最終試験
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「なら、講習会の前にもう一回シよう♥」
「もう好きにして……」
力なく項垂れてみせるナマエの顔を自身の方へと向け、慈しむ様にキスをするヒソカ。
「うん♠もう離さないよ♥」
そう言うと、ヒソカは朝からナマエの身体を味わった。
講習会に何とか間に合い、説明を聞いているナマエ。
そこに大きな音を響かせ、ゴンが入ってきた。視線が一斉にゴンへと集まる。
「ゴン」
レオリオの呼び掛けに応えること無く、ゴンはイルミの元へと歩いて行く。
「キルアに謝れ」
「謝る……?何を?」
「そんな事も判らないの?」
「うん」
「お前に兄貴の資格ないよ」
「兄弟に資格がいるのかな?」
ゴンの言っている事の意味が全く理解出来ないイルミ。
そんなイルミに怒りが込み上げているゴンは、イルミの右腕を掴み持ち上げた。
その行動に、その場にいた受験生は皆驚きを隠せずにいた。
当のイルミはそのまま席から宙へと身体を持ち上げられたが、綺麗に着地する。
「友達になるのにだって資格なんて要らない!!」
ゴンがイルミの腕を握っている手に力を込めると、ビキビキという音を鳴らしてイルミの腕は折れた。
「キルアの所へ行くんだ」
イルミの腕を掴んだまま、ゴンは講習会が行われている部屋を出ようとする。
「もう謝らなくたって良いよ。案内してくれるだけで良い」
「そしてどうする?」
「キルアを連れ戻す」
「まるでキルが誘拐でもされた様な口ぶりだな。あいつは自分の足で此処を出て行ったんだよ」
「でも自分の意志じゃない。お前達に操られてるんだから、誘拐されたも同然だ!」
何かをするつもりなのだろうか、イルミの目が細められた。
「ちょうどその事で議論していた所じゃ、ゴン」
ネテロの声に、ゴンが反応を示した。
「クラピカとレオリオの両方から異議が唱えられてな。キルアの不合格は不当との申し立てを審議中なのじゃよ」
そこでクラピカが席から立ち上がり、再度異議を唱え始めた。それに乗る様に、レオリオも自身の考えを改めて言った。
それに対し、ネテロは全て推測に過ぎない・証拠はないという考えを示す。
そこにポックルがクラピカの合格も不自然だとの意見を述べる。その事でポックルとクラピカが一触即発の事態となった。
「どうだって良いんだ、そんな事」
それまで皆の話を聞いていたゴンが口を開いた。
「人の合格にとやかく言う事なんてない。自分の合格に不満なら、満足出来るまで精進すれば良い。キルアなら、もう一度受験すれば絶対合格出来る。今回落ちた事は残念だけど、仕方がない。それより――」
イルミの腕を握っている手に、ゴンは力を込めた。
「もしも今まで望んでいないキルアに、無理矢理人殺しさせていたのなら――お前を許さない」
「許さないか……で、どうする?」
「どうもしないさ。お前達からキルアを連れ戻して、もう会わせない様にするだけだ」
なおも力を込めるゴンに、イルミは【練】をした手を翳す。本能的に危険を察知したゴンは、飛び退いてそれを回避する。
「さて諸君、宜しいかな?ゴンの言った通り、自分の『本当の合格』は自分自身で決めれば良い。また、他人の合格を云々言っても我々は決定を覆すつもりはない。キルアの不合格は変わらんし、お主達の合格も変わらぬ」
「それでは説明会を再開します。まぁ、せっかくですから最初から説明しますね」
豆の様な生物から説明が始まった。
ハンターライセンスの取り扱いについて・再発行はしない旨・カード紛失に関して・最初の試練は『カード』を守る事になる・協会の規定等といった内容だった。
「――さて、以上で説明を終わります。後は貴方方次第です。試練を乗り越えて自身の力を信じて、夢に向かって前進して下さい。ここにいる8名を、新しくハンターとして認定致します!」
「もう好きにして……」
力なく項垂れてみせるナマエの顔を自身の方へと向け、慈しむ様にキスをするヒソカ。
「うん♠もう離さないよ♥」
そう言うと、ヒソカは朝からナマエの身体を味わった。
講習会に何とか間に合い、説明を聞いているナマエ。
そこに大きな音を響かせ、ゴンが入ってきた。視線が一斉にゴンへと集まる。
「ゴン」
レオリオの呼び掛けに応えること無く、ゴンはイルミの元へと歩いて行く。
「キルアに謝れ」
「謝る……?何を?」
「そんな事も判らないの?」
「うん」
「お前に兄貴の資格ないよ」
「兄弟に資格がいるのかな?」
ゴンの言っている事の意味が全く理解出来ないイルミ。
そんなイルミに怒りが込み上げているゴンは、イルミの右腕を掴み持ち上げた。
その行動に、その場にいた受験生は皆驚きを隠せずにいた。
当のイルミはそのまま席から宙へと身体を持ち上げられたが、綺麗に着地する。
「友達になるのにだって資格なんて要らない!!」
ゴンがイルミの腕を握っている手に力を込めると、ビキビキという音を鳴らしてイルミの腕は折れた。
「キルアの所へ行くんだ」
イルミの腕を掴んだまま、ゴンは講習会が行われている部屋を出ようとする。
「もう謝らなくたって良いよ。案内してくれるだけで良い」
「そしてどうする?」
「キルアを連れ戻す」
「まるでキルが誘拐でもされた様な口ぶりだな。あいつは自分の足で此処を出て行ったんだよ」
「でも自分の意志じゃない。お前達に操られてるんだから、誘拐されたも同然だ!」
何かをするつもりなのだろうか、イルミの目が細められた。
「ちょうどその事で議論していた所じゃ、ゴン」
ネテロの声に、ゴンが反応を示した。
「クラピカとレオリオの両方から異議が唱えられてな。キルアの不合格は不当との申し立てを審議中なのじゃよ」
そこでクラピカが席から立ち上がり、再度異議を唱え始めた。それに乗る様に、レオリオも自身の考えを改めて言った。
それに対し、ネテロは全て推測に過ぎない・証拠はないという考えを示す。
そこにポックルがクラピカの合格も不自然だとの意見を述べる。その事でポックルとクラピカが一触即発の事態となった。
「どうだって良いんだ、そんな事」
それまで皆の話を聞いていたゴンが口を開いた。
「人の合格にとやかく言う事なんてない。自分の合格に不満なら、満足出来るまで精進すれば良い。キルアなら、もう一度受験すれば絶対合格出来る。今回落ちた事は残念だけど、仕方がない。それより――」
イルミの腕を握っている手に、ゴンは力を込めた。
「もしも今まで望んでいないキルアに、無理矢理人殺しさせていたのなら――お前を許さない」
「許さないか……で、どうする?」
「どうもしないさ。お前達からキルアを連れ戻して、もう会わせない様にするだけだ」
なおも力を込めるゴンに、イルミは【練】をした手を翳す。本能的に危険を察知したゴンは、飛び退いてそれを回避する。
「さて諸君、宜しいかな?ゴンの言った通り、自分の『本当の合格』は自分自身で決めれば良い。また、他人の合格を云々言っても我々は決定を覆すつもりはない。キルアの不合格は変わらんし、お主達の合格も変わらぬ」
「それでは説明会を再開します。まぁ、せっかくですから最初から説明しますね」
豆の様な生物から説明が始まった。
ハンターライセンスの取り扱いについて・再発行はしない旨・カード紛失に関して・最初の試練は『カード』を守る事になる・協会の規定等といった内容だった。
「――さて、以上で説明を終わります。後は貴方方次第です。試練を乗り越えて自身の力を信じて、夢に向かって前進して下さい。ここにいる8名を、新しくハンターとして認定致します!」