四次試験
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ヒソカの後を追いかけて森の中を走る事数分。ヒソカが見つけた人物の前に出る事となった。
「や♦」
ヒソカが見つけた人物は、クラピカとレオリオだった。
「実は2点分のプレートが欲しいんだ♣キミ達のプレートをくれないか?」
「何だと?巫山戯るんじゃねーぜ。誰が……」
「レオリオ!」
怒りを露わにするレオリオを、クラピカは止めた。
「今、2点分と言ったな。つまり、我々はお前とナマエさんの獲物ではないという事だな?」
「質問しているのはボクだ♠プレートをくれるのか?くれないのか?」
「条件次第だ」
一瞬の沈黙が4人を包む。
ナマエは近くの木に寄り掛かって、ヒソカの出方を見ている。
「我々は今、4枚のプレートを所持している。1枚は私の、1枚は私の獲物から奪ったプレート。そしてもう1枚は我々にとって1点にしかならないプレート。最後にレオリオのプレート。この中でお前とナマエさんの獲物ナンバーである可能性があるのは2枚だけ。私のプレートか、我々には1点分にしかならない番号のプレート」
ヒソカは何も言わず、クラピカに先を促している。
「レオリオのナンバーは403番。これを狙っていたのが16番のトンパ。そして私の獲物だったのが16番だ。獲物が重なる事はないから……」
「確かにその2つはボクとナマエの獲物じゃないね♣それで?」
ヒソカは一歩踏み出した。
ナマエはヒソカが問題行動を起こそうとしたら止めようと身構える。
「問題はこちらの2枚だ。まず我々にとっては1点分にしかならないプレート。このプレートだけで良いなら譲ろう。私のプレートは渡せない。もちろん、他の2枚もやれない。もしも力ずくでというならば、今度は相手になろう」
そう言うと、クラピカは荷物をおいて武器を構えた。それに倣い、レオリオもナイフを構える。
「くくくくくくくくく♥」
右手で顔を覆い笑い出すヒソカ。一頻り笑うと、指の隙間からクラピカとレオリオを覗き見る。
「ちなみに、キミの番号は?」
「404番」
「それも違うね♣ボクとナマエの獲物じゃない♠いいだろう♦交渉成立♣当たりかもしれないし、残りの1枚だけでいい♦」
「此処に置く」
クラピカは手近な木の裂け目に1枚のプレートを差しこんだ。
「安心しなよ♥暫く此処から動かないから♦」
クラピカとレオリオがその場から完全にいなくなるのを確認し、ヒソカは呟くように言った。
「くっく……たった数日で見違える程成長する……♠だが、まだまだ♣」
ナマエからその表情は見えないが、ヒソカは声からして笑みを湛えているのだろう。
当のヒソカは、クラピカが置いて行ったプレートを取る為に歩き出した。
「しかし、青い果実ってのはどうしてああも美味しそうなんだろうねェ……♥」
クラピカが置いて行ったプレートは118番だった。
「うーん、残念♥これもハズレか♦あと1点……♣」
その時、ヒソカから禍々しい殺気が放たれ、木々に止まっていた鳥はおろか【十六夜】までもが怯え出した。
「ヒソカ!?」
「も~、やだなァ♠あの2人のせいで、欲情してきちゃったよ……♣」
舌舐めずりをしながら、ヒソカは呟き続けた。
「静めなきゃ♦」
「ヒソカ?」
ナマエがヒソカの名を呼ぶも、全く反応が返ってこない。
そんなヒソカの反応に恐怖を感じ、ナマエは堪らずヒソカに抱きつく。
しかし、抱き締め返してくれはするものの、ヒソカの心はここにあらず。
暫くその状態でいたが、やがてヒソカはナマエを抱いていた腕を離し、動き出した。
「よし、行くか♦」
ヒソカの殺気は収まったものの、その形相はナマエには見せた事の無いモノになっていた。
「ナマエは此処にいた方がいいよ♣」
いつものヒソカとは違い、冷たい声。突き放された。そんな気がした。
「や……だ……置いてかないで…………」
泣きたいのを堪えて、ナマエはヒソカの後を追った。
「や♦」
ヒソカが見つけた人物は、クラピカとレオリオだった。
「実は2点分のプレートが欲しいんだ♣キミ達のプレートをくれないか?」
「何だと?巫山戯るんじゃねーぜ。誰が……」
「レオリオ!」
怒りを露わにするレオリオを、クラピカは止めた。
「今、2点分と言ったな。つまり、我々はお前とナマエさんの獲物ではないという事だな?」
「質問しているのはボクだ♠プレートをくれるのか?くれないのか?」
「条件次第だ」
一瞬の沈黙が4人を包む。
ナマエは近くの木に寄り掛かって、ヒソカの出方を見ている。
「我々は今、4枚のプレートを所持している。1枚は私の、1枚は私の獲物から奪ったプレート。そしてもう1枚は我々にとって1点にしかならないプレート。最後にレオリオのプレート。この中でお前とナマエさんの獲物ナンバーである可能性があるのは2枚だけ。私のプレートか、我々には1点分にしかならない番号のプレート」
ヒソカは何も言わず、クラピカに先を促している。
「レオリオのナンバーは403番。これを狙っていたのが16番のトンパ。そして私の獲物だったのが16番だ。獲物が重なる事はないから……」
「確かにその2つはボクとナマエの獲物じゃないね♣それで?」
ヒソカは一歩踏み出した。
ナマエはヒソカが問題行動を起こそうとしたら止めようと身構える。
「問題はこちらの2枚だ。まず我々にとっては1点分にしかならないプレート。このプレートだけで良いなら譲ろう。私のプレートは渡せない。もちろん、他の2枚もやれない。もしも力ずくでというならば、今度は相手になろう」
そう言うと、クラピカは荷物をおいて武器を構えた。それに倣い、レオリオもナイフを構える。
「くくくくくくくくく♥」
右手で顔を覆い笑い出すヒソカ。一頻り笑うと、指の隙間からクラピカとレオリオを覗き見る。
「ちなみに、キミの番号は?」
「404番」
「それも違うね♣ボクとナマエの獲物じゃない♠いいだろう♦交渉成立♣当たりかもしれないし、残りの1枚だけでいい♦」
「此処に置く」
クラピカは手近な木の裂け目に1枚のプレートを差しこんだ。
「安心しなよ♥暫く此処から動かないから♦」
クラピカとレオリオがその場から完全にいなくなるのを確認し、ヒソカは呟くように言った。
「くっく……たった数日で見違える程成長する……♠だが、まだまだ♣」
ナマエからその表情は見えないが、ヒソカは声からして笑みを湛えているのだろう。
当のヒソカは、クラピカが置いて行ったプレートを取る為に歩き出した。
「しかし、青い果実ってのはどうしてああも美味しそうなんだろうねェ……♥」
クラピカが置いて行ったプレートは118番だった。
「うーん、残念♥これもハズレか♦あと1点……♣」
その時、ヒソカから禍々しい殺気が放たれ、木々に止まっていた鳥はおろか【十六夜】までもが怯え出した。
「ヒソカ!?」
「も~、やだなァ♠あの2人のせいで、欲情してきちゃったよ……♣」
舌舐めずりをしながら、ヒソカは呟き続けた。
「静めなきゃ♦」
「ヒソカ?」
ナマエがヒソカの名を呼ぶも、全く反応が返ってこない。
そんなヒソカの反応に恐怖を感じ、ナマエは堪らずヒソカに抱きつく。
しかし、抱き締め返してくれはするものの、ヒソカの心はここにあらず。
暫くその状態でいたが、やがてヒソカはナマエを抱いていた腕を離し、動き出した。
「よし、行くか♦」
ヒソカの殺気は収まったものの、その形相はナマエには見せた事の無いモノになっていた。
「ナマエは此処にいた方がいいよ♣」
いつものヒソカとは違い、冷たい声。突き放された。そんな気がした。
「や……だ……置いてかないで…………」
泣きたいのを堪えて、ナマエはヒソカの後を追った。