新しい力
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ヒソカ、もう動いたりしても大丈夫だよ」
「……ナマエ♣」
「何?」
「後で無茶したお仕置きするからね♦」
「えー……」
「するからね♠」
「はーい…………」
有無を言わせぬヒソカの口調に、ナマエは折れた。それを目の当たりにした【杜樹】は大声を上げて可笑しそうに笑う。
「ふはははは!ナマエ、お前ェ等の関係面白いな!!」
「面白がってないで助けてよ、【杜樹】……」
「くくく…ははははは!」
「はぁ……森よ、皆の傷を癒して!」
呆れ返ったナマエが声を上げると、木々が光り傷ついた箇所を癒していく。
「ヒソカ、後は頼んだ……」
そう言うと、ナマエは意識を手放した。
気が付くと、ナマエは懐かしい天井が目に入った。きっとヒソカが運んでくれたのだろう。そう思いながら身体を起こすと、目眩がした。
「ッ……」
「まだ起き上がっちゃ駄目だよ♣」
目線を動かすと、寝室の扉にヒソカが凭れ掛かって立っていた。
「ヒソカ……どれ位寝てた?」
「2日、かな♦」
「そっか……心配掛けてごめん」
「本当だよ♣」
項垂れているナマエの頭を、ヒソカは近づき優しく梳いてやる。
「貧血と過労、だってさ♠」
「うー……確かに今回は【十夜】を暴走させたかったからって、血を流しすぎたかも…………」
「無茶し過ぎ♦」
「ごめん」
「謝っても許してあげない♠」
綺麗に微笑みながら、ヒソカは何度も『許さない』と囁き、ナマエをそのままベッドに押し戻した。
「体調戻ったら、お仕置きだから♥」
「……鬼」
「喚んだか?」
「喚んでねえよ!つか、人の家で何してんの?!」
寝室にひょっこりと顔を出したのは、契約したばかりの【杜樹】だった。
「小僧と【とらんぷ】なるモノをしていただけだ」
悪怯れも無く言う【杜樹】の言葉に、ナマエはまた起き上がろうとしてヒソカに押し戻されてしまう。
「まだ寝てなきゃ駄目だって言っただろう?」
顔は笑顔なのに、目が笑っていないヒソカ。完全に怒らせてしまった様だった。
「ごめん」
「本当に悪いと思ってるのかい?」
「……うん」
「なら、キスして♥」
「は?!」
ヒソカの言葉に固まるも、【杜樹】はニヤニヤと笑っているだけで助け舟を出そうとはしない。
「【杜樹】がいる……」
「見られてようと関係無いじゃないか♣」
言うなり、ヒソカは少しずつその端正な顔を近づけてくる。
「ボクは見られている方が興奮する♥」
「……変態」
「その変態を好きになったのは、誰だい?」
「…………私です」
「なら、出来るだろう?」
互いの息がかかる程の距離まで顔を近づけ、ヒソカは熱っぽく囁いた。
こうなったヒソカを止める術を、ナマエは1つしか知らない。
「分かったから……せめて目、瞑ってよ…………」
「ん♠」
ヒソカが目を瞑った事を確認し、ナマエはヒソカの唇に軽くキスをする。
リップ音を響かせながら離れると、それを見ていた【杜樹】は口笛を吹いて囃し立てるが、ナマエに睨みつけられてしまう。
「おー怖っ」
笑い声を上げながらリビングへと消える【杜樹】。そんな【杜樹】を目の隅で見送ると、ヒソカの目が開いた。
「口、開けて♦」
「?」
何の事かと思いながらも言われた様にすると、ヒソカは何かを口に含みナマエの唇を塞いだ。
「やっ……ヒソ……カァ…………」
一頻り口内を蹂躙しながら、自身の口に含んだ何かをナマエに飲み込ませるヒソカ。
ナマエが全て飲み込んだ事を確認すると、ヒソカはナマエの唇を舐めてから離れた。
「……苦い」
「キミの師匠が作ったお薬だからね♠」
「ゲッ……あんなの飲みたくなかった…………」
項垂れるナマエの頭を撫でながら、ヒソカは自身の唇を一舐めし、『苦いね♣』と呟いた。
「ナマエが飲みたがらないから、こうやって飲ませろって言われたんだよね♠」
「それは……誰に?」
「ん?さっきまでいた彼にだよ♦」
「【杜樹】のヤツ……」
ナマエは怒りで全身を震わせた。
しかし、ヒソカの一言によってそれは沈静化していく。
「……ナマエ♣」
「何?」
「後で無茶したお仕置きするからね♦」
「えー……」
「するからね♠」
「はーい…………」
有無を言わせぬヒソカの口調に、ナマエは折れた。それを目の当たりにした【杜樹】は大声を上げて可笑しそうに笑う。
「ふはははは!ナマエ、お前ェ等の関係面白いな!!」
「面白がってないで助けてよ、【杜樹】……」
「くくく…ははははは!」
「はぁ……森よ、皆の傷を癒して!」
呆れ返ったナマエが声を上げると、木々が光り傷ついた箇所を癒していく。
「ヒソカ、後は頼んだ……」
そう言うと、ナマエは意識を手放した。
気が付くと、ナマエは懐かしい天井が目に入った。きっとヒソカが運んでくれたのだろう。そう思いながら身体を起こすと、目眩がした。
「ッ……」
「まだ起き上がっちゃ駄目だよ♣」
目線を動かすと、寝室の扉にヒソカが凭れ掛かって立っていた。
「ヒソカ……どれ位寝てた?」
「2日、かな♦」
「そっか……心配掛けてごめん」
「本当だよ♣」
項垂れているナマエの頭を、ヒソカは近づき優しく梳いてやる。
「貧血と過労、だってさ♠」
「うー……確かに今回は【十夜】を暴走させたかったからって、血を流しすぎたかも…………」
「無茶し過ぎ♦」
「ごめん」
「謝っても許してあげない♠」
綺麗に微笑みながら、ヒソカは何度も『許さない』と囁き、ナマエをそのままベッドに押し戻した。
「体調戻ったら、お仕置きだから♥」
「……鬼」
「喚んだか?」
「喚んでねえよ!つか、人の家で何してんの?!」
寝室にひょっこりと顔を出したのは、契約したばかりの【杜樹】だった。
「小僧と【とらんぷ】なるモノをしていただけだ」
悪怯れも無く言う【杜樹】の言葉に、ナマエはまた起き上がろうとしてヒソカに押し戻されてしまう。
「まだ寝てなきゃ駄目だって言っただろう?」
顔は笑顔なのに、目が笑っていないヒソカ。完全に怒らせてしまった様だった。
「ごめん」
「本当に悪いと思ってるのかい?」
「……うん」
「なら、キスして♥」
「は?!」
ヒソカの言葉に固まるも、【杜樹】はニヤニヤと笑っているだけで助け舟を出そうとはしない。
「【杜樹】がいる……」
「見られてようと関係無いじゃないか♣」
言うなり、ヒソカは少しずつその端正な顔を近づけてくる。
「ボクは見られている方が興奮する♥」
「……変態」
「その変態を好きになったのは、誰だい?」
「…………私です」
「なら、出来るだろう?」
互いの息がかかる程の距離まで顔を近づけ、ヒソカは熱っぽく囁いた。
こうなったヒソカを止める術を、ナマエは1つしか知らない。
「分かったから……せめて目、瞑ってよ…………」
「ん♠」
ヒソカが目を瞑った事を確認し、ナマエはヒソカの唇に軽くキスをする。
リップ音を響かせながら離れると、それを見ていた【杜樹】は口笛を吹いて囃し立てるが、ナマエに睨みつけられてしまう。
「おー怖っ」
笑い声を上げながらリビングへと消える【杜樹】。そんな【杜樹】を目の隅で見送ると、ヒソカの目が開いた。
「口、開けて♦」
「?」
何の事かと思いながらも言われた様にすると、ヒソカは何かを口に含みナマエの唇を塞いだ。
「やっ……ヒソ……カァ…………」
一頻り口内を蹂躙しながら、自身の口に含んだ何かをナマエに飲み込ませるヒソカ。
ナマエが全て飲み込んだ事を確認すると、ヒソカはナマエの唇を舐めてから離れた。
「……苦い」
「キミの師匠が作ったお薬だからね♠」
「ゲッ……あんなの飲みたくなかった…………」
項垂れるナマエの頭を撫でながら、ヒソカは自身の唇を一舐めし、『苦いね♣』と呟いた。
「ナマエが飲みたがらないから、こうやって飲ませろって言われたんだよね♠」
「それは……誰に?」
「ん?さっきまでいた彼にだよ♦」
「【杜樹】のヤツ……」
ナマエは怒りで全身を震わせた。
しかし、ヒソカの一言によってそれは沈静化していく。