最終試験
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四次試験終了から3日後。ナマエ達受験生を乗せた飛行船は、とあるホテルへと到着していた。
「さて諸君、ゆっくり休めたかな?ここは委員会が経営するホテルじゃが、決勝が終了するまで君達の貸し切りとなっておる」
ホテル内の何も無いホールに集められた受験生達。
その場には、受験生の他に今までの試験官やネテロ、それに四次試験でついて回ってたであろう黒服の男性が受験生と同人数いた。
「最終試験は1対1のトーナメント形式で行う。その組み合わせは、こうじゃ」
ネテロが白い布で覆われたボードから布を外すと、そこには10人の受験番号とその組み合わせが書かれていた。
「「「!!」」」
「「「……」」」
「さて、最終試験のクリア条件だが、至って明確。たった1勝で合格である!!」
「……って事は」
「つまりこのトーナメントは、勝った者が次々抜けていき、敗けた者が上に登っていくシステム!この表の頂点は不合格を意味する訳だ。もうお判りかな?」
「要するに、不合格はたった1人って事か」
「さよう」
ナマエの対戦相手は301番。ギタラクルだった。
「しかも、誰にでも2回以上のチャンスが与えられている。何か質問は?」
「組み合わせが公平でない理由は?」
「うむ。当然の疑問じゃな。この取り組みは、今まで行われた試験の成績を元に決められている。簡単に言えば、成績の良い者にチャンスが多く与えられているという事」
ネテロの発言に、キルアが反応した。
「それって納得出来ないな。もっと詳しく点数のつけ方とか教えてよ」
「ダメじゃ」
「~何でだよ!!」
「採点内容は極秘事項でな。全てを言う訳にはいかん。まあ、やり方位は教えてやろう」
ネテロが審査基準について説明を始めた。
身体能力値・精神能力値・印象値、この3つから成り、印象値が最も重要だと言う。印象値は=ハンターの資質評価との事。
えげつない。ナマエはそう思った。
「戦い方も単純明快。武器OK。反則無し。相手に『参った』と言わせれば勝ち!ただし、相手を死に至らしめてしまった者は即失格!その時点で残りの者が合格。試験は終了じゃ。良いな」
「それでは、最終試験を開始する!!」
いよいよ最終試験が始まった。ナマエは壁に凭れて試合を観戦する事にし、ヒソカから離れようとした。
「ナマエ♦」
「ん?」
「ボクから離れないでおくれ♣」
「あー……なら、ヒソカもくればいいんじゃない?」
「うん♥」
結局、ヒソカと共に壁に凭れる事となったナマエ。
「それでは、最終試験を開始する!!第一試合、ハンゾー対ゴン。私、立会人を務めさせて頂きますマスタです。よろしく」
ハンゾーという忍者とゴンの試合が始まった。
試合を見ていて思ったが、ハンゾーは忍者のくせにかなりのお喋りだ。ナマエのイメージでは、忍者は寡黙な【人】であったにも関わらず、目の前のハンゾーという忍者はお喋り過ぎる。
この試合は気絶でのカウント無し。TKOも無し。相手に『参った』と言わせない限り、勝利にはならない。
試合はハンゾーの圧勝の様に思われた。それだけ、ハンゾーとゴンの力の差は歴然だったのだ。
それでもゴンはギブアップしなかった。
3時間経ち、血反吐も出なくなった頃にレオリオがキレた。
しかし、立会人に手を出せばゴンが失格になると言われ、仕方が無しに引き下がる。
それからゴンは左腕を折られたが、それでも『参った』とは言わなかった。
「脚を切り落とす。2度と着かない様に。取り返しのつかない傷口を見れば、お前も解るだろう。だが、その前に最後の頼みだ。『参った』と言ってくれ」
暗器を取り出しながら、ハンゾーはゴンに選択を迫った。
「それは困る!!」
ゴンは脚を切られるのも、降参するのも嫌だと言い張った。
これには一瞬会場内が静まり返るも、直ぐに周りから笑い声が漏れだした。
「くっ……くっく♦」
「まったく……なんてコなんだか…………」
ナマエは呆れていた。
ゴンは周りを引き込むオーラを持っている。それがここに来て発揮されたのだ。
「さて諸君、ゆっくり休めたかな?ここは委員会が経営するホテルじゃが、決勝が終了するまで君達の貸し切りとなっておる」
ホテル内の何も無いホールに集められた受験生達。
その場には、受験生の他に今までの試験官やネテロ、それに四次試験でついて回ってたであろう黒服の男性が受験生と同人数いた。
「最終試験は1対1のトーナメント形式で行う。その組み合わせは、こうじゃ」
ネテロが白い布で覆われたボードから布を外すと、そこには10人の受験番号とその組み合わせが書かれていた。
「「「!!」」」
「「「……」」」
「さて、最終試験のクリア条件だが、至って明確。たった1勝で合格である!!」
「……って事は」
「つまりこのトーナメントは、勝った者が次々抜けていき、敗けた者が上に登っていくシステム!この表の頂点は不合格を意味する訳だ。もうお判りかな?」
「要するに、不合格はたった1人って事か」
「さよう」
ナマエの対戦相手は301番。ギタラクルだった。
「しかも、誰にでも2回以上のチャンスが与えられている。何か質問は?」
「組み合わせが公平でない理由は?」
「うむ。当然の疑問じゃな。この取り組みは、今まで行われた試験の成績を元に決められている。簡単に言えば、成績の良い者にチャンスが多く与えられているという事」
ネテロの発言に、キルアが反応した。
「それって納得出来ないな。もっと詳しく点数のつけ方とか教えてよ」
「ダメじゃ」
「~何でだよ!!」
「採点内容は極秘事項でな。全てを言う訳にはいかん。まあ、やり方位は教えてやろう」
ネテロが審査基準について説明を始めた。
身体能力値・精神能力値・印象値、この3つから成り、印象値が最も重要だと言う。印象値は=ハンターの資質評価との事。
えげつない。ナマエはそう思った。
「戦い方も単純明快。武器OK。反則無し。相手に『参った』と言わせれば勝ち!ただし、相手を死に至らしめてしまった者は即失格!その時点で残りの者が合格。試験は終了じゃ。良いな」
「それでは、最終試験を開始する!!」
いよいよ最終試験が始まった。ナマエは壁に凭れて試合を観戦する事にし、ヒソカから離れようとした。
「ナマエ♦」
「ん?」
「ボクから離れないでおくれ♣」
「あー……なら、ヒソカもくればいいんじゃない?」
「うん♥」
結局、ヒソカと共に壁に凭れる事となったナマエ。
「それでは、最終試験を開始する!!第一試合、ハンゾー対ゴン。私、立会人を務めさせて頂きますマスタです。よろしく」
ハンゾーという忍者とゴンの試合が始まった。
試合を見ていて思ったが、ハンゾーは忍者のくせにかなりのお喋りだ。ナマエのイメージでは、忍者は寡黙な【人】であったにも関わらず、目の前のハンゾーという忍者はお喋り過ぎる。
この試合は気絶でのカウント無し。TKOも無し。相手に『参った』と言わせない限り、勝利にはならない。
試合はハンゾーの圧勝の様に思われた。それだけ、ハンゾーとゴンの力の差は歴然だったのだ。
それでもゴンはギブアップしなかった。
3時間経ち、血反吐も出なくなった頃にレオリオがキレた。
しかし、立会人に手を出せばゴンが失格になると言われ、仕方が無しに引き下がる。
それからゴンは左腕を折られたが、それでも『参った』とは言わなかった。
「脚を切り落とす。2度と着かない様に。取り返しのつかない傷口を見れば、お前も解るだろう。だが、その前に最後の頼みだ。『参った』と言ってくれ」
暗器を取り出しながら、ハンゾーはゴンに選択を迫った。
「それは困る!!」
ゴンは脚を切られるのも、降参するのも嫌だと言い張った。
これには一瞬会場内が静まり返るも、直ぐに周りから笑い声が漏れだした。
「くっ……くっく♦」
「まったく……なんてコなんだか…………」
ナマエは呆れていた。
ゴンは周りを引き込むオーラを持っている。それがここに来て発揮されたのだ。