秘密
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それから最終試験が始まるまで、ヒソカはナマエの傍から離れようとはしなかった。自身に割り当てられた部屋に戻る事もなく、常にナマエの部屋に入り浸っており、眠る時はその腕にナマエを抱いていた。
目が覚めたナマエが最初に目にする物は、いつだってヒソカの穏やかな笑顔であった。
「おはよ」
「おはよう♥」
「……いつもヒソカが先に起きてるけど、ちゃんと寝てるの?」
「寝てるさ♣」
「いつ?」
「キミより遅く寝て、キミより早く起きてるだけ♠」
ヒソカの答えに何処か満足出来ない部分はあるが、とりあえず起き上がろうと思ったナマエ。
しかし、ヒソカはナマエを抱いている腕を離そうとしなかった。
「何?」
「おはようのキスがまだだよ♦」
「あぁ……おはよう、ヒソカ」
言うなり、ナマエはヒソカの額にキスをする。しかし、ヒソカは満足せずに文句を言ってきた。
「そこじゃないよ♠ここ♥」
ヒソカはナマエの唇にキスをすると、『おはよう♦』と言いながら腕を離した。
「もうすぐ最終試験の会場に着くらしいよ♣」
「え?嘘!?何で起こしてくれなかったの?!」
慌てて飛び起き、服を着替え始めるナマエ。ヒソカは喉の奥でクツクツ笑いながら、それを見守った。
「ヒソカも着替えなよ!」
「うん♥」
ナマエに促され、ヒソカも着替え始める。その時にヒソカの背中に大きな刺青がある事を見つける。
「ソレって……ヒソカ、幻影旅団の団員だったの?」
「ああ、コレかい?」
ナマエの視線が自身の背中に向けられている事を確認し、ヒソカはその背に手を掛けた。するとみるみる内にその刺青は剥がれて、何も無い背中とヒソカに握られた無地のハンカチがそこに現れる。
「どういう……事?」
「ボクの秘密の1つさ♦」
ハンカチをひらひらさせながら、ヒソカは続けた。
「ボクの【念能力】で作ったニセ物さ♠」
悪びれも無く言うと、ヒソカはまた刺青を元に戻した。
ナマエの見ている前であっという間に元に戻ったヒソカの背中。そこには先程の様に、数字の4が描かれた大きな蜘蛛が巣食っていた。
「さ、行こうか♥」
ナマエはヒソカに手を引かれ、部屋を後にする。
目が覚めたナマエが最初に目にする物は、いつだってヒソカの穏やかな笑顔であった。
「おはよ」
「おはよう♥」
「……いつもヒソカが先に起きてるけど、ちゃんと寝てるの?」
「寝てるさ♣」
「いつ?」
「キミより遅く寝て、キミより早く起きてるだけ♠」
ヒソカの答えに何処か満足出来ない部分はあるが、とりあえず起き上がろうと思ったナマエ。
しかし、ヒソカはナマエを抱いている腕を離そうとしなかった。
「何?」
「おはようのキスがまだだよ♦」
「あぁ……おはよう、ヒソカ」
言うなり、ナマエはヒソカの額にキスをする。しかし、ヒソカは満足せずに文句を言ってきた。
「そこじゃないよ♠ここ♥」
ヒソカはナマエの唇にキスをすると、『おはよう♦』と言いながら腕を離した。
「もうすぐ最終試験の会場に着くらしいよ♣」
「え?嘘!?何で起こしてくれなかったの?!」
慌てて飛び起き、服を着替え始めるナマエ。ヒソカは喉の奥でクツクツ笑いながら、それを見守った。
「ヒソカも着替えなよ!」
「うん♥」
ナマエに促され、ヒソカも着替え始める。その時にヒソカの背中に大きな刺青がある事を見つける。
「ソレって……ヒソカ、幻影旅団の団員だったの?」
「ああ、コレかい?」
ナマエの視線が自身の背中に向けられている事を確認し、ヒソカはその背に手を掛けた。するとみるみる内にその刺青は剥がれて、何も無い背中とヒソカに握られた無地のハンカチがそこに現れる。
「どういう……事?」
「ボクの秘密の1つさ♦」
ハンカチをひらひらさせながら、ヒソカは続けた。
「ボクの【念能力】で作ったニセ物さ♠」
悪びれも無く言うと、ヒソカはまた刺青を元に戻した。
ナマエの見ている前であっという間に元に戻ったヒソカの背中。そこには先程の様に、数字の4が描かれた大きな蜘蛛が巣食っていた。
「さ、行こうか♥」
ナマエはヒソカに手を引かれ、部屋を後にする。