新しい力
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「さて、【杜樹】も無事に迎え入れられたし……そろそろ行こうか、ヒソカ」
【杜樹】と【契約】を交わして2ヶ月。たまにいなくなるヒソカが戻ってきた時に、ナマエは切り出した。
「行く?何処へだい?」
「ヒソカがコソコソ行ってる場所」
「…………気づいてたのかい?」
「うん。天空闘技場に行ってるんでしょ?私も腕試ししたいしね。【杜樹】の力をどこまで使えるかの確認をしないと」
まるで新しい玩具を手に入れた子どもの様に目を輝かせるナマエ。そんな彼女の様子を見て、【杜樹】は喜んだ。
「久々に暴れられるのか?!」
「誰がその姿で暴れさせるか!ちゃんと小太刀になって貰うからね!?」
【杜樹】の暴れる発言に、ナマエは釘を刺した。【杜樹】は至極不満顔だが、ナマエは敢えてそれを無視した。
「へェ……彼も武器になるんだ♦」
「なるよ。【式鬼】になれば、皆武器に変化させる事が出来るんだ。ただ、【杜樹】はまだ使った事無いんだよね」
「それで闘技場へ行きたい、そういう事なんだね♣」
「流石はヒソカ!理解が早くて助かるよ」
嬉しそうに顔を緩ませるナマエ。一方【杜樹】は不機嫌になっていた。
「でも、体術だけで200階まで行けるのかい?」
「ああ、それなら大丈夫。一通りの事は師匠に叩き込まれてるから」
カラカラ笑うナマエに、ヒソカは一抹の不安を覚えた。
「じゃ、早速行こう!【杜樹】、一旦還って」
「チッ……ちゃんと喚べよ?」
「分かってるって」
「……じゃあな。小僧、オレがいねェからって羽目外すなよ?」
「くくく♠」
【杜樹】は煙と共に、お酒の香りだけを残して消えた。
目指すは格闘家の聖地、天空闘技場。
そこで何が起こるのかは、まだ誰も知らない。
【杜樹】と【契約】を交わして2ヶ月。たまにいなくなるヒソカが戻ってきた時に、ナマエは切り出した。
「行く?何処へだい?」
「ヒソカがコソコソ行ってる場所」
「…………気づいてたのかい?」
「うん。天空闘技場に行ってるんでしょ?私も腕試ししたいしね。【杜樹】の力をどこまで使えるかの確認をしないと」
まるで新しい玩具を手に入れた子どもの様に目を輝かせるナマエ。そんな彼女の様子を見て、【杜樹】は喜んだ。
「久々に暴れられるのか?!」
「誰がその姿で暴れさせるか!ちゃんと小太刀になって貰うからね!?」
【杜樹】の暴れる発言に、ナマエは釘を刺した。【杜樹】は至極不満顔だが、ナマエは敢えてそれを無視した。
「へェ……彼も武器になるんだ♦」
「なるよ。【式鬼】になれば、皆武器に変化させる事が出来るんだ。ただ、【杜樹】はまだ使った事無いんだよね」
「それで闘技場へ行きたい、そういう事なんだね♣」
「流石はヒソカ!理解が早くて助かるよ」
嬉しそうに顔を緩ませるナマエ。一方【杜樹】は不機嫌になっていた。
「でも、体術だけで200階まで行けるのかい?」
「ああ、それなら大丈夫。一通りの事は師匠に叩き込まれてるから」
カラカラ笑うナマエに、ヒソカは一抹の不安を覚えた。
「じゃ、早速行こう!【杜樹】、一旦還って」
「チッ……ちゃんと喚べよ?」
「分かってるって」
「……じゃあな。小僧、オレがいねェからって羽目外すなよ?」
「くくく♠」
【杜樹】は煙と共に、お酒の香りだけを残して消えた。
目指すは格闘家の聖地、天空闘技場。
そこで何が起こるのかは、まだ誰も知らない。