最終試験
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「この勝負、ゴン君の勝ちだね」
そう呟いたナマエの言葉は、ヒソカにしか聞こえなかった。
結果はハンゾーの辞退により、ゴンの勝利となった。が、ゴンはそれを良しとしなかった。
ハンゾーはゴンを殴り飛ばし気絶させ、自身の負けだと宣言した。
「そいつが目覚めたら、きっと合格は辞退するぜ。不合格者はたった1人なんだろ?ゴンが不合格なら、オレ達のこの後の戦いは全て無意味になるんじゃないか?」
「心配御無用。ゴンは合格じゃ。本人が何と言おうと、それは変わらんよ。仮にゴンがゴネてワシを殺したとしても、合格した後で資格が取り消される事はない」
「なる程な」
ネテロの回答に納得したハンゾーは、次の試合を観戦する為に移動した。その時、キルアに何か言われていたが本人は気にする様子がなかった。
第2試合はクラピカ対ヒソカだった。
「ヒソカ、あんまり怪我しないでよ?」
「心配してくれてるのかい?」
「当たり前でしょ」
「くくく♠行ってきます♥」
ヒソカはナマエに軽くキスをすると、前に出た。
暫くクラピカとの戦闘を楽しみ、ヒソカはクラピカに何かを囁くといきなり負けを宣言。
第3試合はハンゾー対ポックル。これはポックルがハンゾーに敵わないと判断し、ハンゾーの勝利で終わった。
第4試合はヒソカ対ボドロ。ヒソカがボドロを文字通りボロボロにし、何かを耳打ちするとボドロが負けを認めた。
第5試合のキルア対ポックルは、キルアが開始早々に戦線離脱を宣言の為、ポックルの勝利。
第6試合はレオリオ対ボドロだったが、ボドロの怪我を理由にレオリオが試合延期を要求。その要求が通った為、先にナマエの試合が開始される事になった。
「ナマエ♣」
「何?」
「気をつけてね♦」
ヒソカが真剣な面持ちでナマエに声を掛けた。
「ん。全力で行って来る」
真剣なヒソカに対し、ナマエも真剣な表情で返した。
「行くよ、【十六夜(イザヨイ)】」
ナマエの言葉に、【十六夜】も鳴いて応える。
「第7試合、ナマエ対ギタラクル!始め!!」
「屠れ!【十六夜】!!」
【空の境界(リアルワールド)】を発動したナマエは、【十六夜】に命令を下す。すると、鷲の姿だった【十六夜】が眩い光を放ち和弓へと変化する。
ナマエは弓を構えるとそのままギタラクルに向かって矢を射る。
その矢を避けた筈のギタラクルだが、矢が当たっていないにも関わらずその体に切り傷が出来ていた。
「ふーん、面白い能力だね。でも、そんなモノじゃオレには勝てないよ」
ギタラクルは鋲を取り出すと、それをナマエに投げつける。
ナマエはギリギリまで鋲の動きを見定めてから避けた。
「へェ。避けれるだけの動体視力はあるんだ」
感心した様にギタラクルは言うが、ナマエの攻撃はここからだった。
「吠えろ!【白夜(ビャクヤ)】!!」
【十六夜】を宙に投げながらナマエが叫ぶと、ナマエの周りに青白い炎が浮かび上がる。
その炎の中から1丁のマスケット銃が出てきた。
それを手に取ると、ナマエはギタラクルに照準を合わせて撃ち込む。
だが、ギタラクルには飛び道具は通用しなかった。
「もうお仕舞い?」
追い詰められていくナマエ。
「素直にギブアップしたら?」
「誰がアンタ相手にギブアップするかよ……唸れ!【十夜(トオヤ)】!!」
マスケット銃を手放し、ギタラクルに向かって行くナマエ。
そこに一陣の風が吹いたかと思うと、ナマエの手には一振りの日本刀が握られていた。
「今度は刀か……芸がないね」
「ほざいてろ!餓狼牙(ガロウガ)ッ!!」
イルミの挑発を聞き流し、ナマエは日本刀を振り下ろす。すると、その刀身から空気が振動し、イルミに向かって鎌鼬が襲い掛かる。
「風よ!吹き荒べ!!」
ナマエの声に呼応し、鎌鼬はその威力を増していく。
ギタラクルはその全てを避けきる事が出来ずに、身体のあちこちに切り傷を増やしていく。
ギタラクルが気づいた時には、ナマエに背後を取られていた。
そう呟いたナマエの言葉は、ヒソカにしか聞こえなかった。
結果はハンゾーの辞退により、ゴンの勝利となった。が、ゴンはそれを良しとしなかった。
ハンゾーはゴンを殴り飛ばし気絶させ、自身の負けだと宣言した。
「そいつが目覚めたら、きっと合格は辞退するぜ。不合格者はたった1人なんだろ?ゴンが不合格なら、オレ達のこの後の戦いは全て無意味になるんじゃないか?」
「心配御無用。ゴンは合格じゃ。本人が何と言おうと、それは変わらんよ。仮にゴンがゴネてワシを殺したとしても、合格した後で資格が取り消される事はない」
「なる程な」
ネテロの回答に納得したハンゾーは、次の試合を観戦する為に移動した。その時、キルアに何か言われていたが本人は気にする様子がなかった。
第2試合はクラピカ対ヒソカだった。
「ヒソカ、あんまり怪我しないでよ?」
「心配してくれてるのかい?」
「当たり前でしょ」
「くくく♠行ってきます♥」
ヒソカはナマエに軽くキスをすると、前に出た。
暫くクラピカとの戦闘を楽しみ、ヒソカはクラピカに何かを囁くといきなり負けを宣言。
第3試合はハンゾー対ポックル。これはポックルがハンゾーに敵わないと判断し、ハンゾーの勝利で終わった。
第4試合はヒソカ対ボドロ。ヒソカがボドロを文字通りボロボロにし、何かを耳打ちするとボドロが負けを認めた。
第5試合のキルア対ポックルは、キルアが開始早々に戦線離脱を宣言の為、ポックルの勝利。
第6試合はレオリオ対ボドロだったが、ボドロの怪我を理由にレオリオが試合延期を要求。その要求が通った為、先にナマエの試合が開始される事になった。
「ナマエ♣」
「何?」
「気をつけてね♦」
ヒソカが真剣な面持ちでナマエに声を掛けた。
「ん。全力で行って来る」
真剣なヒソカに対し、ナマエも真剣な表情で返した。
「行くよ、【十六夜(イザヨイ)】」
ナマエの言葉に、【十六夜】も鳴いて応える。
「第7試合、ナマエ対ギタラクル!始め!!」
「屠れ!【十六夜】!!」
【空の境界(リアルワールド)】を発動したナマエは、【十六夜】に命令を下す。すると、鷲の姿だった【十六夜】が眩い光を放ち和弓へと変化する。
ナマエは弓を構えるとそのままギタラクルに向かって矢を射る。
その矢を避けた筈のギタラクルだが、矢が当たっていないにも関わらずその体に切り傷が出来ていた。
「ふーん、面白い能力だね。でも、そんなモノじゃオレには勝てないよ」
ギタラクルは鋲を取り出すと、それをナマエに投げつける。
ナマエはギリギリまで鋲の動きを見定めてから避けた。
「へェ。避けれるだけの動体視力はあるんだ」
感心した様にギタラクルは言うが、ナマエの攻撃はここからだった。
「吠えろ!【白夜(ビャクヤ)】!!」
【十六夜】を宙に投げながらナマエが叫ぶと、ナマエの周りに青白い炎が浮かび上がる。
その炎の中から1丁のマスケット銃が出てきた。
それを手に取ると、ナマエはギタラクルに照準を合わせて撃ち込む。
だが、ギタラクルには飛び道具は通用しなかった。
「もうお仕舞い?」
追い詰められていくナマエ。
「素直にギブアップしたら?」
「誰がアンタ相手にギブアップするかよ……唸れ!【十夜(トオヤ)】!!」
マスケット銃を手放し、ギタラクルに向かって行くナマエ。
そこに一陣の風が吹いたかと思うと、ナマエの手には一振りの日本刀が握られていた。
「今度は刀か……芸がないね」
「ほざいてろ!餓狼牙(ガロウガ)ッ!!」
イルミの挑発を聞き流し、ナマエは日本刀を振り下ろす。すると、その刀身から空気が振動し、イルミに向かって鎌鼬が襲い掛かる。
「風よ!吹き荒べ!!」
ナマエの声に呼応し、鎌鼬はその威力を増していく。
ギタラクルはその全てを避けきる事が出来ずに、身体のあちこちに切り傷を増やしていく。
ギタラクルが気づいた時には、ナマエに背後を取られていた。