち紛いの事を仕掛けてくる様になった。
「またかよ!」
闇討ちをしてきた相手を伸したナマエは、建物の陰から出た所で人にぶつかってしまった。
「あ、ごめんなさいっ!」
「いえ、こちらこそ気付かずに申し訳ない」
顔を上げるとそこには何度か闘技場のモニターで見た事のある青年が立っていた。
「私の顔に何かついてますか?」
青年はクスクス笑いながらナマエに問いかけた。
「いえ、闘技場の方ですよね?」
「ええ。私はカストロ。貴女は確か……蹴りのナマエさん、でしたね」
「私を知ってるんですか?!」
「知ってますよ。女性ながら見事な快進撃を繰り広げていますからね。貴女とも是非手合わせしてみたいものです」
にこやかな笑みを浮かべながら、カストロと名乗った青年は人混みに消えた。
その背を見送って、ナマエは闘技場へ戻る道を辿り始める。その背をカストロが見つめていたとは知らずに……
「ナマエ様ですね。あちらに受付が御座いますので、今日中に200階クラス参戦の登録を行って下さい。今夜の0時を過ぎますと、登録不可能になりますので御注意下さい。ちなみに200階クラスには現在172名の選手が待機しております。また、このフロアからあらゆる武器の使用が認められますので、お持ちになればどうぞ。また、このクラスから、原則としてファイトマネーは無くなります。名誉のみの戦いとなりますので、納得された上で御参加下さい」
190階を一発でクリアしたナマエ。そのナマエを待ち受けていたのは、ヒソカではなく案内係と俗に言う新人潰しだった。
「新入り?」
「みたいだね」
「ゲッゲッゲ」
「……」
ナマエは3人を無視し、登録を行う事にし窓口へと向かう。
「200階クラスへようこそ。こちらに登録の署名をお願い致します。早速参戦の申し込みもなさいますか?」
「んー……」
ナマエが迷っていると、後ろから新人潰しの3人が無言で圧力を掛けてくる。
「アンタ等、私とヤりたい訳?」
「そうだよ」
下卑た笑いを浮かべながら、新人潰しは言った。
「ふーん……」
「このクラスは申告戦闘制と言いまして、90日の戦闘準備期間を用意して御座います。その間であれば、戦いたい日に戦って頂けるシステムなのです。もちろん毎日戦って貰っても結構ですし、期間内ギリギリまで戦わなくても問題はありません。一度戦闘を行えば、また90日の準備期間が与えられます。ただし期間内に戦闘が行われませんと即失格となり、登録が抹消されてしまいますので御注意下さい」
「なる程ね……武器OKだったよね?」
「はい」
「じゃ、いつでもいいや」
【いつでもオーケー】にチェックをつけ、ナマエは受付を後にした。
ギャンブルスイッチでも相手よりも圧倒的に倍率が高くなってきた頃、ナマエは100階に到達していた。
「よし!個室ゲットー!!」
「嬉しそうだね♣」
「そりゃ~、これでヒソカに迷惑掛けずに済むからね」
笑顔で言うナマエを、ヒソカは無言で抱き締めた。
「どうしたの?」
「ボクがいつ、迷惑だって言った?」
「いや、言われてないけど……」
「キミはこれからもボクの部屋にいる事♦いいね?」
真剣な面持ちで言われ、ナマエは少しだけ悩んだが無言で頷いた。
「それに、ここは100階から落ちたら直ぐに追い出される♠100階に上がれた事と100階以上に残る事とは全く違う♦100階の壁があるんだ♠」
「へぇ……」
「100階を境に待遇が良くなるだろ?そうすると、このクラスを死守しようとありとあらゆる手段で負けまいとする連中も出てくる♣ここのクラスで長く燻っている奴程、そういう事に長けている♦そういう連中に躓くと、時間を消費する事になるんだ♠要らない心配だと思うけど、気をつけなきゃね♥」
「りょーかい!」
その日を境に、ナマエの隙を狙っては100階選手が闇討ち紛いの事を仕掛けてくる様になった。
「またかよ!」
闇討ちをしてきた相手を伸したナマエは、建物の陰から出た所で人にぶつかってしまった。
「あ、ごめんなさいっ!」
「いえ、こちらこそ気付かずに申し訳ない」
顔を上げるとそこには何度か闘技場のモニターで見た事のある青年が立っていた。
「私の顔に何かついてますか?」
青年はクスクス笑いながらナマエに問いかけた。
「いえ、闘技場の方ですよね?」
「ええ。私はカストロ。貴女は確か……蹴りのナマエさん、でしたね」
「私を知ってるんですか?!」
「知ってますよ。女性ながら見事な快進撃を繰り広げていますからね。貴女とも是非手合わせしてみたいものです」
にこやかな笑みを浮かべながら、カストロと名乗った青年は人混みに消えた。
その背を見送って、ナマエは闘技場へ戻る道を辿り始める。その背をカストロが見つめていたとは知らずに……
「ナマエ様ですね。あちらに受付が御座いますので、今日中に200階クラス参戦の登録を行って下さい。今夜の0時を過ぎますと、登録不可能になりますので御注意下さい。ちなみに200階クラスには現在172名の選手が待機しております。また、このフロアからあらゆる武器の使用が認められますので、お持ちになればどうぞ。また、このクラスから、原則としてファイトマネーは無くなります。名誉のみの戦いとなりますので、納得された上で御参加下さい」
190階を一発でクリアしたナマエ。そのナマエを待ち受けていたのは、ヒソカではなく案内係と俗に言う新人潰しだった。
「新入り?」
「みたいだね」
「ゲッゲッゲ」
「……」
ナマエは3人を無視し、登録を行う事にし窓口へと向かう。
「200階クラスへようこそ。こちらに登録の署名をお願い致します。早速参戦の申し込みもなさいますか?」
「んー……」
ナマエが迷っていると、後ろから新人潰しの3人が無言で圧力を掛けてくる。
「アンタ等、私とヤりたい訳?」
「そうだよ」
下卑た笑いを浮かべながら、新人潰しは言った。
「ふーん……」
「このクラスは申告戦闘制と言いまして、90日の戦闘準備期間を用意して御座います。その間であれば、戦いたい日に戦って頂けるシステムなのです。もちろん毎日戦って貰っても結構ですし、期間内ギリギリまで戦わなくても問題はありません。一度戦闘を行えば、また90日の準備期間が与えられます。ただし期間内に戦闘が行われませんと即失格となり、登録が抹消されてしまいますので御注意下さい」
「なる程ね……武器OKだったよね?」
「はい」
「じゃ、いつでもいいや」
【いつでもオーケー】にチェックをつけ、ナマエは受付を後にした。